【5秒でご案内】症状検索ページもご利用ください

偏平足で足が疲れやすいのはなぜ?原因と改善方法を鍼灸師が解説

本日の予約状況

夕方になると足がずっしり重くなる、少し歩いただけで足裏が痛くなる。そんな経験はありませんか。多くの方が感じている足の疲れは、もしかすると土踏まずの形に関係しているかもしれません。

足の裏を見たとき、内側のアーチが低くなっていたり、ほとんど見られなかったりする状態を医学的には扁平足と呼びます。この状態になると、普通に歩いているだけでも疲労が蓄積しやすくなるのです。

目次

土踏まずが低下するとはどういう状態か

健康な足には、縦方向と横方向に美しいアーチ構造が存在しています。このアーチは単なる形ではなく、歩行時の衝撃を吸収するバネのような役割を果たす重要な構造です。土踏まずと呼ばれる部分は、まさにこの縦アーチの中心部分にあたります。

扁平足とは、この土踏まずの高さが著しく低下したり、完全に消失したりしている状態を指します。床に立ったとき、足裏全体がべったりと接地してしまうため、本来持っているべきクッション機能が十分に働かなくなってしまうのです。

簡単にできるセルフチェック方法

自分の足がどのような状態なのか、自宅で簡単に確認できます。濡れた足で紙の上に立ってみてください。足跡を見たとき、内側のくびれがほとんど見られず、足の内側全体が紙に接していれば、土踏まずの低下が疑われます。

また、靴底の減り方を観察するのも有効です。内側ばかりが極端に減っている場合、足のアーチが崩れて内側に重心が偏っている可能性が高いでしょう。

土踏まずの低下で身体が疲れやすくなる理由

では、なぜ土踏まずが低くなると疲労を感じやすくなるのでしょうか。そこには複数の医学的メカニズムが関わっています。足という小さな部位の変化が、全身の疲れにつながる理由を詳しく見ていきましょう。

衝撃を吸収する機能が失われる

通常の足では、着地時の衝撃をアーチ構造が柔軟に吸収します。しかし土踏まずが低下していると、この自然なクッション機能が働きません。一歩ごとに地面からの衝撃が足裏全体に直接伝わり、骨や関節、筋肉に過度な負担をかけ続けることになります。

この衝撃は足だけにとどまらず、膝や腰、さらには背骨まで波及していきます。長時間歩いたり立ったりしていると、全身に疲労が蓄積するのはこのためです。

筋肉が常に過剰に働く

アーチが崩れた足では、本来アーチが担うべき体重支持を筋肉が代わりに行わなければなりません。特にふくらはぎの深層にある後脛骨筋は、土踏まずを支える重要な筋肉ですが、扁平足の方ではこの筋肉が常に過緊張状態になります。

太ももやお尻の筋肉も、不安定な足元をカバーするために余計な力を使い続けます。筋肉疲労が慢性化すると、少しの運動でもすぐに疲れを感じるようになってしまうのです。

血液の循環が滞りやすくなる

足は「第二の心臓」と呼ばれ、筋肉の収縮によって血液を心臓に送り返すポンプの役割を果たしています。しかし土踏まずが低下すると、この筋肉ポンプがうまく機能しません。血液やリンパ液が下半身に停滞し、むくみや冷えの原因となります。

循環が悪化すれば、疲労物質も排出されにくくなります。夕方になると足がパンパンに張ってだるくなるのは、まさにこの循環不良が原因です。

姿勢のバランスが全身に影響

足元の不安定さは、身体の土台が傾いているようなものです。骨盤が前傾したり、背骨が不自然な湾曲を強いられたりと、全身の姿勢バランスが崩れていきます。正しい姿勢を保とうとして、背中や首の筋肉まで緊張し続けることになるのです。

こんな症状があれば土踏まずの低下が関係しているかも

土踏まずの低下による影響は、足の疲れだけではありません。以下のような症状に心当たりがある方は、足のアーチ構造に問題がある可能性を考えてみてください。

足周辺に現れる症状

  • 足裏に痛みや違和感がある
  • 内くるぶしの下側が腫れたり痛んだりする
  • かかと周辺に慢性的な痛みがある
  • 足の指が地面をつかむ感覚がない
  • 靴の中で足が安定せず滑る感じがする

特に足底筋膜炎という、足裏の筋膜が炎症を起こす症状は、扁平足の方に非常に多く見られます。朝起きて最初の一歩で強い痛みを感じる場合は要注意です。

下肢から全身に広がる症状

  • ふくらはぎが常にだるく、こむら返りを起こしやすい
  • 膝の内側に痛みや違和感がある
  • 長時間立っていると腰が痛くなる
  • 足のむくみがなかなか取れない
  • 夕方になると全身の倦怠感が強い
  • 運動後の疲労回復に時間がかかる

