イップス(局所性ジストニア)の鍼灸整体｜
富山寿楽堂鍼灸院・整体院

イップス(局所性ジストニア)の症例報告

イップス(局所性ジストニア)とは

イップス（局所性ジストニア）とは、特定の動作を行う際に無意識に筋肉が硬直し、今まで普通にできていた動作が突然できなくなる神経運動障害です。主にスポーツの世界で知られており、野球での制球難、ゴルフでのパッティング障害、書字困難などが代表的な症状です。学術的には局所性ジストニアと同義で考えられ、脳の構造変化が原因とされており、同じ動作を過剰に繰り返すことによって発症することが明らかになっています。

症状は動作特異的であり、特定の動作中にのみ現れるのが特徴で、音楽家、理容師、ゴルファー、プログラマーなど熟練した動きを必要とする職業に多く見られるため「職業性ジストニア」とも呼ばれています。心理的なプレッシャーや固定観念により、心（無意識）と頭（意識）で葛藤が生じ、その結果として筋肉の硬直が生まれ、思い通りのパフォーマンスを妨げることになります。

イップス（局所性ジストニア）の正確な患者数に関する全国統計は限られていますが、局所性ジストニア全体では人口10万人あたり約30人の有病率とされています。特にスポーツ選手においては高い頻度で発症し、プロ野球選手の約20％がイップスを経験しているという報告もあります。

職業性ジストニアとしては、音楽家の約1～2％、理容師や美容師の約0.5％が発症するとされており、特に高度な技術を要求される職業ほど発症リスクが高くなる傾向があります。また、書痙（書字時のジストニア）については、日本では推定で約10万人が悩んでいるとされ、現代社会におけるデジタル化の進展により、パソコン操作に関連したジストニアも増加傾向にあります。

イップス（局所性ジストニア）を放置すると、症状が固定化し、特定の動作に対する恐怖心や不安感がさらに強くなって悪循環に陥り、症状の改善がより困難になります。スポーツ選手の場合、パフォーマンスの著しい低下により競技を続けることができなくなり、最悪の場合は引退を余儀なくされることもあります。

職業性ジストニアの場合、仕事に必要な基本的な動作ができなくなることで職業継続が困難になり、経済的な問題や社会的な孤立を招く可能性があります。また、症状への不安や恐怖から、該当する動作を完全に避けるようになり、筋力低下や運動機能の全般的な衰退を引き起こすこともあります。

精神的な面では、自信の喪失、うつ症状、不安障害などの二次的な精神的問題を併発するリスクが高まり、日常生活全般に深刻な影響を与える可能性があります。

イップス(局所性ジストニア)の原因

開院以来、当院にはイップス(局所性ジストニア)でお困りの方が多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、イップス(局所性ジストニア)の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

次のようなものがイップス(局所性ジストニア)の原因として挙げられます。

イップス(局所性ジストニア)はこれらの複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

当院にもイップス(局所性ジストニア)でお困りの方が数多く来院されますが、検査をしても身体に明確な異常が見つからないことも少なくありません。だからこそ、根本改善を目指すには、こころと身体の両面から丁寧に状態を見極める検査が重要です。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

イップス(局所性ジストニア)でお悩みなら、充実した検査と豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

医療機関とはここが違います

イップス(局所性ジストニア)の場合、医療機関では以下の治療法が一般的です。

ボツリヌス毒素注射

効果が一時的で3～6ヶ月ごとの定期的な注射が必要となり、経済的負担が大きくなります。また、注射部位の筋力低下や嚥下困難などの副作用が現れることがあり、根本的な治癒ではなく対症療法に留まるという限界があります。

抗コリン薬

口渇、便秘、眠気、記憶障害などの副作用が現れやすく、特に高齢者では認知機能への影響が懸念されます。また、効果に個人差が大きく、十分な効果が得られない場合も多く、長期服用による耐性の問題もあります。

脳深部刺激療法（DBS）

手術による感染症、出血、神経損傷などの重篤な合併症のリスクがあり、手術費用が非常に高額になります。また、電極の故障や位置のずれにより効果が減弱する可能性があり、定期的なメンテナンスと電池交換が必要で、長期的な管理が複雑になります。

イップス(局所性ジストニア)を改善するために

イップス(局所性ジストニア)を改善するためには、まず症状の原因を詳しく分析することが重要です。単なるストレスの問題だけでなく、様々な要因が大きく関与している場合もあります。

イップス(局所性ジストニア)を改善するためには、まずは原因究明が何より重要です。原因を取り違えたまま治療を進めても改善など見込めません。

当院では、イップス(局所性ジストニア)の原因を 内因性ストレス・外因性ストレス・その他のストレス の観点から多角的に分析します。

内因性ストレス（喜・怒・憂・思・悲・恐・驚といった感情の影響）、外因性ストレス（気候や環境要因）、さらには暴飲暴食や過労などの生活習慣も考慮し、根本的な改善を目指します。

過去の改善事例と照らし合わせながら、一人ひとりに最適な施術プランをご提案し、最短での回復をサポートします。

当院の特徴

当院では国家資格を持つ鍼灸師が施術を担当し、専門的な知識と技術で患者様の症状に向き合います。施術は優しいツボ治療を中心に行い、身体への負担を最小限に抑えながら、自然な回復を促します。

また、無理に強い刺激を与えずに効果を引き出す施術を大切にしており、鍼が初めての方や刺激が苦手な方にも安心して受けていただけます。

イップス(局所性ジストニア)の根本原因を見極め、適切な施術を行うことで、身体のバランスを整え、不調の改善を目指します。

当院でイップス(局所性ジストニア)が改善する理由

30年で17万人以上の施術実績が、その効果を裏付けています。

イップス(局所性ジストニア)の多くは、身体的ストレスだけでなく、精神的・社会的・化学的など、さまざまなストレスが関係しています。

当院では、寿楽堂独自の気診を用いた鍼灸整体施術により、こころと身体の両面を施術し、症状の根本改善を目指します。

イップス(局所性ジストニア)のQ＆A

イップス(局所性ジストニア)は自然に治りますか？

軽度の場合は自然に改善することもありますが、多くの場合は適切な治療が必要です。早期の治療開始により改善の可能性が高まるため、症状を感じたら早めの受診が重要です。

イップス(局所性ジストニア)の人がやってはいけないことは？

症状の出る動作を無理に続ける、過度な練習、ストレスの蓄積、睡眠不足は症状を悪化させるため避けるべきです。適度な休息と心身のケアが重要です。

イップスとジストニアの違いは何ですか？

イップスは主にスポーツ分野で使われる用語で、ジストニアは医学的な診断名です。症状としては同じもので、局所性ジストニアの一種がイップスと呼ばれています。

完全に元の状態に戻ることはできますか？

完全な回復は困難な場合もありますが、適切な治療により日常生活に支障のないレベルまで改善することは可能です。個人差があるため継続的な治療が重要です。

症状が出た時の対処法はありますか？

深呼吸、リラクゼーション、感覚トリック（特定の感覚刺激）により症状が軽減することがあります。個人に合った対処法を見つけることが重要です。

イップス(局所性ジストニア)が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院で鍼灸気功整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、イップス(局所性ジストニア)の方に対し、全身のバランスを整える施術を行い、日常生活の質の向上をサポートしています。鍼灸整体の施術により、身体の巡りを整え、自然な回復を促すことで、症状の軽減を目指します。

イップス(局所性ジストニア)でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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