慢性膵炎

慢性膵炎とは

慢性膵炎とは膵臓が長い期間炎症を起こし続け、次第に正常な組織が壊れて硬くなることで、消化酵素やインスリンが十分に作られにくくなり消化不良や血糖の不安定さ、腹痛、体重減少など様々な体の不調を引き起こす病気のことを指します。

消化に時間がかかったり、食事のあとに不快感が強まる方、血糖コントロールが難しい方にも起こりやすい特徴があります。日本では特に中高年男性の患者が多く、推定患者数は約10万人とも言われています。

ゆっくりと症状が進行するため気づかないうちに悪化しやすいのが慢性膵炎の特徴です。国の調査によれば、日本人の中でも決して珍しい病気ではありません。

慢性膵炎の症状を放置してしまうと、たんぱく質や脂肪の吸収不良による栄養障害や、体重の大幅な減少、慢性的な体力低下へとつながる恐れがあります。さらに進行すると、糖尿病や膵臓がんといった命に関わる合併症のリスクも高くなり、日常生活や社会生活に深刻な影響を及ぼします。

症状を軽く考えず、体調の変化を感じたら早めのご相談をおすすめします。

慢性膵炎の原因

開院以来、当院にも慢性膵炎で悩む方が数多くご相談に訪れています。

原因は単一ではなく、いくつかの要素が重なって発症しやすくなります。多量飲酒や喫煙の習慣、過去に急性膵炎を繰り返した人、膵管や膵石の異常、高脂血症や胆石症、家族の病歴、生活習慣の乱れなどが要因とされています。また女性よりも男性に多い傾向があります。

慢性膵炎はこのような複数の誘因が複雑に作用し、体質や年齢、生活習慣、他の持病とも関係して発症します。だからこそ、表面だけの対応でなく根本の原因を一緒に探る姿勢が大切なのです。

何かひとつ当てはまる方、迷われている方も一度当院にご相談ください。

病院とはここが違います

慢性膵炎の治療には病院で様々な方法が行われます。

禁酒・禁煙

長年の生活習慣の見直しは簡単ではなく、途中でつらくなり挫折する方もいらっしゃいます。

低脂肪食の指導

食事制限が強いと日々の楽しみや外食も制約され、ストレスの原因にもなります。

消化酵素薬の処方

薬の効き目には個人差があるため効果を実感しにくく、根本的な回復には結びつかないことも多いです。

痛み止めや蛋白分解酵素阻害薬

長期使用で副作用が心配なことや、一時的な効果にとどまる場合も少なくありません。

内視鏡的治療・外科手術

体への負担や再発リスク、合併症などデメリットもあり慎重な判断が求められます。

慢性膵炎を改善するために

慢性膵炎を根本から改善するには原因や体質、ご自身の生活背景に合わせた対応が欠かせません。表面的な治療だけでなく体の内側からのアプローチにより本来の状態に近づけていくことが大事です。当院ではじっくりとお話を伺い、状態に合わせた優しい施術を通じて体調の底上げを図り、生活の質向上を目指します。

薬や治療だけに頼るのではなく、ご本人の自然な回復力を大切にして進めていく、それが当院の考え方です。

当院の特徴

富山寿楽堂鍼灸院・整体院では経験豊富な鍼灸師が施術を担当し、独自の診断技術と東洋医学的な知見を活かして個別にアプローチします。無理な刺激は行わず優しいツボ施術で身体のバランスやエネルギーの巡りを整え、不調の根本改善を目指します。

30年で17万人以上の方を診た実績があり、症状の背景に寄り添ったサポートを心がけています。初めての方も安心してご相談いただけます。

当院で慢性膵炎が改善する理由

東洋医学の視点で一人ひとりの体の状態を総合的に見て、的確にアプローチを行うことで、慢性膵炎の症状軽減や体力回復を目指せます。豊富な改善症例と経験を基に、丁寧なケアで未来をサポートします。

慢性膵炎のQ＆A

慢性膵炎は自然に治りますか？

慢性膵炎が自然に治癒することはまれで、治療や生活習慣の見直しが大切です。早めの対策が将来を左右します。

どのような人が慢性膵炎にかかりやすいですか？

多量の飲酒や喫煙、急性膵炎を繰り返した方、家族歴がある方、高脂血症や胆石症を持つ方などは特に注意が必要です。

禁酒すれば症状は治りますか？

禁酒によって進行や痛みの軽減は期待できますが、膵機能の回復には個人ごとの違いがあります。

慢性膵炎で避けるべきことは？

飲酒や過食、脂っこい食事など膵臓に負担をかける行為は控えましょう。また極端なダイエットや無理な運動も避けてください。

どの程度進行すると膵臓の機能は戻りませんか？

炎症や線維化が進行し膵臓の組織が壊れると、元の機能が回復しにくくなる可能性があります。早めのケアが大切です。

お酒を飲まない人でも慢性膵炎になりますか？

胆石症や高脂血症、遺伝的な体質、生活習慣など他の要因でも発症することがあります。

食事では何に注意すれば良いですか？

脂質を控えたバランスの良い食事を心がけ、体への負担を減らす工夫が大切です。小分けにして食べるなども効果的です。

どんな症状が出たら病院へ行くべきでしょうか？

みぞおちや背中の痛み、消化不良や体重減少、黄疸などが表れたときは早めに受診してください。

痛みがない時期も治療は続けた方がいいですか？

症状の有無に関わらず定期的な通院や体調管理が大事です。油断せずチェックを続けましょう。

何科で相談すれば良いですか？

消化器内科や膵臓専門の外来でご相談いただくのが最適です。

慢性膵炎の苦しみから解放されて、体調が変わったと感じられる方も多くいらっしゃいます。

当院では慢性膵炎の方の生活の質向上を大切にし、鍼灸や整体で体を整え、本来の元気を引き出すお手伝いをしています。

「もう治らない」とあきらめる前に、まずは一度ご相談ください。