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滑液包炎のときお風呂は大丈夫?温める判断基準

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こんにちは、富山寿楽堂鍼灸院・整体院の泉賢秀です。膝や肩、股関節などに痛みや腫れがあって、病院で滑液包炎と診断された方から「お風呂に入っても大丈夫ですか?」というご質問をよくいただきます。痛みがあるときに温めていいのか冷やすべきなのか、迷われるお気持ちはとてもよく分かります。実は、入浴が症状改善につながる場合もあれば、かえって炎症を悪化させてしまう場合もあるんです。

院長:泉

滑液包炎は時期によって対処法が変わるので、正しい見極めが大切です

目次

滑液包炎とは何か?まずは基礎知識から

滑液包炎について、まずは基本的なことからお話しさせていただきますね。私たちの身体には、関節の周りに滑液包という小さな袋のような組織があります。この滑液包は、骨と筋肉や腱との間でクッションの役割を果たしていて、摩擦を減らして滑らかな動きを助けてくれているんです。

ところが、同じ動作を繰り返したり、転倒などで強い衝撃を受けたりすると、この滑液包に炎症が起きてしまうことがあります。これが滑液包炎です。特に膝、肘、肩、股関節の外側など、よく使う関節の周りで起こりやすい症状なんですね。

炎症が起きると滑液包に水が溜まって腫れ上がり、痛みや熱感を伴うようになります。主婦の方が膝をついて掃除をする習慣があったり、テニスやゴルフなどのスポーツで肩を酷使したり、立ち仕事で股関節に負担がかかったりすると発症しやすいと言われています。

お風呂に入っていいかの判断基準

では本題の、入浴していいかどうかの判断についてお伝えします。結論から申し上げますと、急性期か慢性期かによって対応が全く異なります。この見極めがとても重要なポイントになるんです。

急性期は冷やすことが基本

発症してから数日以内の急性期は、患部に強い炎症が起きている状態です。この時期の特徴としては、関節周りが赤く腫れていたり、触ると熱を持っていたり、じっとしていても痛みがあったりします。このような急性期の炎症がある状態で入浴すると、血流が良くなりすぎて炎症が広がり、痛みや腫れがさらに強くなってしまう可能性があります。

ですから急性期には、長時間の入浴は避けてシャワーで済ませることをおすすめします。どうしても湯船に浸かりたい場合でも、ぬるめのお湯に短時間だけにして、患部を湯船の外に出しておくなどの工夫が必要です。そして入浴後は、患部をアイスパックや冷たいタオルで10分から15分ほど冷やすようにしてください。

慢性期は温めて血流改善を

一方で、発症から2週間以上経過して、腫れや熱感が落ち着いてきた慢性期には、温めることで血流を促進し、回復を早める効果が期待できます。この時期になると、動かしたときだけ痛みがある、こわばり感がある、といった症状に変わってきます。

慢性期には、ゆっくりと湯船に浸かって身体全体を温めることが、治癒を助けてくれるんです。温熱効果によって血液循環が良くなり、溜まっている老廃物の排出が促されます。また、筋肉の緊張もほぐれて、関節の動きもスムーズになっていきます。

入浴時の具体的な注意点

では、慢性期に入浴する際の具体的なポイントをお伝えしますね。

お湯の温度と入浴時間

お湯の温度は38度から40度くらいのぬるめが理想的です。熱すぎるお湯は身体に負担をかけてしまいますし、交感神経を刺激して筋肉が緊張してしまうこともあります。ぬるめのお湯にゆっくり15分から20分ほど浸かることで、副交感神経が優位になり、リラックス効果も得られます。

入浴剤を使う場合は、血行促進効果のある炭酸ガス系や、身体を芯から温める生薬系のものがおすすめです。ただし、肌が敏感な方は刺激の少ないものを選んでくださいね。

入浴後のケアも大切

入浴後は身体が温まって血流が良くなっていますので、軽いストレッチを行うと効果的です。ただし、痛みが出るほど無理に動かすのは逆効果ですから、気持ちいいと感じる範囲で行ってください。また、入浴後は水分をしっかり補給することも忘れずに。

こんな症状があるときは注意が必要

入浴の判断で迷ったときは、次のような症状がないかチェックしてみてください。

  • 患部が赤く腫れている
  • 触ると明らかに熱を持っている
  • 何もしなくてもズキズキと痛む
  • 腫れがどんどん大きくなっている
  • 夜間に痛みで目が覚める

これらの症状がある場合は、まだ炎症が強い急性期の可能性が高いので、入浴は控えめにして冷却を優先してください。また、入浴後に症状が悪化したと感じたら、すぐに中止して医療機関に相談することをおすすめします。

入浴以外の日常生活での工夫

滑液包炎の改善には、入浴だけでなく日常生活全体での配慮が大切です。患部に負担をかける動作をできるだけ避けて、十分な休息を取ることが基本になります。

患部を保護する工夫

膝の滑液包炎なら、膝をつく動作を避けるために膝当てを使ったり、クッション性の高い床マットを敷いたりする工夫があります。肩の滑液包炎の場合は、重い荷物を持つときに反対側の手を使うなど、患部への負担を減らす意識が大切です。

睡眠時にも配慮が必要で、股関節の滑液包炎がある方は横向きで寝ると痛みが出やすいので、仰向けで寝る、もしくは足の間にクッションを挟むなどの工夫をしてみてください。

適度な運動と休息のバランス

痛みがあるからといって全く動かさないでいると、かえって関節が固くなってしまいます。慢性期に入ったら、痛みの出ない範囲で軽い運動やストレッチを取り入れることが回復を早めます。ウォーキングや水中運動など、関節に負担の少ない運動から始めるのがおすすめです。

東洋医学から見た滑液包炎のケア

私が専門とする東洋医学の視点からお伝えしますと、滑液包炎は身体の気血の巡りが滞ることで起こると考えられています。関節周りの気血の流れが悪くなると、炎症が長引いたり、痛みが慢性化したりしやすくなるんです。

当院では、鍼灸施術によって気血の巡りを整え、自然治癒力を高めることで症状改善をサポートしています。特に慢性化して痛みが取れにくくなっている方には、東洋医学的アプローチが効果的な場合も多いんですよ。

入浴と同様に、温める・冷やすという温度刺激は、東洋医学でも重要な治療法のひとつです。ただし、その判断には身体全体の状態を見極める必要があります。冷え性の方と熱がこもりやすい方では、同じ症状でも対処法が変わってくることもあるんです。

いつまでも症状が改善しないときは

セルフケアを続けていても、なかなか症状が改善しない、繰り返し再発してしまう、といった場合は、根本的な原因が他にある可能性も考えられます。姿勢の歪みや身体の使い方の癖、あるいは内臓の不調やストレスなどが影響していることもあるんです。

滑液包炎は放置すると慢性化して治りにくくなってしまいますし、かばって動くことで他の部位にまで負担がかかってしまうこともあります。早めに適切な対処をすることが、早期回復につながります。

私は約30年間で17万人以上の方に鍼灸気功整体を行ってきましたが、滑液包炎でお悩みの方も数多く診させていただいています。入浴の仕方ひとつとっても、その方の体質や症状の程度によって最適な方法は異なりますから、お一人で迷われているよりも、専門家に相談していただくことをおすすめします。どんな小さなことでも構いませんので、いつでもお気軽にご相談くださいね。あなたの痛みや不安を少しでも軽くして、快適な日々を取り戻すお手伝いをさせていただきたいと思っています。


院長:泉

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