
院長:泉お気軽にご相談ください!


腰が痛いだけでもつらいのに、お腹まで痛くなると不安になりますよね。腰痛と腹痛が同時に起こるのは、実は珍しいことではありません。多くの方が経験される症状ですが、原因はさまざまです。筋肉や骨格の問題から、内臓の病気まで可能性があるため、適切な判断が必要になります。
今回は腰とお腹が同時に痛むときに考えられる原因と、どのような対処をすべきかについて詳しくお話しします。ご自身の症状と照らし合わせながら読んでいただければと思います。


腰とお腹の痛みは身体からの大切なサインです。原因を見極めることが改善への第一歩
腰とお腹の両方に痛みが出る場合、大きく分けると筋骨格系の問題と内臓由来の問題があります。どちらが原因なのかを見極めることが、適切な対処につながります。痛みの場所や強さ、どんなときに痛むかによって、ある程度原因を推測することができます。
デスクワークや立ち仕事で同じ姿勢を長時間続けていると、腰周りの筋肉が緊張して硬くなります。この筋肉の緊張が腹部の筋膜にまで広がることで、腰とお腹の両方に痛みを感じることがあります。特に腰方形筋や大腰筋といった深層の筋肉が硬くなると、前かがみになったり、寝返りを打つときに痛みが増すことが特徴です。
運動不足による筋力低下も見逃せません。体幹を支える筋肉が弱くなると、腰椎に負担がかかり、その影響で腹部にも痛みが広がります。また、ぎっくり腰のような急性の腰痛でも、痛みをかばうために腹筋に力が入り続け、お腹まで痛くなることがあります。
内臓に何らかのトラブルがあると、関連痛といって離れた場所に痛みを感じることがあります。消化器系、泌尿器系、婦人科系の臓器に問題があると、腰とお腹の両方に痛みが現れやすくなります。
消化器系では、大腸憩室炎、膵炎、胆石症などが考えられます。特に膵炎は背中から腰にかけて強い痛みが出ることが知られています。泌尿器系では尿路結石や腎盂腎炎が代表的で、激しい痛みが特徴です。女性の場合は子宮内膜症や卵巣嚢腫など婦人科系の病気でも腰痛を伴うことがあります。
これらの内臓由来の痛みは、姿勢を変えても痛みが変わらない、発熱や吐き気を伴う、血尿や不正出血があるなどの特徴があります。このような症状がある場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。


