
院長:泉お気軽にご相談ください!


こんにちは。富山寿楽堂鍼灸院・整体院の泉賢秀です。パソコンやスマホを長時間使っていると、目の奥が重く感じたり、夕方になると視界がぼやけてきたりしませんか。目薬を差しても一時的にしか楽にならず、翌朝にはまた同じような疲れを感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
そんな現代人特有の眼精疲労に対して、実は東洋医学では古くから効果的なアプローチがあります。それがツボへの施術、特に温熱刺激を与える方法です。今日は30年で17万人以上の施術経験から、なぜ疲れ目にツボを温めることが有効なのか、お伝えしていきますね。


目の疲れは単なる目だけの問題ではなく、全身のバランスが崩れているサインかもしれません
デジタル機器の普及により、私たちの目は以前とは比較にならないほど酷使されています。厚生労働省の調査によると、成人の約60パーセントが目の疲れを自覚しており、デスクワーク従事者に至っては70パーセント以上が何らかの目の症状を訴えているそうです。
目の疲れの主な原因は、長時間同じ距離を見続けることによる毛様体筋という目のピント調節筋の緊張です。さらにブルーライトや乾燥した室内環境、不適切な姿勢なども重なって、目だけでなく首や肩の筋肉まで固くなってしまいます。すると血液やリンパの流れが滞り、目に必要な栄養や酸素が届きにくくなるのです。
実は東洋医学では、目は「肝」と深い関係があると考えられています。肝は血を貯蔵し全身に巡らせる働きを持ち、目に栄養を送る役割も担っています。ストレスや疲労で肝の働きが弱まると、目に十分な血が届かず、疲れや乾燥、かすみといった症状が現れやすくなるんですね。
「ちょっと目が疲れただけ」と軽く考えていませんか。実は疲れ目と眼精疲労には明確な違いがあります。疲れ目は一晩ぐっすり眠れば回復しますが、眼精疲労は休んでも症状が続き、頭痛や肩こり、吐き気などの全身症状を伴うことが特徴です。
眼精疲労を放置すると、慢性的な不調につながり、自律神経のバランスまで崩れてしまいます。不眠や集中力の低下、気分の落ち込みなど、生活の質が著しく低下してしまう可能性もあるのです。
ではなぜツボを温めることが目の疲れに効果的なのでしょうか。東洋医学では、体には気血が巡る経絡というルートがあり、その要所要所にツボ(経穴)が存在すると考えます。適切なツボに温熱刺激を与えることで、滞っていた気血の流れがスムーズになり、目だけでなく全身の調子が整っていくのです。
特に目の周辺には晴明や攅竹、太陽といったツボがあり、これらを温めることで目の周りの血流が改善されます。また手足にある合谷や足三里といったツボも、遠隔的に目の症状を和らげる効果があることが知られています。温熱刺激は筋肉の緊張を緩め、副交感神経を優位にしてリラックス状態を作り出すため、心身ともにほぐれていくんですね。
「ドラッグストアで売っている温めるアイマスクでもいいのでは」と思われるかもしれません。確かに目の周りを温めること自体は血流改善に役立ちます。ただし、ツボという気血の流れを調整するポイントを的確に捉えて刺激することで、より深い改善効果が期待できるのです。
当院では気診という筋反射テストを用いて、その方に今最も必要なツボを見極めます。目の症状といっても原因は人それぞれ。ストレスが強い方、睡眠不足の方、内臓の疲れが影響している方など、体質や生活環境によって最適なアプローチは異なります。


ここからは、ご自宅でも実践できるツボをいくつかご紹介しますね。市販の台座付きのものなら、初めての方でも安全に使えます。ただし、必ず使用説明書を読んで、熱すぎないように注意してくださいね。
まず晴明というツボは、目頭と鼻の付け根の間にあります。ここは目の疲れに最もよく使われるツボの一つです。次に攅竹は眉頭の少しくぼんだところにあり、目の奥の重だるさに効果的です。太陽は一般的にこめかみと呼ばれる位置にあり、頭痛を伴う眼精疲労に適しています。
目の周りは皮膚が薄くデリケートなので、直接熱いものを当てるのではなく、心地よい温かさを感じる程度にとどめることが大切です。無理に押したりこすったりせず、優しく温めるイメージで行いましょう。
手の甲の親指と人差し指の骨が交わるあたりにある合谷は、万能のツボとして知られています。目の充血や痛みだけでなく、頭痛や肩こりにも効果があります。また足のすねの外側、膝下の指4本分下にある足三里は、全身の気血を巡らせる重要なツボです。
これらのツボは服を着たままでもアクセスしやすく、仕事の合間にも刺激できるのが利点です。温熱刺激を与えた後は、軽く指で円を描くようにマッサージするとさらに効果的ですよ。
セルフケアも大切ですが、慢性的な眼精疲労やなかなか改善しない症状には、専門的なアプローチが必要です。当院では単に目の周りだけを施術するのではなく、全身のバランスを整えることを重視しています。
初回の検査では、唾液によるストレス検査と気診を行い、あなたの自然治癒力がどの程度発揮できているかを確認します。その結果をもとに、肝や腎といった臓腑のバランス、経絡の流れを整える施術を組み立てていきます。使用する鍼は髪の毛ほどの細さで、痛みはほとんど感じません。
50代の女性でデスクワーク中心のお仕事をされている方が来院されました。目の奥の重だるさと夕方の視界のぼやけ、それに伴う頭痛と肩こりに長年悩まされていたそうです。検査の結果、ストレス値が高く、肝経と腎経のエネルギー不足が見られました。
週に1回のペースで施術を続けたところ、3回目あたりから目の重だるさが軽減し、5回目には夕方になっても視界がクリアに保てるようになったとのことです。さらに通院を重ねるごとに夜の睡眠の質も向上し、朝の目覚めがスッキリするようになりました。今では月に1、2回のメンテナンスで良好な状態を維持されています。
目の疲れは現代社会では避けられない症状かもしれません。でも諦める必要はありません。東洋医学の視点から見れば、目の症状は体からの大切なメッセージです。目だけを対症療法的にケアするのではなく、全身の気血の巡りを整え、自然治癒力を高めることで、根本的な改善が可能になります。
当院では30年間で17万人以上の方々の施術を通じて蓄積してきたデータと経験があります。国家資格を持つ鍼灸師が、一人ひとりの体質や生活環境に合わせた最適な施術プランをご提案します。病院や他の治療院で改善しなかった方でも、東洋医学的アプローチで良くなった方はたくさんいらっしゃいます。
目の疲れでお悩みなら、一人で抱え込まずにぜひご相談ください。こころと身体の両面から丁寧にサポートさせていただきます。あなたが毎日を快適に過ごせるよう、全力で応援いたします

