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体外受精に鍼灸を併用すると着床率が変わる理由を鍼灸師が解説

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体外受精に挑戦しているのに、なかなか結果が出ない。そう感じて、藁にもすがる思いで調べているあなたへ、まず伝えたいことがあります。

私はこれまで30年間、不妊症でお悩みの方を数多く診てきました。なかでも近年、体外受精や顕微授精に取り組みながら鍼灸との併用を希望される方が、当院の来院者の7割を超えています。

「鍼灸で本当に着床率が変わるの?」「いつから始めればいいの?」。そんな疑問に、東洋医学の視点からできるだけわかりやすくお答えします。

院長:泉

体外受精を重ねても結果が出ないと、心も身体もどんどん消耗していきますよね。鍼灸との併用が着床率の改善につながるという研究は世界各地で報告されています。東洋医学には「気・血・水」のバランスを整えるという考え方があり、妊娠しやすい身体づくりに通じるものがあります。ひとりで抱え込まないでください

体外受精と鍼灸を組み合わせる人が増えている理由

不妊治療の世界は、ここ数年で大きく変わりました。2022年から体外受精が保険適用となったことで、以前より治療に踏み出しやすくなった一方、「保険で受けられるようになったのに、なぜ何度やっても妊娠できないのだろう」と悩む方も増えています。そんな中、西洋医学の治療に東洋医学の鍼灸を組み合わせるという選択肢が注目を集めるようになってきました。

当院でも、体外受精や顕微授精に取り組みながら鍼灸を受けたいという方の来院が年々増えています。

理由のひとつとして「鍼灸治療を併用すると着床率が向上する」という研究結果が、複数の国際論文で報告されていることが挙げられます。鍼灸が単独で妊娠させるというよりも、身体が持つ自然の力を高め、体外受精の効果を最大限に引き出すサポートをするという考え方です。

鍼灸が着床に関わるメカニズム

東洋医学では、妊娠とは「気・血・水」の流れが整った状態で起こるものだと考えます。現代の不妊症の多くには、ストレス・冷え・血流の滞り・ホルモンバランスの乱れが複合的に絡み合っています。

鍼灸はこれらの原因に対して、特定のツボを刺激することで全身の気血の巡りを整え、子宮や卵巣への血流を高める働きがあると言われています。また、自律神経のバランスを整えることでストレスを和らげ、ホルモン分泌を正常化する方向へ導くことも期待されています。

体外受精では、どれだけ良質な胚を移植しても、子宮内膜の状態や血流が整っていなければ着床はうまくいきません。鍼灸の役割はまさにその「受け皿」である子宮の環境を整えることにあると、私は30年の臨床経験を通して感じています。

体外受精のどのタイミングで鍼灸を始めるべきか

「いつから鍼灸を始めればいいですか?」というのは、当院で最もよく聞かれる質問のひとつです。答えを先にお伝えすると、できるだけ早く、できれば採卵・移植の3ヶ月以上前から始めることが理想的です。その理由を一緒に見ていきましょう。

なぜ「3ヶ月前」が重要なのか

卵子は、排卵に至るまでの約3ヶ月間をかけて成熟します。この成熟期間中の卵胞環境が卵子の質に大きく影響するため、採卵の3ヶ月以上前から身体の状態を整えておくことが、良質な卵子づくりにつながるとされています。

同様に、精子も造られてから成熟するまでに約3ヶ月かかります。男性側の精子の質を高めるためにも、パートナーと一緒に鍼灸を受けることを私はお勧めしています。

身体というのは、1回施術を受けたからといってすぐに変わるものではありません。継続的に通院することで体質そのものが変わり、妊娠しやすいベースが整っていくのです。

採卵前・移植前後のタイミング別ポイント

鍼灸をいつ受けるかによって、その目的と期待できる効果が変わります。大まかなタイミングの考え方を以下にまとめました。

タイミング主な目的
採卵3ヶ月以上前から卵の質・卵巣機能の底上げ、全身の体質改善
採卵前後(1〜2週間)卵巣への血流促進、採卵後の回復サポート
移植前後(2〜3日以内)子宮内膜の血流改善、着床環境を整える
移植後〜判定日まで自律神経の安定、ストレス軽減、着床維持のサポート