腰とお腹の痛みといっても、その感じ方や現れ方はさまざまです。痛みの特徴を観察することで、ある程度原因を推測できます。ご自身の症状と照らし合わせてみてください。
前かがみになったり、腰をひねったり、立ち上がるときに痛みが増す場合は、筋肉や骨格の問題である可能性が高いです。動かさずにじっとしていても痛む、あるいは夜間に痛みで目が覚める場合は内臓の問題を疑います。筋骨格系の痛みは体勢によって楽な姿勢が見つかることが多いのに対し、内臓由来の痛みはどんな姿勢をとっても痛みが続く傾向があります。
痛みが左右どちらか一方に偏っている場合は、内臓の位置と関連することがあります。右上腹部と腰が痛む場合は胆石や肝臓の問題、左上腹部なら膵臓や脾臓、左下腹部なら大腸や婦人科系を考えます。一方で、腰全体と下腹部全体が重だるく痛む場合は、筋肉の緊張や冷えによる血行不良の可能性があります。
痛みが腰から脇腹、下腹部へと広がっていく場合は尿管結石の可能性もあります。この場合は非常に強い痛みで、救急搬送されることも珍しくありません。
痛みだけでなく、他の症状があるかどうかも重要な判断材料になります。発熱がある、吐き気や嘔吐がある、下痢や便秘が続いている、排尿時に痛みがある、血尿が出るなどの症状がある場合は、内臓の病気を強く疑います。女性で生理不順や不正出血がある場合も婦人科の受診が必要です。
一方で、肩こりや首の痛みも一緒にある、疲れがたまっている、ストレスが多い生活をしているという場合は、自律神経の乱れから筋肉が緊張して痛みが出ていることも考えられます。
東洋医学では、腰とお腹の痛みを「気・血・水」の巡りの滞りとして捉えます。現代医学とは違う視点から身体を見ることで、原因が見えてくることがあります。
腰は「腎」の位置にあたり、生命エネルギーの根源と考えられています。お腹は「脾胃」といって消化吸収を担う場所です。この腎と脾胃のエネルギーが不足すると、腰とお腹の両方に不調が現れやすくなります。冷えや疲労、加齢などによって腎のエネルギーが弱まると、腰が重だるくなり、同時にお腹も冷えて痛みを感じます。
また、ストレスは「肝」の気の流れを滞らせます。肝の気が滞ると、脇腹や下腹部、腰に痛みが出やすくなります。イライラしやすい、お腹が張る、ため息が多いという方は、肝の気滞が関係している可能性があります。
東洋医学で特に重視するのが「冷え」です。お腹や腰が冷えると、その部分の血液循環が悪くなり、痛みを引き起こします。現代人は冷たい飲食物を摂る機会が多く、エアコンの効いた環境で過ごすことが多いため、知らず知らずのうちに身体が冷えています。特に女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、冷えやすく、腰痛や腹痛を起こしやすい傾向があります。
冷えによる痛みは温めると楽になるのが特徴です。お風呂に入ったり、カイロで温めたりすると痛みが和らぐ場合は、血行不良が原因の可能性が高いといえます。
腰とお腹の痛みを改善し、再発を防ぐためには、日常生活の中での心がけが大切です。すぐに実践できることから始めてみましょう。
毎日湯船につかることは、血行を良くする最も簡単で効果的な方法です。38度から40度くらいのぬるめのお湯に15分から20分ゆっくり浸かることで、深部まで温まり、筋肉の緊張がほぐれます。シャワーだけで済ませている方は、ぜひ湯船につかる習慣をつけてください。
腰やお腹にカイロを貼るのも効果的です。特に下腹部の丹田と呼ばれる場所や、腰のベルトラインあたりを温めると全身の血流が良くなります。ただし、低温やけどには注意が必要です。
デスクワークの方は、1時間に一度は立ち上がって身体を動かすようにしましょう。長時間同じ姿勢でいると、腰周りの筋肉が固まってしまいます。椅子に座るときは、骨盤を立てて座ることを意識すると腰への負担が減ります。
重いものを持ち上げるときは、膝を曲げてしゃがんでから持ち上げるようにします。腰を曲げた状態で持ち上げると腰への負担が大きくなり、ぎっくり腰の原因になります。
内臓の負担を減らすためには、食生活の見直しも重要です。脂っこいものや甘いもの、冷たいものの摂りすぎは消化器に負担をかけます。バランスの良い食事を心がけ、よく噛んでゆっくり食べることが大切です。
アルコールの飲みすぎは膵臓や肝臓に負担をかけ、腰痛の原因になることもあります</strong。適量を守り、休肝日を設けるようにしましょう。便秘も腰痛の原因になりますので、食物繊維を十分に摂り、水分補給も忘れずに行ってください。
ストレスは自律神経のバランスを崩し、筋肉を緊張させます。深呼吸や軽い運動、趣味の時間を持つなど、自分なりのストレス解消法を見つけることが大切です。質の良い睡眠も身体の回復には欠かせません。寝る前のスマホやパソコンは控えめにし、リラックスして眠りにつける環境を整えましょう。
腰とお腹の痛みの中には、緊急性の高い病気が隠れていることもあります。次のような症状がある場合は、我慢せずにすぐに医療機関を受診してください。
これらは重大な病気のサインである可能性があります。特に中高年の方で、がんの家族歴がある、健康診断で異常を指摘されたことがあるという場合は、より注意が必要です。
病院で検査を受けても異常が見つからない、薬を飲んでも改善しないという場合は、鍼灸整体が力になれることがあります。当院では東洋医学の考え方に基づき、身体全体のバランスを整えることで、腰とお腹の痛みにアプローチしています。
当院では気診という筋反射テストを用いて、痛みの本当の原因を探ります。症状が出ている場所だけでなく、全身のエネルギーバランス、自律神経の状態、ストレスレベルなどを総合的に評価します。同じ腰とお腹の痛みでも、人によって原因は異なります。お一人お一人の身体の状態に合わせた施術を行うことが、改善への近道です。
当院の鍼灸整体は、痛みを伴わない優しい刺激が特徴です。髪の毛ほどの細い鍼を使い、気診で見つけた最も効果的なツボ一箇所に施術します。このツボへの刺激が全身に波及し、血液循環を改善し、筋肉の緊張をほぐし、内臓の働きを整えます。身体が本来持っている治る力を引き出すことで、症状の改善だけでなく、再発しにくい身体づくりをサポートします。
腰とお腹の痛みには、冷えと自律神経の乱れが深く関わっています。当院の施術は血行を促進し、身体を芯から温める効果があります。また、副交感神経を優位にすることで、リラックス状態を作り出し、筋肉の緊張を和らげます。施術後に「身体がポカポカする」「お腹が温かくなった」「よく眠れるようになった」というお声をよくいただきます。
腰とお腹が同時に痛むという症状は、身体からの大切なメッセージです。筋肉や骨格の問題から内臓の病気まで、さまざまな原因が考えられますが、適切な対処をすれば改善できることが多いのです。まずは痛みの特徴をよく観察し、緊急性がある場合は医療機関を受診してください。
病院で検査をしても異常がない、治療を受けているけれど改善しないという方は、東洋医学の視点から身体を見直してみることをお勧めします。私たち富山寿楽堂鍼灸院・整体院は、約30年間で17万人以上の方々の痛みと向き合ってきました。その豊富な経験と実績をもとに、あなたの症状改善を全力でサポートいたします。
一人で痛みを抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。あなたの「治りたい」という気持ちに、私たちは真摯に向き合います。痛みのない快適な毎日を取り戻すために、一緒に歩んでいきましょう

