
院長:泉お気軽にご相談ください!


最近、階段を降りるときや立ち上がるときに、膝からポキポキと音がするようになったということはありませんか。痛みはないけれど、なんとなく気になる……そんな方は意外と多いんです。
実はこの「膝の音」、東洋医学の視点から見ると、からだの内側からの大切なサインであることがあります。「膝の痛み・違和感」で悩まれている方に向けて、今日は院長の泉が丁寧にお伝えしていきます。


30年間で17万人以上の施術をしてきた中で、膝の音を「たいしたことない」と放置して、後から大きな不調につながったケースを本当によく見てきました。早めに原因を知っておくことが、からだを守ることにつながりますよ
膝のポキポキという音には、いくつかの原因があります。「一時的なものだから大丈夫」と思いがちですが、原因によっては放置してはいけないものもあります。まずは音が出るしくみをざっくり理解しておくことで、自分のからだの状態を正しく判断できるようになります。
関節の中には、「滑液(かつえき)」と呼ばれる潤滑油のような液体が満たされています。この液体の中に溶け込んでいる気体が、急な動きによって気泡になり、それが弾けるときにポキッという音が鳴ることがあります。
この現象は「キャビテーション」と呼ばれ、痛みを伴わない場合が多く、必ずしも異常とはいえません。ただし同じ場所で繰り返し音が鳴る場合や、だんだん音が大きくなっている場合は注意が必要です。
膝関節には「半月板(はんげつばん)」と呼ばれるクッション組織と、骨の表面を覆う「軟骨」があります。これらが加齢や使いすぎによって変化すると、動くたびにこすれるような音が出ることがあります。
このタイプの音は「ゴリゴリ」「ギシギシ」という感じで、毎回同じ動作で鳴ることが多いのが特徴です。変形性膝関節症の初期段階で見られることもあるため、見逃さないようにしてほしいポイントです。
デスクワークや運動不足が続くと、膝まわりの筋肉が弱くなり、関節を支える力が落ちてきます。その結果、膝関節に余分な負担がかかり、動かすたびに音が出やすくなることがあります。
東洋医学では、このような状態を「気血(きけつ)の巡りが滞っている」ととらえます。血行が悪くなると関節の栄養状態も低下し、軟骨や周辺組織の回復力が落ちていきます。特に冷え性の方や、デスクワーク中心の生活をしている方はこのパターンになりやすいといえます。


