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コロナ感染後に子宮周辺が痛い方へ|後遺症の原因と鍼灸による改善法

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最近、身体の調子で気になることはありませんか。新型コロナウイルスに感染してから、子宮のあたりがチクチク痛んだり、下腹部に重苦しさを感じたりする女性が増えています。婦人科で検査を受けても特に異常は見つからず、原因がはっきりしないまま不安な日々を過ごされている方も少なくありません。

実は感染後の身体には、目に見えない変化が起きていることがあります。痛みや違和感は、あなたの身体からの大切なサインかもしれません。この記事では30年以上の臨床経験を持つ鍼灸師の視点から、感染後に起こる子宮周辺の痛みについて詳しくお伝えしていきます。

あなたも同じような症状で困っていませんか。一人で悩まず、まずは原因を知ることから始めましょう。

コロナ感染後に子宮周辺が痛くなる理由

新型コロナウイルスに感染した後、多くの女性が経験している子宮周辺の痛みや不調には、いくつかの医学的な理由が考えられます。西洋医学と東洋医学の両面から、その原因を探っていきましょう。感染後の身体の変化が、女性特有の部位にどのような影響を及ぼしているのか理解することで、適切な対処法が見えてきます。

月経周期への影響と痛みの関係

コロナ感染後、約20パーセントの女性が月経に関する異変を経験していることが報告されています。月経周期が乱れたり、いつもより生理痛が強くなったり、下腹部の痛みが長引いたりする症状が典型的です。これは一時的なものと考えられがちですが、数ヶ月にわたって続くケースも珍しくありません。

ウイルス感染によって引き起こされる全身の炎症反応が、子宮内膜にも影響を及ぼすことが分かってきました。通常であれば規則正しく機能している子宮内膜のサイクルが、炎症によって乱されてしまうのです。その結果、月経時の痛みが増したり、月経以外の時期にも下腹部の違和感が続いたりします。

東洋医学では、この状態を気血の巡りが滞った状態と捉えます。身体のエネルギーである気と、栄養を運ぶ血がスムーズに流れなくなると、痛みや不調として現れるという考え方です。

免疫システムと炎症反応の関わり

コロナウイルスが体内に侵入すると、免疫システムが活発に働いて炎症物質を放出します。この炎症反応は本来、ウイルスを排除するために必要なものです。しかし感染が治まった後も、身体の中で炎症が続いてしまうことがあります。

子宮や卵巣といった生殖器系は、ホルモンバランスと密接に関係しています。炎症が長引くことで、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が増え、それが女性ホルモンのバランスを崩す要因となります。ホルモンバランスの乱れは、子宮周辺の痛みや不快感を引き起こす大きな原因の一つです。

さらに免疫系の過剰な反応が、本来攻撃すべきでない自分の組織まで攻撃してしまうケースもあります。これにより子宮内膜や卵巣に微細な炎症が起こり、慢性的な痛みにつながることがあるのです。

自律神経の乱れが及ぼす影響

感染後に多くの方が経験する自律神経の失調も、子宮周辺の痛みと深く関係しています。自律神経は交感神経と副交感神経のバランスで成り立っていますが、このバランスが崩れると身体のあらゆる機能に影響が出ます。

交感神経が優位になりすぎると、血管が収縮して血流が悪くなります。子宮周辺の血流が低下すると、組織に十分な酸素や栄養が届かなくなり、痛みや冷えとして感じられるようになります。特に月経時には子宮が収縮する必要があるため、血流不足は生理痛を悪化させる要因となるのです。

全身の倦怠感や不眠、動悸といった症状と同時に子宮周辺の痛みを感じる場合は、自律神経の乱れが複合的に作用している可能性が高いといえます。

病院の検査で異常なしでも痛みが続くのはなぜ

婦人科や内科で超音波検査や血液検査を受けても、特に異常は見つからないと診断されることがよくあります。しかし痛みは確実に存在している、この矛盾に多くの方が戸惑いを感じています。実は西洋医学の画像検査や数値では捉えきれない、身体の機能的な問題が隠れていることがあるのです。

