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第二の心臓はどこ?ふくらはぎの役割と健康を保つ東洋医学的ケア方法

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日ごとに寒さが増してくるこの季節、足のむくみや冷えに悩まされている方も多いのではないでしょうか。実は私たちの身体には、心臓以外にもうひとつ重要な「心臓」があることをご存知ですか。それは毎日私たちを支えている下半身のある部分です。

むくみやだるさ、冷えといった症状に悩んでいる方にとって、この「第二の心臓」を理解することは健康改善の大きな鍵となります。長時間のデスクワークや立ち仕事で疲れを感じる方は、もしかすると第二の心臓の働きが低下しているのかもしれません。

目次

第二の心臓と呼ばれる部位はふくらはぎです

結論から申し上げると、第二の心臓と呼ばれている部位は「ふくらはぎ」です。心臓から最も遠い位置にある足の血液を、重力に逆らって心臓まで送り返すという重要な役割を担っています。心臓のポンプ作用だけでは、下半身の血液循環を維持することは困難です。そのため医学的にも、ふくらはぎは循環器系において欠かせない存在として注目されているのです。

人間の身体では、1日に約8トンもの血液がふくらはぎを通過して循環しています。これは驚くべき量であり、心臓だけでこの仕事を行おうとすれば、大きな負担がかかってしまいます。ふくらはぎが適切に機能することで、心臓の負担が軽減され、全身の血液循環が効率よく行われるのです。

「第二の心臓」という名称がついた理由は、まさにこのポンプ機能の重要性にあります。心臓が全身に血液を送り出す一方で、ふくらはぎは下半身から血液を押し上げて心臓へと戻す役割を果たしています。この双方向の働きがあってこそ、健康な血液循環が維持されるのです。

ふくらはぎを構成する二つの筋肉

ふくらはぎには腓腹筋とヒラメ筋という二つの主要な筋肉があり、それぞれが異なる特性と役割を持っています。この二つの筋肉が協調して働くことで、効率的な血液循環が実現されています。両者の違いを理解することで、より効果的なケアが可能になります。

表層にある腓腹筋の特徴

腓腹筋は、ふくらはぎの表面に位置する筋肉です。膝上の大腿骨からかかとのアキレス腱まで走行しており、膝関節と足関節の両方に関与しています。速筋繊維が多く含まれているため、ジャンプや走るといった瞬発的な動きで活躍します。

ふくらはぎの形を形成しているのも、この腓腹筋です。見た目の美しさだけでなく、日常の様々な動作において重要な働きをしています。階段を上る、つま先立ちになるといった動作は、すべて腓腹筋の収縮によって可能になっているのです。

深層にあるヒラメ筋の働き

ヒラメ筋は、腓腹筋の深い位置にある筋肉です。脛骨と腓骨という二本の骨から始まり、アキレス腱へとつながっています。腓腹筋とは異なり、足関節の動きのみに関与しています。

この筋肉の最大の特徴は、遅筋繊維が主体であることです。そのため持久力に優れており、立位姿勢の維持や長時間の歩行において中心的な役割を果たします。デスクワークで長時間立っている時や、ウォーキング中に疲れにくい身体を保つには、ヒラメ筋の強化が欠かせません。

ふくらはぎのポンプ作用が血液循環の要

ふくらはぎの筋肉が収縮と弛緩を繰り返すことで、血管が押し広げられたり圧迫されたりして血液が心臓へと送り返されます。この仕組みは「ミルキングアクション」や「筋ポンプ作用」と呼ばれ、健康維持に欠かせないメカニズムです。牛の乳搾りに例えられるこの動きが、血液を効率的に押し上げているのです。

具体的には、筋肉が収縮すると血管が圧迫され、血液が心臓に向かって押し上げられます。その後、筋肉が弛緩すると血管内の圧力が下がり、新しい血液が流入してきます。このサイクルが繰り返されることで、継続的な血液循環が維持されるのです。

さらに重要なのが、静脈弁との連携です。静脈には逆流防止弁がついており、ふくらはぎのポンプ作用で押し上げられた血液が再び下がってこないように働きています。この弁とポンプ作用が協力することで、効率的な一方向の血流が実現されています。

