
院長:泉お気軽にご相談ください!


当院でも鍼灸や整体を受けられた患者様から、まれに以下のような声をいただくことがあります。
これらは、いわゆる「好転反応」と呼ばれるもので、多くの場合は身体が回復へ向かう過程で一時的に起こる自然な反応です。今回は、この「好転反応」について詳しくご説明します。
好転反応とは、施術によって体内のバランスが整い始めたときに、一時的に現れる身体の変化のことを指します。
東洋医学では、「滞り」が改善されて体が動き始めた証拠とも考えられています。血流や気の流れが良くなることで、溜まっていた老廃物や疲労物質が動き出し、それにより以下のような症状が一時的に現れることがあります。
体が緊張から解放され、自律神経のバランスが整い始める過程で、一時的に全身が重だるく感じられることがあります
副交感神経が優位になり、身体がリラックス状態に入るため眠くなることがあります。回復に必要なサインです
筋肉や関節が正しい位置に戻ろうとする際、一時的に普段使わない筋肉に負荷がかかることで痛みが出ることがあります
血流が良くなり代謝が上がることで、軽い発熱や微熱が出ることがあります。多くは半日〜2日で落ち着きます
老廃物の排出が進むことで、便通が良くなったり尿量が増えることがあります。デトックスの一環と考えられます
血行が良くなることで発汗が促されたり、手足が温かく感じるようになることがあります。冷え性の方に多く見られます
自律神経やホルモンバランスの変化により、感情が揺れることがあります。過去の感情が浮かぶ場合もあります
いずれも通常は1~3日以内に自然と落ち着いていきます。この期間を過ぎても症状が長引く、もしくは不快感が強い場合は、遠慮なくご相談ください。
以下のような体内の変化が関係しています。
特に、慢性的な不調を抱えていた方や初めての施術の方に多く見られます。
心と体をゆるめる時間を意識してとってみてください。


好転反応は決して「悪いもの」ではありません。むしろ、体が変わろうとしているサインとも言えます。ただし、すべての方に起こるわけではありませんし、起こらないことが効果がないという意味ではありません。
当院では刺激の少ないやさしいツボ治療を行っているため、このような好転反応が出ることはまれですが、万が一感じられても心配は不要です。お身体が整っていく過程での自然な反応として、どうぞ安心してお過ごしください。