器質的異常と機能的異常の違い

医療における異常には、大きく分けて二つのタイプがあります。一つは器質的異常と呼ばれるもので、腫瘍や炎症、組織の損傷など、画像検査で目に見える形で確認できるものです。もう一つは機能的異常で、組織の形態には問題がないものの、その働きが正常ではない状態を指します。

コロナ感染後の子宮周辺の痛みの多くは、この機能的異常に分類されます。子宮や卵巣の組織自体には目立った変化がなくても、血流が悪くなっていたり、神経の働きが過敏になっていたり、ホルモンの分泌リズムが乱れていたりするのです。こうした変化は通常の検査では映らないため、異常なしという診断になってしまいます。

しかし異常なしという結果が出ても、痛みそのものが否定されるわけではありません。身体が発している警告を、別の角度から理解する必要があります。

東洋医学が捉える身体の状態

東洋医学では、症状を身体全体のバランスの乱れとして捉えます。気の流れ、血の巡り、水分代謝という三つの要素が調和していることが健康な状態です。コロナ感染後の身体は、これらのバランスが大きく崩れていることが多いのです。

特に子宮周辺の痛みに関しては、肝の経絡と脾の経絡の状態が重要になります。東洋医学でいう肝は、気の流れをコントロールし、ストレスとも深く関わる臓腑です。脾は消化吸収だけでなく、血を蓄え巡らせる働きも担っています。これらの経絡に滞りがあると、子宮周辺に痛みや違和感として現れることがあります。

当院では気診という筋反射テストを用いて、このような経絡の状態を確認していきます。画像には映らない身体のエネルギー状態を把握することで、痛みの本当の原因にアプローチできるのです。

実際に改善された方々の事例

当院には感染後の様々な症状でお悩みの方が来院されます。その中でも子宮周辺の痛みや婦人科系の不調を訴える女性が増えています。実際に施術を受けられた方々の改善事例をご紹介しましょう。プライバシーに配慮し、個人が特定されない範囲でお伝えします。

30代女性の改善事例

コロナに感染してから3ヶ月が経過しても、下腹部の痛みと月経不順が続いていた方がいらっしゃいました。婦人科で検査を受けましたが異常は見つからず、鎮痛剤を飲んでも一時的にしか楽にならないとのことでした。仕事にも支障が出始め、このまま治らないのではないかと不安を抱えていました。

初回の気診検査で、肝経と脾経の気の滞りが強いことが分かりました。また唾液によるストレス検査でも、自律神経のバランスが大きく乱れていることが確認できました。週に一度のペースで施術を開始し、三陰交や血海といった婦人科系に効果的なツボに優しい刺激を与えていきました。

施術開始から2週間ほどで、下腹部の重苦しさが軽減してきたと感じられました。1ヶ月後には月経周期も安定し始め、月経時の痛みも以前の半分程度になりました。3ヶ月間の継続的な施術により、痛みはほぼ消失し、仕事も問題なくこなせるようになりました。現在は月に一度のメンテナンスで良好な状態を保っています。

40代女性の改善事例

コロナ感染から回復後、子宮のあたりがキリキリと痛むような感覚と、全身の倦怠感に悩まされていた方のケースです。朝起きるのがつらく、日中も身体が重くて家事をするのも一苦労だったそうです。複数の病院を受診しましたが、明確な原因は分からないままでした。

詳しくお話を伺うと、不眠の症状もあり、夜中に何度も目が覚めてしまうとのことでした。気診では、心と腎の経絡に問題があることが判明しました。東洋医学では心は精神活動と関係が深く、腎は生殖機能や生命力の根本と考えられています。

鍼灸施術に加えて、気功による気の調整も併せて行いました。施術後は毎回、身体が軽くなる感覚があるとおっしゃっていました。2週間ほどで睡眠の質が改善し始め、1ヶ月後には子宮周辺の痛みも半減しました。倦怠感も徐々に和らぎ、2ヶ月後には以前のような活動的な生活を取り戻すことができました。