心臓だけですべての血液循環を担おうとすれば、心臓への負担は計り知れません。ふくらはぎという第二の心臓が補助してくれるからこそ、私たちは健康な日常生活を送ることができるのです。

第二の心臓が弱ると現れる身体の不調

ふくらはぎの筋肉が衰えたり、長時間使わない状態が続くと、血液循環が滞り様々な症状が現れます。これらの不調は日常生活の質を大きく低下させる要因となります。身体からの警告サインとして、早めに対処することが大切です。

症状詳細と原因
むくみ血液やリンパ液の停滞により、余分な水分が組織に溜まります。特に夕方になると足が重く感じる、靴がきつくなるといった症状が現れます。
冷え血行不良により末端まで温かい血液が届かなくなります。冬場だけでなく、夏場のエアコン環境でも冷えを感じやすくなります。
だるさ・重さ老廃物が蓄積し、疲労感が増します。朝起きても疲れが取れない、階段の上り下りが辛いといった症状につながります。
こむら返り筋肉の緊張と血流不足により、就寝中や運動中に突然足が攣ります。ミネラル不足も関係していますが、血流改善が重要です。
静脈瘤弁の機能低下により血液が逆流し、血管が膨らんで浮き出て見えます。進行すると痛みや皮膚の変色を伴うこともあります。

特に現代社会では、長時間座り続けるデスクワークの影響で、ふくらはぎの筋肉を使う機会が減っています。1日8時間以上座っている方は、ふくらはぎのポンプ作用がほとんど働いていない状態が続いているのです。

また運動不足による筋力低下も深刻な問題です。ふくらはぎの筋肉量が減少すると、ポンプ機能が弱まり、血液循環が悪化します。年齢とともに筋肉は自然に減少していくため、意識的にケアすることが必要なのです。

東洋医学から見たふくらはぎと重要なツボ

東洋医学では、ふくらはぎには膀胱経という重要な経絡が流れており、全身の気血の流れを調整する要所とされています。適切なツボを刺激することで、むくみや冷え、痛みなど様々な症状改善が期待できます。何千年もの歴史の中で確立されてきた知恵を、現代の健康管理に活かすことができるのです。

承山(しょうざん)

承山は、ふくらはぎの中央、腓腹筋とアキレス腱の移行点に位置する重要なツボです。このツボは特にこむら返りやふくらはぎの張り、腰痛に効果的とされています。

東洋医学では、背中や腰からの気血の滞りを下へ流す「抜け道」としての役割があると考えられています。座り仕事で腰が重い方や、立ち仕事でふくらはぎが張る方には、このツボの刺激が特におすすめです。

承筋(しょうきん)

承筋は、ふくらはぎの最も盛り上がった部分、腓腹筋の中央に位置しています。筋肉の緊張を緩和し、血行を促進する作用があります。

運動後の疲労回復や、長時間の歩行でふくらはぎが疲れた時に、このツボを優しく押すことで楽になります。指圧やマッサージで刺激しやすい位置にあるため、セルフケアにも適しています。

飛陽(ひよう)

飛陽は、ふくらはぎ外側、アキレス腱の上方に位置するツボです。特にむくみ解消に効果的とされており、余分な湿や熱を体外へ排出する作用があります。

夕方になると足がパンパンに張る方や、靴下の跡が消えにくい方は、このツボを刺激することで改善が期待できます。リンパの流れも促進されるため、デトックス効果も期待できるのです。

委中(いちゅう)

委中は、膝裏の中央にあるツボです。厳密にはふくらはぎではありませんが、ふくらはぎの引きつりや血流改善に深く関わっています。

このツボは腰痛治療にも用いられる重要なポイントであり、腰からふくらはぎにかけての経絡の流れを整えます。ふくらはぎの不調と腰痛を同時に抱えている方には、特に重要なツボといえます。

ふくらはぎを健康に保つセルフケア方法

日常生活で簡単に取り入れられるふくらはぎのケア方法を実践することで、血液循環を改善し、むくみや冷えの予防につながります。毎日の習慣として続けることで、第二の心臓を健康に保つことができます。特別な道具や時間は必要ありません。今日からすぐに始められる方法ばかりです。