もちろん、治療のステージや身体の状態によって最適なタイミングは変わります。大切なのは、画一的なプロトコルに当てはめるのではなく、あなた自身の身体の状態に合わせた施術計画を立てることです。

不妊治療が長引く本当の原因とは

体外受精を何度繰り返しても妊娠に至らないとき、多くの方は「卵の質が悪いのかな」「子宮に問題があるのかな」と、身体の一部分に原因を求めようとします。しかし私の経験では、不妊の多くは複数の要因が絡み合っており、身体の一点だけを見ていても根本の改善にはなかなか至りません。

ストレスが妊娠の妨げになる仕組み

不妊治療そのものが、強烈なストレス源になっていることをご存じでしょうか。採卵の痛み、移植後の不安な2週間、陰性判定を受けたときの落胆。こうした精神的なストレスが自律神経を乱し、ホルモンバランスを崩し、子宮や卵巣への血流を低下させるという悪循環が起きやすくなります。

当院では、不妊の原因を内因性ストレス(感情的な緊張)・外因性ストレス(環境や気候)・生活習慣的ストレス(食事・睡眠・過労)という3つの観点から分析します。

特に「内因性ストレス」は見落とされやすいのに、妊娠力に対する影響が非常に大きいと感じています。「妊娠しなければならない」というプレッシャーが、逆に身体を緊張させてしまうことがあるのです。

東洋医学から見た不妊の体質タイプ

東洋医学では、不妊になりやすい体質をいくつかのタイプに分けて考えます。当院での施術経験をもとにお伝えすると、大きく分けると次のようなタイプが見られます。

  • 冷えが強く、下腹部の血流が滞っている「寒証タイプ」
  • 気が不足して疲れやすく、卵巣機能が低下しやすい「気虚タイプ」
  • 血の流れが悪く、子宮内膜が薄くなりやすい「瘀血タイプ」
  • ストレスで気の巡りが乱れ、ホルモン分泌が不安定になる「気滞タイプ」

これらのタイプは単独で現れることは少なく、多くの方が複合的なタイプです。だからこそ、症状の表面だけを見るのではなく、あなた自身の身体の全体像を把握した上で施術計画を立てることが重要になります。

当院の施術が妊娠につながる理由

当院にご来院される不妊症の方の多くは、すでに複数の病院や治療院を経験された方です。「病院では原因不明と言われた」「他の鍼灸院に通ったけれど変化がなかった」というお声も珍しくありません。それでも当院で改善につながる事例が続いているのには、理由があります。

気診による根本原因の特定

当院では施術の前に、唾液を使ったストレス検査と、東洋医学独自の「気診(きしん)」という検査を行います。これは筋反射テストを応用した診断法で、身体の反応から気・血・水のどこに滞りがあるかを客観的に読み取るものです。脈やお腹に触れる必要がなく、身体への負担もありません。

この検査によって、あなたの不妊の根本に何があるのかを特定し、最も効果的なツボを選んで施術します。「なんとなく鍼を打つ」のではなく、一針ひと針に明確な根拠があること。これが当院の施術の大きな特徴です。

髪の毛ほどの細さの鍼で、痛くない施術

「鍼って怖い、痛そう」と思っている方はとても多いです。でも安心してください。当院で使用する鍼は髪の毛ほどの細さで、強い刺激を与えなくても体の反応を引き出せる優しいツボ施術を大切にしています。

施術後に「なんだか身体がふわっと軽くなった」「帰り道が楽だった」とおっしゃる方がとても多く、初めて鍼灸を受ける方や刺激に敏感な方にも安心していただいています。

体外受精と鍼灸を併用した方からのご報告

ここで、当院にご来院された方の実際の経験をいくつかご紹介します。プライバシーへの配慮から詳細の一部は省略していますが、その変化の流れをぜひ感じてください。

採卵前から通い始めて、胚盤胞の数が増えた

体外受精1回目の採卵前から当院に通い始めた30代の女性は、採卵で7個中4個が胚盤胞になり、担当の産婦人科医から「優秀です」とお言葉をいただいたそうです。そして最初の凍結胚移植で妊娠判定を受けられました。