鍼灸施術による改善アプローチ

当院では東洋医学に基づいた気診検査とツボ施術により、感染後の子宮周辺の痛みに対応しています。薬に頼らず自然治癒力を高めることで、身体が本来持っている回復力を引き出していきます。どのような施術を行っているのか、具体的にご説明していきましょう。

気診による原因の特定

施術の第一歩は、あなたの身体の状態を正確に把握することから始まります。当院では筋反射テストという手法を用いた気診を行います。これは身体の微細な反応を読み取ることで、気の流れや経絡の状態を確認する方法です。

子宮や卵巣に関連する経絡は、主に肝経、脾経、腎経の三つです。これらの経絡上にある特定のポイントに触れながら、筋肉の反応をチェックしていきます。反応が弱くなる場所があれば、そこに気の滞りやエネルギー不足があることが分かります。また唾液を用いたストレス検査も併用し、自律神経の状態も数値化して確認します。

こうした詳細な検査により、画像診断では分からない身体の機能的な問題を浮き彫りにすることができます。原因が特定できれば、適切なツボを選んで効果的な施術が可能になるのです。

優しいツボ施術の実際

当院の施術は、痛みを伴わない優しいアプローチが特徴です。使用する鍼は髪の毛ほどの細さで、多くの方が「刺されている感覚がほとんどない」とおっしゃいます。鍼が初めての方でも、安心して受けていただける施術です。

子宮機能を整えるための代表的なツボには、三陰交、関元、血海、足三里などがあります。三陰交は内くるぶしの上方にあり、婦人科系の万能ツボとも呼ばれています。関元は下腹部にあり、子宮を温めて機能を高める効果があります。血海は膝の内側にあり、血の巡りを良くするツボです。

気診の結果に基づいて、その日のあなたに最も必要なツボを一つから数カ所選び、的確に刺激を与えていきます。鍼だけでなく、お灸や気功、軽い整体を組み合わせることもあります。身体に負担をかけず、自然治癒力を最大限に引き出す施術を心がけています。

自律神経と免疫力の回復

鍼灸施術には、自律神経のバランスを整える効果があることが科学的にも証明されています。適切なツボに刺激を与えることで、過剰に働いている交感神経を鎮め、副交感神経の働きを高めることができます。これにより血流が改善し、子宮周辺に十分な酸素と栄養が届くようになります。

また免疫力の向上も期待できます。コロナ感染後は免疫システムが乱れていることが多く、これが慢性的な炎症や痛みの原因となっています。鍼灸施術によって免疫の過剰反応を抑え、本来のバランスの取れた状態に戻していくことができるのです。

こころと身体は密接につながっています。身体の痛みが軽減されることで、精神的なストレスも和らぎます。逆に心が落ち着くことで、身体の回復も早まります。当院では両面から同時にアプローチすることを大切にしています。

ご自宅でできるセルフケアの方法

施術と併せて、日常生活でできるセルフケアを取り入れることで、より早い改善が期待できます。難しいことは必要ありません。簡単に実践できる方法をいくつかご紹介しますので、ぜひ今日から始めてみてください。毎日のちょっとした心がけが、身体の回復を助けてくれます。

下腹部を温める習慣

子宮周辺の痛みには、温めることが非常に効果的です。血流が良くなることで痛みが和らぎ、子宮の機能も正常に近づいていきます。入浴時には湯船にゆっくり浸かり、下腹部を意識的に温めましょう。シャワーだけで済ませている方は、できるだけお風呂に入る習慣をつけることをお勧めします。

日中はカイロを下腹部や腰に貼るのも良い方法です。特に冬場や冷房の効いた室内では、身体が冷えやすくなります。薄着は避けて、お腹周りをしっかり保温しましょう。就寝時には湯たんぽを使うのも効果的です。低温やけどに注意しながら、足元やお腹の近くに置いて眠ると、朝まで身体が温かく保たれます。

食事と生活リズムの見直し

東洋医学では、食べ物も身体を整える薬と考えます。身体を冷やす食材は控えめにし、温める食材を積極的に取り入れましょう。生姜、ネギ、ニンニク、シナモンなどは身体を温める代表的な食材です。また黒豆、黒ゴマ、プルーンなどの黒い食材は、腎の働きを助けて生殖機能をサポートします。