これらの症状は、一見すると土踏まずとは無関係に思えるかもしれません。しかし足元の問題が全身に波及した結果として現れていることが少なくないのです。

土踏まずが低下する主な原因

なぜ土踏まずは低下してしまうのでしょうか。生まれつきの要因もありますが、多くの場合は後天的な原因によって徐々に進行していきます。複数の要因が重なり合っていることも珍しくありません。

筋力の低下が最大の要因

足裏には小さな筋肉がたくさん存在し、これらが協力してアーチを支えています。しかし現代人は裸足で歩く機会が減り、足の筋肉を十分に使わなくなりました。運動不足や加齢によって筋力が衰えると、アーチを維持できなくなっていくのです。

特に後脛骨筋という、ふくらはぎの奥にある筋肉の機能低下は深刻です。この筋肉が弱ると、内側のアーチを引き上げる力が失われ、土踏まずがどんどん平らになっていきます。

日常生活の習慣による影響

長時間の立ち仕事は、足に持続的な負担をかけます。また、サイズの合わない靴や、クッション性のない固い靴を履き続けることも、足のアーチに悪影響を及ぼします。ハイヒールやつま先の細い靴も、足の自然な形を歪めてしまう原因となるでしょう。

体重の増加も見逃せない要因です。足は全体重を支える部位ですから、体重が増えれば増えるほど、アーチにかかる負担は大きくなります。

加齢に伴う組織の変化

年齢を重ねると、アーチを支えている靭帯が自然に緩んできます。筋肉量も減少するため、若い頃は問題なかった人でも、中高年になってから土踏まずの低下が進行することがあります。これは自然な老化現象の一つではありますが、適切なケアで進行を遅らせることは可能です。

東洋医学が考える根本原因

東洋医学では、足の問題を内臓の機能と関連づけて考えます。特に「腎」の気が不足すると、骨や筋肉を養う力が弱まり、足腰の症状として現れるとされています。また、気血の流れが滞ることで、下半身に冷えや水分の停滞が生じ、これが足の構造にも影響を与えると考えられているのです。

日常でできる改善方法

土踏まずの低下による疲れやすさは、適切なアプローチで改善が期待できます。ここでは、自宅で取り組める方法から専門的なサポートまで、段階的にご紹介していきましょう。

足の筋肉を鍛えるトレーニング

足裏の筋肉を強化することは、アーチの回復に直結します。タオルギャザーという運動は特に効果的です。床にタオルを広げて座り、足の指だけを使ってタオルを手前に引き寄せます。一日に朝晩2回、各10回程度行うだけでも、数週間で足の筋力が向上してきます。

足指じゃんけんも簡単で効果的です。足の指でグー、チョキ、パーを作る動作を繰り返すことで、普段使わない足裏の小さな筋肉が活性化されます。テレビを見ながらでもできる手軽さが魅力でしょう。

ふくらはぎの柔軟性を高める

硬くなったふくらはぎの筋肉は、足首の動きを制限し、アーチへの負担を増やします。壁に手をついて、片足を後ろに引き、かかとを床につけたままアキレス腱を伸ばすストレッチを行いましょう。膝を伸ばした状態と曲げた状態の両方で行うと、浅層と深層の筋肉を効果的に伸ばせます。

入浴後の身体が温まっているときに行うと、より効果が高まります。痛みを感じない範囲で、ゆっくりと20〜30秒キープすることがポイントです。

足裏を刺激して血行促進

青竹踏みやゴルフボールを使った足裏マッサージは、血液循環を改善し、疲労回復を早めます。特に土踏まず部分を重点的に刺激することで、凝り固まった組織がほぐれ、筋肉の柔軟性も向上します。一日の終わりに5分程度行うだけで、翌朝の足の軽さが違ってくるはずです。

歩き方を見直す意識

正しい歩行フォームは、足への負担を大きく軽減します。かかとから着地し、足の外側を通って、最後に親指で地面を蹴る。この一連の動作を意識するだけで、足のアーチが自然に使われるようになります。内股にならないよう、つま先をやや外側に向けて歩くことも大切です。

適切なインソールの活用

医療用のインソールは、土踏まず部分を物理的にサポートし、正常なアーチを再現します。既製品でも効果はありますが、できれば専門家に足の形を測定してもらい、オーダーメイドで作成するのが理想的です。靴の中に入れるだけで、歩行時の疲労感が劇的に軽減されることも珍しくありません。

靴選びの重要性を理解する

推奨される靴の特徴避けるべき靴の特徴
かかとがしっかり固定されるかかと部分が柔らかすぎる
適度なアーチサポートがある完全に平らな靴底
つま先に十分な空間があるつま先が極端に細い
クッション性のある靴底靴底が硬すぎるもの
足の幅に合ったサイズ大きすぎる、小さすぎる靴

靴は午後に選ぶのがベストです。一日の活動で足がむくんだ状態でフィッティングすることで、より正確なサイズ選びができます。

鍼灸治療による東洋医学的アプローチ

セルフケアと並行して、東洋医学に基づく鍼灸治療を取り入れることで、より根本的な改善が期待できます。西洋医学とは異なる視点から、身体全体のバランスを整えていくアプローチです。

