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体脂肪率3%の真実、身体に起きる5つの変化

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筋トレやボディメイクに真剣に取り組んでいると、一度は「どこまで絞れるか」と考えたことがあるのではないでしょうか。

自律神経失調症や身体の不調に悩む方を30年間サポートしてきた私も、「身体を極限まで絞ることの意味と代償」について、東洋医学の視点からお伝えしたいことがあります。

体脂肪率を3%近くまで落とすという行為、それは一見すごいことのように見えますが、身体の内側では静かに、でも確実に、変化が起きています。

院長:泉

コンテスト選手や本格トレーニーの方からも身体の不調のご相談をいただくことがあります。見た目の仕上がりと身体の内側の健康は、必ずしも一致しないのだということを、ぜひこの記事を通じて感じていただければと思います

目次

体脂肪率3%とはどんな状態か

体脂肪率3%という数値は、プロのボディビルダーやフィジーク選手がコンテスト直前に到達する、まさに人体の限界に近い状態です。一般的に成人男性の健康的な体脂肪率は10〜19%とされており、3%という数値がいかに特殊なものかがわかります。筋肉の輪郭が皮膚の上からはっきりと浮かび上がり、シックスパックどころか腹斜筋・前鋸筋の一本一本までが視認できるほど、脂肪がそぎ落とされた状態です。

では、そこまで絞ることは本当に安全なのでしょうか。身体の仕組みから少し考えてみましょう。

人体に必要な「必須脂肪」とは

脂肪にはいわゆる「余分な脂肪(貯蔵脂肪)」と、生命維持に欠かせない「必須脂肪」があります。必須脂肪は脳・神経・ホルモン・細胞膜の構成に不可欠で、男性でも3〜5%程度は必ず必要とされています。つまり、3%という数値はすでに必須脂肪の領域にほぼ足を踏み入れた状態といえるのです。

この領域まで体脂肪が落ちると、身体は「生命維持のための非常モード」に切り替わります。これは東洋医学でいう「腎の精(じんのせい)」が消耗しているサインとも重なります。

身体に起きるリスクと変化

体脂肪率が極端に低下したとき、身体の内側では複数の変化が同時進行します。見た目のすごさの裏側で、何が起きているのかを知っておくことは非常に重要です。

ホルモンバランスの乱れ

脂肪はホルモンの原料でもあります。男性ホルモン(テストステロン)の生成には一定の脂肪が必要であり、体脂肪率が5%を下回るとテストステロンの分泌が著しく低下することがわかっています。テストステロンは筋肉の維持だけでなく、気力・集中力・性欲・骨密度にも深く関与しています。「絞れば絞るほど強くなる」と思いがちですが、実は逆効果になるポイントが存在するのです。

自律神経と免疫力への影響

極端な食事制限と過度なトレーニングが重なると、自律神経のバランスが崩れやすくなります。交感神経が過剰に優位になり、睡眠の質が低下し、回復力が落ちます。さらに免疫細胞の産生にも脂肪が関わっているため、風邪をひきやすくなったり、傷の治りが遅くなるなどの変化も起こります。

東洋医学では、こうした状態を「気血両虚(きけつりょうきょ)」と表現します。エネルギーの源である「気」と血の巡りが同時に不足した状態です。

骨密度と関節へのダメージ

脂肪が減少すると、骨を守るクッション機能も低下します。また、エストロゲン(女性ホルモン)は男性の身体にも微量に存在し、骨密度の維持に一役買っています。体脂肪が極端に減ると男性でもこのバランスが崩れ、疲労骨折や関節炎のリスクが高まることが報告されています。長年トレーニングをしてきた人ほど、40代以降にひざや腰のトラブルが出やすいのはこのためでもあります。

東洋医学から見た「極限の絞り」

西洋医学的なリスクは数値で測れますが、東洋医学はもう少し違う視点で身体を見ます。私が30年で17万人以上の方を施術してきた経験から感じることをお伝えします。

「腎」の消耗が引き起こすこと

東洋医学における「腎」は、生命エネルギーの貯蔵庫です。腎の精が充実していれば、老化は緩やかになり、生殖機能も維持されます。しかし極端な減量・絶食・過負荷のトレーニングによって腎の精は急速に消耗します。腎の精が不足すると、耳鳴り・抜け毛・疲労感・腰のだるさ・集中力の低下などのサインが現れやすくなります。

「ちゃんと眠れているのになんとなくだるい」「気力がわかない」「以前より回復が遅い」…そんな感覚があるとすれば、身体が発しているサインかもしれません。

「肝」の緊張と身体のこわばり

過度なトレーニングと精神的プレッシャー(コンテストへのプレッシャーや食事管理の厳しさ)は、東洋医学でいう「肝気鬱結(かんきうっけつ)」を引き起こしやすい状態です。肝気が滞ると、筋肉がこわばり、気分の波が激しくなり、イライラしやすくなります。身体は鏡のようにこころの状態を映し出します。

気診でわかる身体の本当の状態

当院では「気診」という筋反射テストを用いて、身体のどの経絡(エネルギーの通り道)にどんな滞りがあるかを確認します。採血や画像検査では見えにくい「身体の情報」を読み取り、最適な経穴(ツボ)を一か所特定して施術します。体脂肪率の数値だけでは見えない、あなた本来の健康状態をチェックすることができます。

コンテストが終わった後の身体ケアが大切

ボディコンテストの出場経験者の方に共通してよく聞くのが、「大会後に体調を崩した」「リバウンドがひどかった」「気力が出ない時期が続いた」という話です。これはまさに、極限まで追い込まれた身体が「回復モード」に入ろうとしているサインです。

減量後の身体を立て直す東洋医学のアプローチ

コンテスト後は食欲の爆発(リバウンド)を抑えることよりも先に、自律神経のバランスを整え、消化吸収の機能を回復させることが最優先です。鍼灸による施術は、このような状態の身体のリセットに非常に有効です。特に腎経・脾経・肝経のバランスを整えることで、ホルモン分泌の安定と気血の回復をサポートできます。

焦って次の目標に向かう前に、まず身体が「ありがとう、少し休ませてほしい」と言っていないかに耳を傾けてみてください。

日常的なセルフケアのポイント

トレーニングをしながら身体の内側も守るために、日常でできることをまとめました。

  • 睡眠は7時間以上確保し、成長ホルモンの分泌を最大化する
  • 減量期でも良質な脂肪(オメガ3脂肪酸など)を意識的に摂取する
  • 体の緊張を緩めるために、入浴や深呼吸などの副交感神経を高める習慣をつける
  • コンテスト直後は急激な過食を避け、消化に優しい食事から段階的に戻す
  • 身体に違和感を感じたら早めに専門家に相談する

私が伝えたいこと

体脂肪率を3%近くまで絞るという行為は、人体の可能性を示すという意味でとても印象的なものです。しかし私が30年の施術経験を通じて感じるのは、「見た目の完成度」と「身体の健康」は別の話だということです。

身体は正直です。無理をすれば、必ずどこかにサインを出します。そのサインを無視し続けると、年齢を重ねてから思わぬ形で不調が現れることがあります。鍼灸や東洋医学は、そうした身体の声を読み取り、消耗したエネルギーを補い、自然治癒力を取り戻すための施術です。

「なんとなく調子が悪い」「トレーニングの疲れが取れなくなってきた」「気力が続かない」そんなときは、一人で抱え込まずにいつでも気軽に相談してください。こころと身体の両方に向き合いながら、あなたの健康を一緒に支えていきます。


院長:泉

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