パニック障害

パニック障害の症例報告

パニック障害とは

パニック障害とは、突然理由もなく訪れる恐怖や強い不安によって、動悸やめまい、発汗、息苦しさ、胸部の不快感などの身体症状を伴うパニック発作を繰り返し経験する状態です。

パニック障害の特徴は、「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」の3つの症状です。パニック発作を経験した後、「また発作が起きるのではないか」という予期不安を抱え、発作が起きた場所や状況を避けるようになります。

パニック障害の有病率については、日本では人口の約2～4%（100人中2～4人）と言われており、全国で約200～400万人の方がこの疾患で苦しんでいると推定されています。

厚生労働省の調査によれば、パニック障害を含む不安障害は、うつ病に次いで多い精神疾患の一つです。しかし、症状があっても受診していない方も多く、実際の患者数はさらに多いと考えられています。

パニック障害を放置すると、症状が慢性化・悪化し、日常生活の質が著しく低下する恐れがあります。最初は特定の状況でのみ起こっていた発作が、徐々に様々な場面で発生するようになり、予期不安から外出を避けるようになります。その結果、行動範囲が狭まり、仕事や学校、買い物など日常的な活動にも支障をきたすようになります。

また、発作への恐怖から常に緊張状態が続き、睡眠障害や集中力低下、疲労感などの二次的な症状も現れます。さらに、社会的孤立や自己評価の低下から、うつ病を併発するリスクも高まります。実際、パニック障害の患者さんの約50～65%がうつ病を併発するとの報告もあります。

パニック障害の原因

開院以来、当院にはパニック障害でお困りの方が多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、パニック障害の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

次のようなものがパニック障害の原因として挙げられます。

パニック障害はこれらの複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

当院にもパニック障害でお困りの方が多く来院されますが、病院で検査を受けても「異常なし」と言われてしまうケースは少なくありません。だからこそ、根本改善のためには、身体のバランス、呼吸のクセ、自律神経の状態など、身体全体を丁寧にみていく検査が重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

パニック障害でお悩みなら、充実した検査と豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

パニック障害の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

症状を抑える効果はありますが、副作用の問題があります。抗不安薬は眠気やふらつき、集中力低下などの副作用があり、長期使用すると依存性のリスクも高まります。

また、効果に個人差があり、薬が合わない場合は別の薬に変更する試行錯誤が必要なこともあります。

認知行動療法

効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な取り組みが必要です。また、恐怖を感じる状況に徐々に慣れていく過程では一時的に不安が高まることもあり、途中で挫折してしまう方もいます。

リラクゼーション法

習得して効果を実感するまでには練習が必要で、発作が起きている最中に実践するのは難しいこともあります。また、重度のパニック発作には対処しきれないケースもあります。

生活習慣の改善

現代社会の忙しい生活の中で実践し続けることが困難な場合が多いです。特に仕事や家庭の事情で規則正しい生活を送ることができない方にとっては、理想と現実のギャップに悩むことになります。

パニック障害を改善するために

パニック障害を改善するためには、まずその原因を丁寧に分析することが何より大切です。単なる心理的ストレスにとどまらず、自律神経の乱れ、過去のトラウマ、慢性的な不安感、ホルモンバランスの変化、過呼吸の癖、生活リズムの乱れなど、さまざまな要因が関係しているケースが多く見受けられます。

だからこそ、パニック障害の根本改善を目指すには、原因を正しく見極めることが欠かせません。的外れな対処を続けていても、症状の改善は難しいのです。

当院では、パニック障害の原因を 内因性ストレス・外因性ストレス・その他のストレス の観点から多角的に分析します。

内因性ストレス（喜・怒・憂・思・悲・恐・驚といった感情の影響）、外因性ストレス（気候や環境要因）、さらには暴飲暴食や過労などの生活習慣も考慮し、根本的な改善を目指します。

過去の改善事例と照らし合わせながら、一人ひとりに最適な施術プランをご提案し、最短での回復をサポートします。

当院の特徴

当院では 国家資格を持つ鍼灸師が施術を担当し、専門的な知識と技術で患者様の症状に向き合います。施術は優しいツボ治療 を中心に行い、身体への負担を最小限に抑えながら、自然な回復を促します。

また、無理に強い刺激を与えずに効果を引き出す施術を大切にしており、鍼が初めての方や刺激が苦手な方にも安心して受けていただけます。

症状の根本原因を見極め、適切な施術を行うことで、身体のバランスを整え、不調の改善を目指します。

当院でパニック障害が改善する理由

30年で17万人以上の施術実績が、その効果を裏付けています。

パニック障害の多くは、身体的・精神的・社会的・化学的など、さまざまなストレスが関係しています。

当院では、寿楽堂独自の気診を用いた鍼灸整体施術により、こころと身体の両面を施術し、症状の根本改善を目指します。

パニック障害のQ＆A

パニック障害は自然に治りますか？

完全に自然治癒することは稀ですが、適切な対処法を身につけることで症状をコントロールできるようになります。

当院では東洋医学の知恵を活かした「気診」による検査で原因を特定し、鍼灸気功整体を統合した施術で自律神経のバランスを整えます

パニック障害の人がやってはいけないことは？

カフェインの過剰摂取、アルコールや喫煙、不規則な生活習慣は避けるべきです。また、発作への恐怖から過度に行動を制限することも、かえって症状を悪化させることがあります。

パニック発作が起きたらどうすればいいですか？

まず安全な場所に移動し、ゆっくりと深呼吸を心がけましょう。「この発作は必ず収まる」と自分に言い聞かせることも大切です。

当院では「百会」や「内関」などのツボもお伝えしています。これらは自律神経を整え、発作を和らげる効果があります。

パニック障害と自律神経失調症の違いは何ですか？

パニック障害は突然の激しい発作が特徴で、発作への恐怖から行動制限が生じます。一方、自律神経失調症はより慢性的で多様な症状（めまい、疲労感、不眠など）が持続的に現れます。

当院では東洋医学の「気・血・水」の考え方に基づき、両者の違いを見極めながら、それぞれに適した施術を行っています。どちらも自律神経の乱れが関与しているため、根本的なアプローチが重要です。

鍼灸治療はパニック障害に効果がありますか？

はい、非常に効果的です。鍼灸治療は自律神経のバランスを整え、セロトニンなどの神経伝達物質の分泌を促進する作用があります。

特に当院の「優しいツボ施術」は患者さんの負担が少なく効果的です。30年で17万人以上の施術実績から、多くのパニック障害の患者さんが症状の改善を実感されています。薬物療法では対処しきれない根本的な原因にアプローチできるのが鍼灸治療の強みです。

パニック障害が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院で鍼灸気功整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、パニック障害の方に対し、全身のバランスを整える施術を行い、日常生活の質の向上をサポートしています。鍼灸整体の施術により、身体の巡りを整え、自然な回復を促すことで、痛みの軽減を目指します。

パニック障害でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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