深層筋への直接的な働きかけ

鍼灸治療の大きな特徴は、表面からのマッサージでは届かない深い筋肉に直接アプローチできることです。特に後脛骨筋のような深層筋の緊張を緩めるには、鍼の刺激が非常に効果的です。適切なツボに髪の毛ほどの細い鍼を刺入することで、筋肉の過緊張がすみやかに解放されていきます。

血液循環の活性化

鍼灸刺激は、微小血管の血流を改善する効果が科学的にも認められています。足先まで血液がしっかり巡るようになれば、酸素や栄養が十分に供給され、疲労物質も効率よく排出されます。むくみや冷えの改善にもつながるでしょう。

痛みの軽減メカニズム

鍼の刺激は神経系に働きかけ、痛みを感じる閾値を調整します。慢性的な足の痛みに悩まされている方にとって、この鎮痛効果は大きな助けとなります。痛みが軽減されれば、運動療法にも積極的に取り組めるようになり、好循環が生まれます。

全身の気血バランスを整える

東洋医学では、足の症状も身体全体の不調の一部として捉えます。腎や肝といった臓腑の機能を高めるツボを選ぶことで、足だけでなく全身の生命力が底上げされます。体質そのものを改善していくことが、症状の再発防止にもつながるのです。

効果的なツボの例

  • 足三里(あしさんり):膝の下にあるツボで、万能のツボとして知られ、疲労回復や免疫力向上に効果があります
  • 三陰交(さんいんこう):内くるぶしの上にあり、下肢の血流改善や婦人科系の症状にも有効です
  • 太谿(たいけい):内くるぶしとアキレス腱の間にあり、腎の気を補い、足腰の力を高めます
  • 湧泉(ゆうせん):足裏の中央やや上部にあり、生命エネルギーが湧き出る重要なツボです

ツボは一人ひとりの体質や症状によって最適な組み合わせが異なります。当院では気診という独自の検査法で、その日のあなたの身体が最も必要としているツボを正確に見極めて施術を行っています。

日常生活で心がけたい予防のポイント

土踏まずの低下を予防し、疲れにくい足を維持するには、毎日のちょっとした心がけが大切です。特別なことではなく、日常の中で無理なく続けられる習慣を身につけましょう。

適正体重を保つ努力

足は全体重を支えています。体重が増えれば、それだけアーチへの負担も増大します。バランスの取れた食事と適度な運動で、標準体重を維持することが足の健康につながります。

裸足で過ごす時間を作る

自宅では裸足で過ごす時間を増やしてみましょう。足裏の感覚が研ぎ澄まされ、足の指を自然に使うようになります。砂浜や芝生の上を裸足で歩くことも、足裏の筋肉を刺激する素晴らしいトレーニングになります。

足を冷やさない工夫

冷えは血行不良を招き、筋肉の柔軟性も低下させます。就寝前の足湯や、夏でも冷たい飲み物を控えるなど、足元を温める習慣を取り入れてください。東洋医学では、下半身を温めることは全身の健康維持に不可欠と考えられています。

こまめに休息を取る

長時間の立ち仕事や歩行の後は、足を心臓より高い位置に上げて休むことで、血液やリンパの流れが改善されます。座りっぱなしも良くありませんので、適度に立ち上がって足首を回すなど、動きを取り入れることが大切です。

土踏まずの低下による疲れは改善できる

土踏まずが低くなって足が疲れやすいという悩みは、決して諦める必要はありません。適切なセルフケアと専門的な治療を組み合わせることで、多くの方が症状の改善を実感されています。

大切なのは、足だけを見るのではなく、全身のバランスや生活習慣まで含めて総合的にアプローチすることです。東洋医学の視点を取り入れた鍼灸治療は、表面的な症状だけでなく、体質そのものを改善していく力を持っています。

30年間で17万人以上の方を診てきた経験から、私は確信を持って言えます。土踏まずの問題による疲労は、正しい方法で取り組めば必ず改善の道が開けます。一人で悩まず、専門家のサポートを受けながら、快適に歩ける足を取り戻していきましょう。

足の疲れ・土踏まずの低下でお悩みの方へ

富山寿楽堂鍼灸院では、東洋医学の気診と鍼灸気功整体を統合した優しいツボ施術で、足の疲れやすさや痛みに対応しています。一人ひとりの体質や症状に合わせた個別の治療計画で、根本からの改善を目指します。

症状別の詳しい施術内容を見る

※初回は1日2名限定です。お早めにご予約ください
お問い合わせ:0766-84-0243


院長:泉

どんなお悩みもお気軽にご相談ください

住所
富山県射水市八幡町2-13-2
電話番号
0766-84-5355
定休日
日曜日
ご予約・お問い合わせ
050-3645-3688
24時間受付中

気軽にシェアしてください
目次