
院長:泉お気軽にご相談ください!


こんにちは。富山寿楽堂鍼灸院・整体院の泉賢秀です。最近、肩を回したときに感じる肩甲骨のゴリゴリ、ありませんか?不思議とそのゴリゴリが気持ちよくて、つい何度も肩を回してしまう方も多いのではないでしょうか。
実は当院にも、肩こりや肩甲骨まわりの違和感で来院される方がとても多く、皆さん口を揃えて「肩甲骨のあたりがゴリゴリして気持ちいいんです」とおっしゃいます。でもその気持ちよさの裏には、身体からの大切なサインが隠されているんです。今日は30年で17万人以上を施術してきた私の経験から、この肩甲骨のゴリゴリについて詳しくお話ししますね。


肩甲骨がゴリゴリするのは、身体があなたに「ケアが必要ですよ」と教えてくれているサインかもしれません
肩甲骨を動かしたときに感じるゴリゴリという感触や音。これは一体何が起きているのでしょうか。実はこのゴリゴリの正体は、主に筋肉のこりや癒着、そして関節周辺の組織の引っかかりなんです。デスクワークやスマートフォンの使用で、長時間同じ姿勢を続けていると、肩甲骨まわりの筋肉が緊張して固まってしまいます。
特に肩甲骨と肋骨の間にある菱形筋や肩甲挙筋といった筋肉が硬くなると、肩甲骨の動きがスムーズでなくなり、ゴリゴリという感触が生まれます。これは筋肉の繊維が癒着していたり、筋膜が硬くなったりしている状態です。また、肩甲骨周辺の滑液包という組織に炎症が起きている場合もあります。
東洋医学的な視点から見ると、このゴリゴリは「気血の滞り」のサインでもあります。気や血液の流れが悪くなると、筋肉に十分な栄養や酸素が届かず、老廃物が溜まって硬くなってしまうんですね。
では、なぜこのゴリゴリが気持ちいいと感じるのでしょうか。実は肩甲骨を動かしてゴリゴリさせることで、一時的に血流が促進され、凝り固まった筋肉がほぐれる感覚があるからなんです。この刺激によって脳内でエンドルフィンという快楽物質が分泌され、「イタ気持ちいい」という独特の感覚が生まれます。
マッサージを受けたときの気持ちよさと似ていますね。固まった筋肉が少しほぐれることで、滞っていた血液やリンパの流れが一時的に改善され、スッキリした感じがするわけです。でも注意していただきたいのは、この気持ちよさは一時的なもので、根本的な解決にはなっていないということです。
「気持ちいいから問題ないのでは?」と思われるかもしれませんが、実はそうとも限りません。肩甲骨のゴリゴリを放置していると、筋肉の緊張がさらに進行し、慢性的な肩こりや首こり、さらには頭痛やめまいといった症状につながることがあります。
当院に来られる患者さんの中にも、「最初はゴリゴリするだけだったのに、だんだん痛みが出てきた」とおっしゃる方が少なくありません。筋肉の硬さが慢性化すると、姿勢も崩れやすくなり、身体全体のバランスが悪くなってしまうのです。