睡眠のリズムを整えることも重要です。夜更かしは自律神経を乱す大きな要因になります。できれば23時までには就寝し、7時間程度の睡眠を確保しましょう。朝は決まった時間に起きて、太陽の光を浴びることで体内時計がリセットされます。

ストレスをため込まないことも大切です。深呼吸やストレッチ、軽い散歩など、自分なりのリラックス方法を見つけてください。好きな音楽を聴いたり、アロマを焚いたりするのも良いでしょう。心が穏やかになると、身体も自然と回復に向かっていきます。

自分でできる簡単なツボ押し

ツボ押しは自分でも手軽にできるセルフケアです。三陰交というツボは、内くるぶしの最も高い部分から指4本分上にあります。ここを親指でゆっくりと押してみてください。少し痛いけれど気持ちいいと感じる程度の強さで、5秒押して5秒休むを5回繰り返します。左右両方行いましょう。

関元というツボは、おへそから指4本分下にあります。ここは仰向けに寝た状態で、両手の指を重ねて優しく押さえると良いでしょう。深呼吸をしながら、じんわりと温かくなるまで1分ほど押し続けます。朝と夜の2回行うと効果的です。

血海というツボは、膝のお皿の内側上端から指3本分上にあります。座った状態で両手の親指を使い、気持ちいいと感じる強さで押してください。このツボは血の巡りを良くする効果があり、月経痛の軽減にも役立ちます。

よくいただくご質問

感染後の子宮周辺の痛みでお悩みの方から、よくいただく質問にお答えします。施術を検討される際の参考にしていただければ幸いです。不安なことや分からないことがあれば、お気軽にお問い合わせください。

どのくらいの期間で改善しますか

症状の程度や発症からの期間により個人差がありますが、多くの方が1ヶ月から3ヶ月程度で明らかな改善を実感されています。初回の施術後から身体の変化を感じる方もいらっしゃいます。2回目の来院時に、検査結果をもとにした治療計画書をお渡しし、具体的な通院ペースと期間をご提案します。

鍼は痛くないですか

当院で使用する鍼は髪の毛ほどの細さで、刺す際の痛みはほとんどありません。多くの方が「思っていたより全然痛くない」とおっしゃいます。鍼が初めての方や痛みに敏感な方でも安心して受けていただける、優しい刺激の施術です。もし不安がある場合は、遠慮なくお伝えください。

病院での治療と併用できますか

はい、併用していただいて問題ありません。むしろ西洋医学と東洋医学の両面からアプローチすることで、より良い結果が得られることもあります。現在服用されている薬がある場合は、初回のカウンセリング時に詳しくお聞かせください。医師の治療方針を尊重しながら、最適な施術計画を立てていきます。

予約は取りやすいですか

当院は完全予約制で、院長が全ての患者様を担当しております。そのため一日に対応できる人数に限りがあり、特に初診の方は1日2名までとさせていただいています。曜日や時間帯によっては予約が取りにくいこともありますので、お早めにご連絡いただくことをお勧めします。

痛みを我慢せず早めの対処を

コロナ感染後の子宮周辺の痛みは、放置していても自然に治るとは限りません。症状が慢性化してしまうと、改善に時間がかかることもあります。早めに適切なケアを始めることが、早期回復への近道です。

病院で異常なしと言われても、あなたが感じている痛みは本物です。西洋医学の検査で分からなかった原因が、東洋医学のアプローチで見つかることは少なくありません。身体全体のバランスを整え、自然治癒力を高めることで、多くの方が改善への道を歩んでいます。

一人で悩まず、専門家に相談してみませんか。30年以上の経験と17万人以上の施術実績をもとに、あなたの症状に合わせた最適なアプローチをご提案します。痛みのない快適な毎日を取り戻すために、まずは一歩踏み出してください。あなたの健康と笑顔を、全力でサポートさせていただきます。


院長:泉

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住所
富山県射水市八幡町2-13-2
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