起立性調節障害

起立性調節障害の症例報告

起立性調節障害とは

起立性調節障害とは、自律神経のバランスが崩れることで、立ち上がった時に血圧が急激に低下し、めまいやふらつき、失神などの症状が現れる状態です。

特に朝の起床時や長時間立っている時に症状が強く出やすく、午前中につらい症状が出て、午後から夕方にかけて徐々に改善するという日内変動が特徴的です。

日本小児科学会の2016年の資料によると、軽症例も含めると中高生の約10%に起立性調節障害が見られるとされています。全国の中高生の各学年に約12万人、中高生全体では約70万人いると推定されています。

特に重症で不登校状態に陥る例は約1%で、全国で約7万人と推定されています。女子は男子より2割ほど多く、小学校高学年から増え始め、中学生で急増する傾向があります。

起立性調節障害を放置すると、自律神経の循環調節に影響が出て、脳や上半身への血流低下が悪化します。その結果、午前中だけだった症状が一日中続くようになり、起き上がることさえ困難になって日常生活に大きな支障をきたします。

学校を欠席しがちになり、長期的な不登校状態に陥ることで学業の遅れや友人関係の悪化を招き、自己肯定感の低下や将来への不安が強まります。さらに、成人以降も症状が続くケースが約40%あるという報告もあり、社会生活や就職にも影響を及ぼす可能性があります。

起立性調節障害の原因

開院以来、当院には起立性調節障害でお困りの方が多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、起立性調節障害の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

次のようなものが起立性調節障害の原因として挙げられます。

起立性調節障害はこれらの複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

当院にも起立性調節障害でお困りの方が多く来院されますが、病院で検査を受けても「異常なし」と言われてしまうケースは少なくありません。だからこそ、根本改善のためには、自律神経のバランス、血圧調整機能、睡眠リズムやホルモンバランスなど、身体全体を丁寧にみていく検査が重要になります。、身体全体を丁寧にみていく検査が重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

起立性調節障害でお悩みなら、充実した検査と豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

起立性調節障害の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

薬を処方されても効果が現れるまでに時間がかかり、なかなか症状が改善しないケースが少なくありません。また、薬の効果には個人差があり、副作用の可能性もあります。根本的に自律神経を直接整える薬剤はないため、対症療法にとどまることが多いです。

生活指導

規則正しい生活習慣の確立は理想的ですが、実際には症状のために朝起きられないという悪循環に陥りやすく、本人の努力だけでは改善が難しいことがあります。

特に思春期の子どもにとって、生活習慣を変えることは大きなストレスになることもあります。

環境調整

学校や周囲の理解を得ることが難しく、「怠けている」という誤解を受けやすいため、環境調整が十分に行われないことがあります。また、保護者自身も不安や焦りを抱えていると、適切なサポートが難しくなります。

起立性調節障害を改善するために

起立性調節障害を改善するためには、まずその原因を丁寧に分析することが何より大切です。

単なる心理的ストレスにとどまらず、血圧や脈拍の調節機能の低下、首や背中まわりの筋緊張、心臓への血流調整の問題、脳の興奮状態、自律神経の乱れ、ホルモンバランスの変化、鉄分不足や栄養バランスの乱れ、慢性的な不安感や過敏なストレス反応などさまざまな要因が関係しているケースが多く見受けられます。

だからこそ、起立性調節障害の根本改善を目指すには、原因を正しく見極めることが欠かせません。的外れな対処を続けていても、症状の改善は難しいのです。

当院では、起立性調節障害の原因を 内因性ストレス・外因性ストレス・その他のストレス の観点から多角的に分析します。

内因性ストレス（喜・怒・憂・思・悲・恐・驚といった感情の影響）、外因性ストレス（気候や環境要因）、さらには暴飲暴食や過労などの生活習慣も考慮し、根本的な改善を目指します。

過去の改善事例と照らし合わせながら、一人ひとりに最適な施術プランをご提案し、最短での回復をサポートします。

当院の特徴

当院では 国家資格を持つ鍼灸師が施術を担当し、専門的な知識と技術で患者様の症状に向き合います。施術は優しいツボ治療 を中心に行い、身体への負担を最小限に抑えながら、自然な回復を促します。

また、無理に強い刺激を与えずに効果を引き出す施術を大切にしており、鍼が初めての方や刺激が苦手な方にも安心して受けていただけます。

症状の根本原因を見極め、適切な施術を行うことで、身体のバランスを整え、不調の改善を目指します。

当院で起立性調節障害が改善する理由

30年で17万人以上の施術実績が、その効果を裏付けています。

起立性調節障害の多くは、身体的・精神的・社会的・化学的など、さまざまなストレスが関係しています。

当院では、寿楽堂独自の気診を用いた鍼灸整体施術により、こころと身体の両面を施術し、症状の根本改善を目指します。

起立性調節障害のQ＆A

起立性調節障害は自然に治りますか？

軽症の場合は適切な生活習慣の改善と東洋医学的なアプローチで2〜3ヶ月で改善することもあります。しかし、重症例では回復に時間がかかることが多いです。

起立性調節障害の人がやってはいけないことはありますか？

急に立ち上がる動作や長時間の立位保持は避けるべきです。また、睡眠リズムを乱す夜更かしや、過度なスマホ使用も控えましょう。過度な運動や無理な登校も症状を悪化させることがあります。東洋医学的には、気の流れを乱す行動を避けることが大切です。

起立性調節障害と睡眠障害は関係がありますか？

深い関係があります。起立性調節障害の方は睡眠相後退型の睡眠リズム障害を合併することが多く、20歳未満では70%が睡眠障害を併発するという報告もあります。

当院では睡眠と自律神経の関係に着目し、両方を同時に整える施術を行っています。

起立性調節障害は大人になっても続きますか？

約40%の方は成人以降も症状が続くという報告があります。しかし、適切な治療と生活習慣の改善によって症状をコントロールすることは可能です。

東洋医学的なアプローチで自律神経のバランスを根本から整えることで、長期的な改善が期待できます。

学校を休みがちになった場合、どのように対応すればよいですか？

まずは無理をせず、体調を優先することが大切です。学校には診断書を提出し、理解を求めましょう。

当院では学校や保護者との連携も重視し、段階的な登校計画の提案や、心身の状態に合わせた生活リズムの調整をサポートしています。

起立性調節障害が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院で鍼灸気功整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、起立性調節障害の方に対し、全身のバランスを整える施術を行い、日常生活の質の向上をサポートしています。鍼灸整体の施術により、身体の巡りを整え、自然な回復を促すことで、痛みの軽減を目指します。

起立性調節障害でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

起立性調節障害が改善し、
不調が楽になったそう！