  • かかと上げ運動(カーフレイズ):立った状態でかかとをゆっくり上げ下げする簡単なトレーニングです。通勤電車の中や歯磨きをしながらでもできます。1回20回を1日3セット行うと効果的です。
  • ウォーキング:ふくらはぎの筋肉を自然に使う有酸素運動です。1日20分程度の歩行でも、継続することでポンプ機能が向上します。姿勢よく、かかとから着地することを意識しましょう。
  • ふくらはぎのマッサージ:足首から膝に向かって、下から上へ向かって優しくさすります。強く押しすぎず、心地よいと感じる程度の圧で行ってください。お風呂上がりの血行が良い時が最適です。
  • ストレッチ:アキレス腱からふくらはぎ全体をゆっくり伸ばします。壁に手をついて片足を後ろに引き、かかとを床につけたまま前傾する方法が簡単です。左右各30秒ずつ、1日2〜3回行いましょう。
  • 入浴で温める:38〜40度のぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、血行促進と筋肉の緊張緩和が同時にできます。シャワーだけで済ませず、湯船に浸かる習慣をつけましょう。
  • 適度な水分補給:血液の粘度を下げ、循環を良くします。1日1.5〜2リットルを目安に、こまめに水分を取りましょう。ただし就寝前の大量摂取はむくみの原因となるので注意が必要です。
  • 長時間同じ姿勢を避ける:1時間に1回は立ち上がって歩く、座ったままでも足首を動かすなど、こまめに筋肉を動かしましょう。デスクワーク中も足首の曲げ伸ばしを意識すると効果的です。
  • 弾性ストッキングの活用:長時間の立ち仕事や飛行機での移動時には、段階着圧ソックスを履くことで血液の逆流を防ぎます。医療用のものは特に効果が高いとされています。

生活習慣の改善で第二の心臓を守る

セルフケアに加えて、日常の生活習慣を見直すことも重要です。ふくらはぎの健康は、全身の健康状態と密接に関わっています。睡眠不足やストレス過多は血液循環を悪化させます。

塩分の取りすぎはむくみの大きな原因となります。加工食品やインスタント食品を控え、野菜や果物を多く取り入れた食生活を心がけましょう。カリウムを多く含むバナナやアボカドは、むくみ解消に効果的です。

喫煙は血管を収縮させ、血液循環を著しく悪化させます。ふくらはぎの健康だけでなく、全身の健康のためにも禁煙を検討することをおすすめします。アルコールも適量を守り、飲みすぎには注意が必要です。

冷え対策も忘れてはいけません。特に女性は筋肉量が少ないため、冷えやすい傾向があります。冬場はもちろん、夏場のエアコン対策としても、レッグウォーマーや靴下を活用しましょう。身体を内側から温める生姜やニンニクなどの食材も積極的に取り入れてください。

第二の心臓を理解して全身の健康を手に入れる

第二の心臓と呼ばれる部位がふくらはぎであること、そしてその重要性がお分かりいただけたでしょうか。心臓から遠く離れた下半身の血液を押し上げるという、地味ながらも欠かせない役割を果たしています。

むくみ、冷え、だるさといった症状は、身体からの重要なサインです。これらを単なる疲れと軽視せず、ふくらはぎのケアを通じて根本的な改善を目指しましょう。東洋医学のツボを活用したセルフケアと、日常的な運動やマッサージを組み合わせることで、確実に効果が現れてきます。

毎日わずか数分のケアを続けるだけで、第二の心臓は確実に応えてくれます。階段を上るのが楽になった、夕方になっても足が軽いと感じられるようになったら、それはふくらはぎが健康を取り戻した証拠です。

全身の血液循環が改善されれば、疲れにくい身体、質の高い睡眠、明るい気持ちといった様々な恩恵を受けることができます。第二の心臓を大切にケアすることは、健康で充実した人生を送るための基盤づくりなのです。

一人で悩まず、つらい症状が続く場合は専門家に相談することも大切です。東洋医学の視点から、一人ひとりの体質や状態に合わせたアプローチを受けることで、より効果的な改善が期待できます。今日から、あなたもふくらはぎを意識した生活を始めてみませんか。


院長:泉

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