「体外受精に入る前に身体を整えたい」と思って来院されたことが、結果として採卵の質にも良い影響を与えたのだと感じています。

移植を重ねても着床しなかった方が4ヶ月で妊娠

帝王切開後の瘢痕症候群で子宮内膜の血流が低下し、良好な胚を移植しても着床が難しい状態だった30代の女性は、当院での施術を4ヶ月ほど続けたところで着床に成功し、現在妊娠中です。出血も止まり、体調も安定していると喜んでいただいています。

「なぜ着床しないのか」という問いに対して、子宮の環境という観点からアプローチできたことが、改善のカギだったと思っています。

次の移植に向けて体を整えようと来院し、自然妊娠

不妊治療中に次の移植へ備えて体調とメンタルを整えたいとご来院された30代の女性は、施術を始めて約2ヶ月で自然妊娠されたことがわかりました。「まさか自然に妊娠できると思っていなかった」と、ご本人も驚かれていました。

身体の巡りが整うと、医療的な介入を必要とせずに妊娠できる力が戻ってくることがあります。これは、東洋医学の施術が単なる補助ではなく、根本的な体質改善に働きかけているからだと私は考えています。

体外受精中に鍼灸と合わせて心がけてほしいこと

鍼灸の施術を受けながら、日常生活でできることもあります。「何か自分でもできることはありますか」とよく聞かれますので、私が患者さんにお伝えしていることをいくつかご紹介します。

身体を温める習慣をつくる

冷えは、子宮や卵巣への血流を妨げる大きな要因のひとつです。夏でも冷房で身体が冷えやすい環境にいる方はとても多く、気づかないうちに「隠れ冷え」の状態になっていることがあります。湯船にゆっくり浸かる、腹巻きや靴下で下腹部や足先を温めるといった習慣が、施術の効果をさらに高めてくれます。

「妊娠しなければ」というプレッシャーを手放す

これが一番難しくて、でも一番大切なことです。強すぎるプレッシャーは交感神経を緊張させ、子宮や卵巣の血管を収縮させてしまいます。もちろん真剣に取り組むことは大切ですが、「今日の自分は十分やっている」と自分を認めてあげる時間も、妊活の大切な一部だと私は思っています。

睡眠と食事で基礎体力を整える

夜ふかしが続いていたり、ダイエットで食事を極端に制限していたりすると、ホルモン分泌のバランスが崩れやすくなります。極端な制限より、質の良い睡眠と栄養バランスの整った食事を毎日続けることが、地味ですが確実に妊娠力を底上げします。

よくある質問

体外受精と鍼灸の組み合わせについて、当院でよく寄せられる質問にお答えします。

体外受精中でも鍼灸を受けて大丈夫ですか?

はい、基本的には問題ありません。ただし、採卵直後や移植直後の数日間など、施術のタイミングには配慮が必要な場合があります。当院では体外受精のどのステージにいるかを詳しく確認した上で、最適な施術計画を立てています。かかりつけのクリニックへの相談が難しい場合は、まず当院にご相談ください。

何回くらい通えば効果が出ますか?

個人差が大きく、一概には言えません。ただ、体質の改善という観点では、最低でも3ヶ月は継続的に通っていただくことをお勧めしています。当院では初回の検査後に施術計画書をお渡しし、目安となる通院頻度と期間をご提案していますので、ご自身のペースで無理なく取り組んでいただけます。

鍼灸院と不妊クリニックは同時に通っても良いですか?

もちろんです。当院にご来院の方の大半は、不妊クリニックに通いながら鍼灸との併用を希望される方です。クリニックでの治療を補完し、身体の土台を整えるという役割で鍼灸を活用していただければと思います。

一人で悩まないでほしいと、私は思っています

体外受精に何度挑んでも結果が出ないとき、人はどこかで「自分には無理なのかもしれない」と思い始めてしまいます。その孤独な時間がどれほど苦しいか、私はこれまで数えきれないほどの方から聞かせていただきました。

でも、諦めなくて良い理由が、必ずあります。身体の状態は変えられます。時間はかかっても、正しい方向へ整えていくことで、妊娠への扉が開くことは決して珍しくありません。

「他の治療院で変わらなかった」「もう年齢的に難しいと言われた」、そんな方も当院にはたくさんご来院されています。どうか一人で抱え込まずに、まずはお気軽にご相談ください。あなたの身体のこと、一緒に考えさせてください。


院長:泉

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