音が出るからといって、すべてが危険というわけではありません。大切なのは「どんな状況で、どんな音が出るか」をよく観察することです。以下に、特に注意してほしいサインをまとめましたので、ご自分の状態と照らし合わせてみてください。
これらのサインが一つでも当てはまる方は、からだが「そろそろ限界ですよ」と教えてくれているサインかもしれません。痛みがまだ軽いうちに対処することが、根本改善への近道です。
膝の音は、年齢によってその背景が異なります。若い方の場合は筋力不足や使いすぎが原因であることが多く、40代以降は加齢による軟骨の変化が関係しやすくなります。
| 年代 | 主な原因 | 特徴的な状況 |
|---|---|---|
| 10〜20代 | 成長期の骨・筋肉のアンバランス、スポーツの酷使 | 運動中・運動後に音が鳴る |
| 20〜30代 | 運動不足、筋力低下、血行不良 | デスクワーク後・久しぶりの運動時 |
| 40〜50代 | 軟骨のすり減り、ホルモンバランスの変化 | 立ち上がり・階段・ウォーキング時 |
| 60代以上 | 変形性膝関節症の進行、筋力低下 | 日常動作のたびに音がする |
あなたはどの年代に当てはまりますか?年代に合った原因を知ることで、対処の方向性がぐっと明確になってきます。
西洋医学では関節や軟骨の「構造的な変化」として膝の音をとらえますが、東洋医学ではからだ全体の「気・血・水(き・けつ・すい)」の流れという観点から見ていきます。30年間の施術経験から感じてきたことを、少し詳しくお伝えしますね。
東洋医学では、骨や関節の健康は「腎(じん)」の働きと深く結びついていると考えます。腎のエネルギーが充実していると、骨は丈夫で関節の動きもなめらか。逆に腎が弱ると、骨がもろくなり、関節まわりの組織が衰えやすくなります。
腎のエネルギーは加齢とともに自然に低下していきます。そのため40代以降から膝の音や違和感が増えるのは、腎のエネルギーが落ちてきたサインと見ることもできます。疲れやすくなった、冷えが強くなった、耳鳴りがするといった症状も重なっている方は、特に腎へのアプローチが大切です。
気血の巡りが悪くなると、関節まわりへの栄養や潤いの供給が低下します。関節液の質も落ち、軟骨がスムーズに動けなくなることで、ポキポキという音が出やすくなります。
ストレスが多い生活を続けていると「肝(かん)」の働きが乱れ、筋肉や腱(けん)の柔軟性が失われます。膝まわりの筋肉が硬くなれば、当然関節への負担も増えていきます。仕事や家庭でのストレスが重なっているなと感じている方は、こころとからだの両方へのケアが必要なサインかもしれません。
「病院に行くほどではないかな」「まずは自分でできることからやってみたい」と思っている方のために、日常生活の中で実践できるセルフケアをご紹介します。続けることが大切ですので、無理なく取り入れてみてください。
入浴後など、からだが温まったタイミングで膝まわりを軽くマッサージする習慣をつけましょう。膝のお皿の周囲を両手の親指で円を描くようにやさしくほぐすだけでも、血行が改善されます。
冷えている状態で急に動かすのは禁物です。朝起き上がる前に布団の中で膝の曲げ伸ばしをゆっくり行うと、関節液を全体にいきわたらせる効果が期待できます。
膝関節を守るうえで最も重要な筋肉が、太ももの前面にある「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」です。この筋肉が弱くなると、歩くたびに膝関節に大きな負担がかかります。
椅子に座った状態で、片足をゆっくり水平に持ち上げて5秒キープ、これを左右10回ずつ行うだけでOKです。テレビを見ながらでもできるので、毎日の習慣にしてみてください。
膝まわりには、東洋医学的に重要なツボがいくつかあります。特に「足三里(あしさんり)」「梁丘(りょうきゅう)」は、膝の不調に対してアプローチできる代表的なツボです。お風呂上がりに指の腹でゆっくりと押し、じんわりとした感覚が出るくらいの強さで1〜2分刺激してみてください。
ただし、ツボの場所や刺激の加減によって効果は大きく変わります。「なかなか改善しない」「どこを押せばいいかわからない」という方は、ぜひ一度専門家に診ていただくことをおすすめします。
自分でケアを続けても音が消えない、だんだんからだがだるく重くなってきた、という方は、からだの内側に根本的な原因が隠れていることがあります。当院では、膝の音や違和感の背景にある「気血の乱れ」「腎のエネルギー低下」「自律神経の乱れ」を丁寧に読み解き、あなただけの施術プランを組み立てていきます。
30年間で17万人以上の施術実績の中には、「膝が鳴って不安だった」「歩くのが怖くなっていた」という方が数多くいらっしゃいました。当院では問診・気診(筋反射テスト)・唾液によるストレス検査を組み合わせた独自の検査システムで、表面に出ている症状だけでなく、根本にある原因をしっかり特定します。
髪の毛ほどの細さの鍼を使い、最も効果のある1か所のツボに的を絞って施術するため、痛みが苦手な方でも安心して受けていただけます。「優しいのに、からだが変わる」と多くの方に喜んでいただいています。
「病院で異常なしと言われたのに……」という方こそ、東洋医学的なアプローチが力を発揮できる場面です。西洋医学では見えにくい「からだ全体のバランスの乱れ」を、気診によって丁寧に読み解いていきます。
膝からポキポキと音がするとき、からだはあなたに何かを伝えようとしています。「少し疲れているよ」「巡りが悪くなってきたよ」「もう少しケアしてほしいな」という、小さなSOSかもしれません。
30年間、たくさんの方のからだと向き合ってきた私が感じていることがあります。それは、「早く気づいた人ほど、改善が早い」ということです。痛みになる前の違和感の段階で対処できれば、からだの回復力を最大限に引き出すことができます。
一人でずっと悩まないでください。「これくらいで相談していいのかな」と遠慮する必要は全くありません。あなたのからだのこと、こころのこと、どんな小さなことでも気軽に話しかけてもらえたら嬉しいです。寿楽堂は、あなたとあなたの大切な人が笑顔でいられるように、全力で応援します。