肩甲骨がゴリゴリする原因は一つではありません。日常生活の中には、肩甲骨まわりの筋肉を硬くしてしまう要因がたくさん潜んでいます。ここでは代表的な原因をいくつかご紹介しましょう。
現代人の多くが抱えているこの問題。パソコンやスマートフォンを使うとき、私たちは無意識に前かがみの姿勢になりがちです。この姿勢が続くと、肩甲骨が外側に引っ張られた状態で固定され、肩甲骨まわりの筋肉が常に緊張状態になります。特にキーボードを打つときやスマホを見るときは、肩が前に巻き込まれる「巻き肩」という状態になりやすく、これが肩甲骨周辺の筋肉を硬くする大きな原因になっています。
1時間以上同じ姿勢でいると、筋肉への血流が悪くなり、酸素不足で筋肉が硬くなってしまいます。さらに、画面を見続けることで目の疲れも溜まり、これが首や肩の筋肉の緊張を引き起こす悪循環を生んでしまうんです。
肩甲骨を支える筋肉が弱くなると、正しい位置に肩甲骨を保てなくなります。特に菱形筋や僧帽筋といった背中の筋肉が衰えると、肩甲骨が不安定になり、動かしたときにゴリゴリという音や感触が生まれやすくなります。運動不足は筋力低下だけでなく、関節の可動域を狭めることにもつながるため、肩甲骨の動きがぎこちなくなってしまうんですね。
意外に思われるかもしれませんが、ストレスも肩甲骨のゴリゴリと深く関係しています。ストレスを感じると、無意識に肩に力が入り、筋肉が緊張状態になります。この状態が続くと、筋肉が常に収縮した状態になり、硬くなってしまうのです。
東洋医学では、ストレスは「肝」の働きを乱し、気血の流れを滞らせると考えます。気血の巡りが悪くなると、筋肉に栄養が届かず、老廃物が溜まってこりやすくなります。当院でストレス検査を行うと、肩甲骨まわりに症状がある方の多くが高いストレス値を示すことがわかっています。
身体が冷えると血管が収縮し、血液の流れが悪くなります。すると筋肉に十分な酸素や栄養が届かず、筋肉が硬くなりやすくなります。特に冷房の効いたオフィスで長時間過ごす方や、シャワーだけで済ませがちな方は要注意です。冷えは万病のもとといわれますが、肩甲骨のゴリゴリにも大きく影響しているんですよ。
それでは、気持ちいいゴリゴリを根本から解消するために、自宅でできるケア方法をお伝えしましょう。毎日少しずつ実践することで、肩甲骨まわりの筋肉がほぐれ、ゴリゴリも軽減していきますよ。
肩甲骨を意識的に動かすストレッチは、凝り固まった筋肉をほぐすのにとても効果的です。まず両手を肩に置き、肘で大きな円を描くように回します。前回し10回、後ろ回し10回を1セットとして、朝晩2回行いましょう。ポイントは、肩甲骨を大きく動かすことを意識することです。
次に、両腕を背中で組み、肩甲骨を内側に寄せるストレッチもおすすめです。この動きによって、普段使わない肩甲骨まわりの筋肉が刺激され、血流が改善されます。デスクワークの合間に取り入れると、筋肉が固まるのを防げますよ。
テニスボールを使った方法も効果的です。仰向けに寝て、肩甲骨の内側にテニスボールを置き、自分の体重でゆっくり圧をかけます。痛気持ちいいポイントを見つけたら、そこで深呼吸を3回ほど繰り返しましょう。強く押しすぎると筋肉を傷めてしまうので、気持ちいいと感じる程度の圧に留めてくださいね。
このセルフマッサージは、筋肉の深層部にアプローチでき、血流改善に役立ちます。お風呂上がりの身体が温まっているときに行うと、さらに効果的です。
どんなにストレッチやマッサージをしても、日常の姿勢が悪ければ効果は半減してしまいます。デスクワークをするときは、画面と目線が同じ高さになるよう調整し、椅子に深く腰掛けて背筋を伸ばすことを意識しましょう。
スマートフォンを見るときも、下を向かずに目線の高さまで持ち上げるようにすると、首や肩への負担が軽減されます。1時間に一度は立ち上がって、軽く身体を動かす習慣をつけるのもいいですね。
シャワーだけで済ませず、しっかり湯船に浸かることも大切です。38〜40度のぬるめのお湯に15〜20分ほど浸かると、全身の血行が促進され、筋肉の緊張がほぐれます。入浴中に首や肩をゆっくり回すと、より効果的に筋肉をほぐすことができますよ。
東洋医学では、肩甲骨まわりの症状は「気血の滞り」として捉えます。経絡という気の通り道のうち、肩甲骨まわりには小腸経、三焦経、胆経といった重要な経絡が通っています。これらの経絡の流れが滞ると、肩甲骨まわりにこりや痛みが生じやすくなるんです。
当院では、気診という独自の検査法で、どの経絡にどれだけの滞りがあるかを確認します。そして、その人に最も必要なツボ一点に鍼を施すことで、全身の気血の流れを整えていきます。一般的な治療では症状のある部分に直接アプローチしますが、東洋医学では根本原因を探り、身体全体のバランスを整えることを重視しているんですよ。
肩甲骨まわりの症状に効果的なツボとして、「肩井(けんせい)」や「天宗(てんそう)」があります。肩井は肩の一番高いところにあり、肩こりの特効穴として知られています。天宗は肩甲骨のちょうど真ん中あたりにあり、肩甲骨まわりのこりに効果的です。
ただし、自分でツボを押す場合は、強く押しすぎないように注意してください。気持ちいいと感じる程度の圧で、ゆっくりと押すのがコツです。より効果的にツボを活用したい場合は、専門家に相談されることをおすすめします。
セルフケアでもある程度の改善は期待できますが、慢性化した肩甲骨のゴリゴリは、専門家による施術を受けることで、より早く根本的に改善できることが多いです。当院では、鍼灸と気功整体を組み合わせた独自の施術で、多くの方の症状を改善してきました。
特に鍼灸施術は、筋肉の深層部まで直接アプローチでき、血流改善や自律神経の調整に優れた効果を発揮します。髪の毛ほどの細さの鍼を使用するため、痛みもほとんどありません。施術後は「身体がじんわり温まる」「肩が軽くなった」という声を多くいただいています。
また、気診という検査で身体の状態を詳しく調べることで、なぜ肩甲骨がゴリゴリするのか、その根本原因を特定できます。ストレスが原因なのか、姿勢が原因なのか、それとも内臓の疲れが関係しているのか。原因が分かれば、的確な施術と生活指導ができ、再発予防にもつながるんですよ。
当院では初回に詳しい問診と検査を行い、あなたの身体の状態を総合的に分析します。そして過去の臨床データと照合しながら、最適な施術計画を立てていきます。何回くらいの施術が必要か、どのくらいの頻度で通院すればいいかを明確にお伝えするので、安心して施術を受けていただけます。
症状の改善だけでなく、再発予防や健康維持まで視野に入れた施術を心がけています。身体が楽になると、気持ちも前向きになり、日常生活がより楽しくなりますよね。
肩甲骨のゴリゴリは、一時的には気持ちいいと感じるかもしれませんが、それは身体からの大切なサインです。長時間のデスクワーク、運動不足、ストレス、冷えなど、現代人を取り巻く様々な要因が、肩甲骨まわりの筋肉を硬くしています。
セルフケアを取り入れることで、ある程度の改善は期待できますが、慢性化している場合や痛みを伴う場合は、専門家に相談することをおすすめします。東洋医学の視点から身体全体のバランスを整えることで、肩甲骨のゴリゴリだけでなく、身体とこころの健康を取り戻すことができますよ。
30年の臨床経験の中で、多くの方が肩甲骨まわりの症状から解放され、笑顔を取り戻されるのを見てきました。あなたも一人で悩まず、どんな些細なことでも構いませんので、お気軽にご相談くださいね。あなたの身体が本来持っている治る力を引き出し、快適な毎日を取り戻すお手伝いをさせていただきます。