子宮内膜症の鍼灸整体｜
富山県射水市の富山寿楽堂鍼灸院・整体院

子宮内膜症の症例報告

子宮内膜症とは

子宮内膜症とは、本来子宮の内側にあるべき子宮内膜組織が、子宮以外の場所（卵巣、骨盤内、腸管など）で増殖してしまう病気です。この異所性の内膜組織は、正常な子宮内膜と同様に月経周期に合わせて増殖し、月経時には出血を起こしますが、体外に排出されないため、炎症や癒着を引き起こし、激しい痛みの原因となります。

症状として、月経時の激しい腹痛（月経困難症）が最も代表的で、子宮内膜症患者の約9割に見られます。その他に、月経時以外の慢性的な骨盤痛、性交時痛、排便時痛、不妊症などがあり、症状は月経を重ねるごとに悪化する傾向があります。また、卵巣に発生した場合は「チョコレート嚢胞」と呼ばれ、まれに悪性化するリスクもあります。

日本産科婦人科学会や厚生労働省の調査によると、日本では子宮内膜症患者数が100万～200万人いるとされ、生殖年齢層にある女性の5～10％が罹患していると推定されています。

特に20～40代の女性に多く発症し、現在病院に通院している患者数は月間約12万8千人で、10～60歳の女性における受療率は人口10万対298人となっており、この年代の女性の疾患としては最も多い部類に属します。

また、不妊症の患者では子宮内膜症の頻度が15～25％と高く、原因不明不妊症の約50％が子宮内膜症を合併しているという報告もあります。

子宮内膜症を放置すると、月経のたびに症状が進行し、激しい痛みにより日常生活や仕事に深刻な支障をきたすようになります。慢性的な骨盤痛により睡眠障害が生じ、疲労の蓄積や集中力の低下から社会生活への参加が困難になり、最終的には仕事を続けることができなくなる可能性があります。

また、子宮内膜症は不妊症の主要な原因の一つであり、放置することで卵管の癒着や卵巣機能の低下が進行し、将来的に妊娠が困難になるリスクが高まります。さらに重篤な場合には、卵巣に発生したチョコレート嚢胞が悪性化して卵巣がんに進展する可能性があり、また心血管疾患や精神的な問題（うつ病、不安障害）を併発するリスクも指摘されています。

子宮内膜症の原因

開院以来、当院には子宮内膜症でお困りの方が多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、子宮内膜症の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

次のようなものが子宮内膜症の原因として挙げられます。

子宮内膜症はこれらの複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

当院にも子宮内膜症でお困りの方が数多く来院されますが、検査をしても身体に明確な異常が見つからないことも少なくありません。だからこそ、根本改善を目指すには、こころと身体の両面から丁寧に状態を見極める検査が重要です。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

子宮内膜症でお悩みなら、充実した検査と豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

医療機関とはここが違います

子宮内膜症の場合、医療機関では以下の治療法が一般的です。

鎮痛剤による対症療法

根本的な治療ではないため子宮内膜症の進行を止めることができず、長期使用により胃腸障害や腎機能障害のリスクがあります。また、痛みが強い場合は効果が不十分で、薬剤への依存や耐性の問題も生じる可能性があります。

低用量ピル（LEP製剤）

血栓症のリスクがあり、特に40歳以降や喫煙者では使用が制限されます。また、吐き気や頭痛などの副作用が現れることがあり、すべての患者に適用できるわけではなく、服薬を中止すると症状が再発する可能性があります。

黄体ホルモン製剤（ジエノゲスト）

最も頻度の高い副作用として不正出血があり、いつ、どの程度の量で、いつまで続くか予測できません。特に子宮腺筋症では大量出血となることがあり、女性にとって不便な状況が続く場合があります。

GnRHアゴニスト療法

強制的に閉経状態を作るため、ホットフラッシュ、骨密度低下、うつ症状などの更年期様症状が現れます。使用期間が6ヶ月程度に制限されており、治療終了後に症状が再発する可能性が高く、長期的な解決策にはなりません。

子宮内膜症を改善するために

子宮内膜症を改善するためには、まず症状の原因を詳しく分析することが重要です。単なるホルモンやストレスの問題だけでなく、様々な要因が大きく関与している場合もあります。

子宮内膜症を改善するためには、まずは原因究明が何より重要です。原因を取り違えたまま治療を進めても改善など見込めません。

当院では、子宮内膜症の原因を 内因性ストレス・外因性ストレス・その他のストレス の観点から多角的に分析します。

内因性ストレス（喜・怒・憂・思・悲・恐・驚といった感情の影響）、外因性ストレス（気候や環境要因）、さらには暴飲暴食や過労などの生活習慣も考慮し、根本的な改善を目指します。

過去の改善事例と照らし合わせながら、一人ひとりに最適な施術プランをご提案し、最短での回復をサポートします。

当院の特徴

当院では国家資格を持つ鍼灸師が施術を担当し、専門的な知識と技術で患者様の症状に向き合います。施術は 優しいツボ治療を中心に行い、身体への負担を最小限に抑えながら、自然な回復を促します。

また、無理に強い刺激を与えずに効果を引き出す施術を大切にしており、鍼が初めての方や刺激が苦手な方にも安心して受けていただけます。

子宮内膜症の根本原因を見極め、適切な施術を行うことで、身体のバランスを整え、不調の改善を目指します。

当院で子宮内膜症が改善する理由

30年で17万人以上の施術実績が、その効果を裏付けています。

子宮内膜症の多くは、身体的ストレスだけでなく、精神的・社会的・化学的など、さまざまなストレスが関係しています。

当院では、寿楽堂独自の気診を用いた鍼灸整体施術により、こころと身体の両面を施術し、症状の根本改善を目指します。

子宮内膜症のQ＆A

子宮内膜症は自然に治りますか？

子宮内膜症は基本的に自然治癒しない慢性疾患ですが、閉経により女性ホルモンの分泌が停止すると症状は軽快します。適切な治療により症状をコントロールすることは可能です。

子宮内膜症の人がやってはいけないことは？

激しい運動や重いものを持つこと、ストレスの蓄積、睡眠不足、冷えなどは症状を悪化させる可能性があります。また、自己判断での薬の中断は避けるべきです。

子宮内膜症と子宮腺筋症の違いは何ですか？

子宮内膜症は子宮外に内膜組織ができる病気で、子宮腺筋症は子宮の筋層内に内膜組織が入り込む病気です。症状や治療法に違いがあります。

妊娠すると子宮内膜症は治りますか？

妊娠中は月経が停止するため症状は軽快しますが、完治するわけではありません。出産後、月経が再開すると症状が再発する可能性があります。

子宮内膜症は更年期になると治りますか？

閉経により女性ホルモンの分泌が停止すると症状は大幅に軽快しますが、完全に消失するとは限りません。更年期前の適切な治療が重要です。

子宮内膜症が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院で鍼灸気功整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、子宮内膜症の方に対し、全身のバランスを整える施術を行い、日常生活の質の向上をサポートしています。鍼灸整体の施術により、身体の巡りを整え、自然な回復を促すことで、症状の軽減を目指します。

子宮内膜症でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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