夜驚症

夜驚症とは

夜驚症とは、眠っている最中に突然強い恐怖や混乱が現れて叫び声を上げたり激しく動いたりする発作が繰り返される状態を指します。発作中の記憶は全くなく、本人は翌朝何も覚えていないという特徴があります。特に小児に多いのですが、大人になっても悩まれる方がいます。

日中の強い眠気や集中力の低下、家庭や仕事での心配事も増えやすいのが実情です。

厚生労働省の調査によれば、夜驚症の発症は小児で5～10％、成人でも数万人の方が何らかの症状を経験しています。

夜驚症を放置すると、睡眠の質が著しく低下し家族も寝不足が続きます。本人もけがや事故のリスクにさらされ、日常生活に支障をきたすだけでなく、気分の落ち込みや不安障害など精神的なトラブルへ発展することもあります。放っておくことで回復が難しくなり、重症化を招くケースも少なくありません。

夜驚症の原因

当院にも夜驚症についてご相談くださる方が少なくありません。

原因には睡眠リズムの乱れ、脳や自律神経の未成熟または乱れ、心身のストレス、体調不良や発熱、薬の副作用、家族に同様の症状があるなど遺伝的な影響、恐怖体験・トラウマが挙げられます。

夜驚症はこうした要因がいくつも重なって起こるケースが多いため、単一の原因にとらわれず全体像を見極めることが重要になります。

夜驚症は様々なきっかけや背景が重なることで発症する症状です。

しっかりと根本的な理由を見極め、身体・心・生活リズムのトータルケアが必要だと考えます。

病院とはここが違います

夜驚症に対し、病院で一般的に提供される方法は以下の通りです。

睡眠衛生指導

生活の工夫だけでは十分に症状が緩和しない場合が多く、個人差も大きいです。

ストレスマネジメント

ストレス対策だけで解消しない場合や環境の変化が難しいケースも見受けられます。

行動療法・予期覚醒法

続けていく上で家族の協力が必要になり、効果実感までに時間がかかることもあります。

薬物療法

副作用や依存リスクがあるため長期間の服用は避けた方が良く、根本改善にはつながりにくいことも多いです。

夜驚症を改善するために

夜驚症の改善には、単なる症状への対応にとどまらず、心身のバランスや生活への影響まで総合的に見ていくことが重要です。

ご本人やご家族のストレス、体質、睡眠状態、心のケアを含め、じっくり寄り添うことが早期回復のカギと考えています。

表面的な対応だけでなく、お一人おひとりの状況や環境、体の傾向に合ったサポートへつなげることが大切です。

当院では「内因性ストレス」「外因性ストレス」「生活習慣からの負担」の観点から状態を丁寧に見極め、よりよい睡眠と安心して過ごせる毎日へ導きます。

生活リズムや睡眠環境のチェックはもちろん、心身の負担やストレスの影響までふまえて施術方針を立てていきます。

ご家族・ご本人のお話をじっくりうかがいながら最適な方法をご提案し、根本からの改善をめざします。

当院の特徴

当院では熟練の鍼灸師が担当し、お体への優しいツボ療法と気診で自然治癒力を高めていきます。薬に頼らず、心と体のバランスを本質的に整えるアプローチを重視しています。

刺激が苦手な方や眠りが浅い方でも安心して受けられる施術で、睡眠リズムや日常生活も含め細やかなアドバイスが可能です。

30年・17万人以上の実績をもとに、根本原因を追求し全身調整を通して睡眠の安定と毎日の快適さをサポートします。

当院で夜驚症が改善する理由

多くの臨床経験と東洋的視点の融合が、夜驚症に対する根本対応を実現しています。

心身にかかるストレスや生活のバランス崩れを調整し、ご本人もご家族も穏やかな毎日に導くことが特徴です。

気診と全身の経絡調整、必要に応じたライフアドバイスで、ふだんの生活から根本改善をめざします。

夜驚症のQ＆A

夜驚症は自然に治りますか？

小児の場合は成長とともに改善することが多いですが、大人はストレスケアや専門的なサポートが必要になることもあります。

夜驚症の方がやってはいけないことは？

発作時は無理に起こしたり、身体を揺さぶることは控え、落ち着いて見守ることが大切です。

何科を受診すれば良いですか？

お子さまは小児科、大人の場合は精神科や睡眠外来が適切と考えられます。

大人でも夜驚症になりますか？

強いストレスや生活の変化がきっかけとなり大人でも発症するケースが確認されています。

ストレスが原因なのでしょうか？

多くの場合は精神的・身体的ストレスや環境要因がきっかけになります。

睡眠薬や安定剤は効果がありますか？

重症例で医師が処方する場合もありますが、副作用や個人差があるため、医療機関と相談しながら慎重に使用しましょう。

家族も寝不足になってしまう場合は？

発作時には周囲の安全を確保し、必要により医療機関へご相談ください。家族の休息サポートも大切です。

夢遊症との違いは？

夢遊症は歩き回る行動が中心ですが、夜驚症は叫びや激しい動きが主な発作となります。

発作時の記憶が無いのはなぜ？

深い睡眠中に発症するため、意識に記憶が残りにくいという特徴があります。

完全に治すことはできますか？

根本的な生活改善や適切な施術・ケアで改善される例も多く、早めの対応が大切です。

夜驚症に長く悩んでいた方から、当院の施術を通じて「叫ぶ発作やパニックが減りぐっすり眠れるようになった」「集中力ややる気が戻った」「家族全員が安心して休めるようになった」といったお声をいただいています。

当院では全身と心身の調和を目指し、夜驚症を根本から改善できるよう丁寧にサポートしています。つらい症状から解放されたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

夜間や日中の不調を抱えている方、家族もご自身も安心できる毎日へ。一緒に希望の一歩を踏み出しましょう。