熱中症

熱中症とは

熱中症とは、高温多湿な環境下で体温調節のバランスが崩れてしまい、頭痛・脱力感・立ちくらみ・吐き気・意識のもうろうなどさまざまな不調が生じる状態を指します。

暑さの影響により水分や塩分が不足することで体内に熱がこもりやすくなり、誰にでも起こる身近な体調トラブルです。

総務省消防庁の2024年データによれば、熱中症による救急搬送者は約9万7千人と過去最多に達し、全年代で発症例が報告されています。暑さや体質による個人差はありますが「いつ誰がなっても不思議ではない」症状です。

熱中症を軽く見て放っておくと、体のだるさや頭痛が続く、集中力が下がる、微熱や倦怠感が慢性化するなど、日々の生活全体に影響することがあります。

さらに重症化すると、嘔吐や筋肉のけいれん、意識障害、臓器のダメージに至り、回復まで長期間を要したり、最悪の場合は生命にかかわる重大な結果を招くことも。早めの対応がとても大切です。

熱中症の原因

長年の臨床経験から感じるのは、熱中症の発症には複数の要因が重なっていることです。

代表例として「高温多湿な環境」「脱水・塩分不足」「急な暑さや屋外での運動・作業」「体調不良や寝不足」「高齢や幼少」「まだ暑さに慣れていない場合」などが挙げられます。

熱中症はこれら様々な条件が絡み合って発症します。水分や塩分不足といった単純な対策だけでなく、日常の生活環境や体調管理までもが大きく影響しているのです。

一般的な予防法を実践しているのに良くならない方も、ぜひご相談ください。お一人おひとりに合ったケアを提案します。

病院とはここが違います

熱中症の場合、病院では体を冷やして体温を下げる、点滴や飲み薬で水分・電解質を補う、重症例では入院による管理といった治療が行われています。

全身の冷却

体を必要以上に冷やしすぎると低体温になったり、肌にダメージが残ることもありますので、冷却の方法や時間に注意が必要です。

点滴や経口補水液

短時間で大量の水分や塩分を補うと、体調や年齢によっては心臓や腎臓に負担がかかることも。無理のない範囲で行いましょう。

入院管理

入院の場合、適切な管理が遅れると回復まで長引くことがあるため、早めの受診が重要です。

熱中症を改善するために

熱中症対策の第一歩は、自身の体調に気を配り規則正しい睡眠・バランスのよい食事・適時の水分と塩分補給。そして体調や天候に合わせて無理なく行動することです。

当院では問診と気診によりお身体全体の状態を見極め、一人ひとりの体質や生活習慣に合わせたアドバイス・施術で根本改善を目指しています。

日常のちょっとした不調こそ早めに相談いただき、安心して暑い季節も過ごせる体づくりを共に目指しましょう。

当院の特徴

寿楽堂では30年・17万人超の臨床経験から築いた独自の鍼灸気功整体法を用いて、患者様の心身をやさしく整えます。

国家資格を持つ院長が施術を担当し、気診や経絡・ツボへの丁寧なアプローチで負担を最小限に抑えながら回復を促進。

どなたにも安心して受けていただけるソフトな施術で、生活背景やご家族・お仕事・趣味などにも配慮しながらケアを進めます。

当院で熱中症が改善する理由

豊富な施術実績と徹底した原因分析で、体調の変化に合わせた最適な支援を提供します。

体内の水分・塩分バランスや自律神経、ストレスなどさまざまな背景に着目し、心身両面に働きかける施術で早期回復を後押しします。

生活習慣や日々の体調管理が改善することで、熱中症の再発予防にもつながります。

熱中症のQ＆A

熱中症は自然に治りますか？

軽い症状なら涼しい場所で安静・水分補給ですぐ回復することもありますが、放置せず早めの対応と経過観察が必要です。

熱中症の人がやってはいけないことは？

暑い中で無理な運動や仕事を続ける、我慢して水分や塩分補給を怠るのは禁物です。違和感を覚えたら即休みましょう。

水分補給だけで予防できますか？

水分のほか塩分やミネラルも一緒に補い、服装や室温にも配慮が必要です。複合的な予防で効果が高まります。

夜でも発症することはありますか？

日中の暑さが寝室に残ると夜間や睡眠中にも発症します。適切な室温管理と寝る前の水分補給が大切です。

体をどこから冷やすと良いですか？

首・わき・足の付け根といった大きな血管のある部位を集中的に冷やすと体温が下がりやすいです。

冬や室内でもかかることは？

冬場や室内でも暖房や運動で体温が上がると起こり得ます。季節を問わず油断しないことが大切です。

一度かかったら再発しやすい？

体調や発汗機能が十分に回復しないと再発リスクも高まるため、しばらくは無理を控えることが重要です。

どんな検査や治療を受けますか？

体温・血圧・脈拍のチェックや必要に応じ点滴・冷却療法が行われます。重症例では入院も。

熱中症か他の病気かどう見分ける？

強い頭痛・吐き気・発汗異常・意識混濁などがあれば熱中症を疑い、早めに専門機関に相談しましょう。

どんな食事や生活が予防になる？

栄養バランスの良い食事と十分な水分・塩分補給、規則正しい睡眠や心身のリラックスが予防につながります。

熱中症がきっかけで生活に支障や不安を感じていた方も、当院でのケアにより困りごとが減り、毎日を前向きに過ごせるようになっています。

当院では、患者さま一人ひとりのご希望や生活背景に寄り添い、心身の不調改善と再発予防を全力でサポートしています。熱中症が心配な方はお気軽にご相談ください。