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ガングリオンにせんねん灸が効く3つの理由と正しいやり方

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「病院で注射してもらったのに、また同じところが膨らんできた」「手術は怖いし、できれば自分でなんとかしたい」、そんなお気持ちで今日この記事にたどり着いてくださった方も多いのではないでしょうか。

ガングリオンは、放っておいても生命に関わるものではありませんが、見た目が気になったり、押すと痛かったりと、日常生活の中でじわじわとストレスになりますよね。

実は、市販の台座灸(せんねん灸)を使ったセルフケアで、ガングリオンが縮小・消失したという方が少なくありません。今回は鍼灸師としての立場から、そのメカニズムや正しいやり方、気をつけていただきたいことまで、詳しくお伝えします。

院長:泉

ガングリオンはお灸との相性がとてもよい症状のひとつです。ただ、やり方を間違えると効果が出にくかったり、皮膚トラブルの原因になることも。正しい知識を持って、ぜひ試してみてください

目次

そもそもガングリオンってどんなもの?

ガングリオンとは、関節や腱鞘(けんしょう)のまわりにできるゼリー状の液体が詰まった袋状のかたまりのことです。手首の甲側にできることが最も多く、次いで足の甲や指の付け根あたりにも見られます。見た目はぷるんとした半球状のしこりで、触ると少し硬く感じることもあります。

「いつの間にかできていた」という方がほとんどで、原因が特定しにくいのもこの症状の特徴です。関節に繰り返し負荷がかかること、または関節液が漏れ出て袋に溜まることで形成されるといわれています。20代から50代の女性に多く見られ、特にデスクワークや家事など、手首を使う機会が多い方に出やすい傾向があります。

病院ではどんな治療をするの?

整形外科を受診すると、大きく分けて「注射で液を吸い出す方法」と「手術で切除する方法」の2つを提案されることがほとんどです。注射は日帰りでできる手軽な処置ですが、再発率が比較的高いという面もあります。手術はより根本的な除去を目指せますが、やはり身体への負担や傷跡が気になる方も多いですよね。

そこで注目されているのが、東洋医学的なアプローチ、なかでも「お灸」を使ったセルフケアです。

なぜお灸がガングリオンに効くのか

お灸の温熱刺激がガングリオンに働きかけるメカニズムには、いくつかの理由が考えられます。東洋医学では、ガングリオンは「気血(きけつ)の滞り」によって生じるものと捉えます。気や血液の流れが滞った部分に、余分な液体や老廃物が溜まりやすくなるというのが、東洋医学的な見方です。

お灸の熱がツボや患部周辺に働きかけることで、血液やリンパの流れが改善され、袋の中に溜まった液体が吸収・分散されやすい環境が整うと考えられています。いわば、滞りを解きほぐしてあげるイメージです。

温熱による局所の変化

お灸の温熱は皮膚表面だけでなく、その下の組織にまで届きます。熱刺激によって局所の血流が促進されると、白血球や免疫細胞の働きが活性化し、余分な液体や炎症産物が吸収されやすくなります。これが、繰り返しお灸を続けることでガングリオンが少しずつ小さくなっていく理由のひとつです。

東洋医学から見た「気の滞り」へのアプローチ

鍼灸の世界では、ガングリオンのような局所的なかたまりは、経絡(けいらく)上の気や血の流れが滞ることで生じると考えます。お灸でその経絡に刺激を与えることで、滞った流れを取り戻し、余分なものを体内で自然に処理する力を高めることができます。これは単に患部を温めるというよりも、体全体の自然治癒力を引き出すアプローチといえます。

せんねん灸の選び方と基本的な使い方

市販のせんねん灸にはいくつかの種類がありますが、ガングリオンへのセルフケアにはどのタイプが向いているのでしょうか。熱さのレベルや台座の形状によって使い心地が変わりますので、まず自分の肌の状態や熱さへの耐性を確認してから選ぶことをおすすめします。

初めてお灸を試す方には、温熱が比較的穏やかな「ソフトタイプ」から始めると安心です。慣れてきたら、少し強めの刺激が得られる「レギュラータイプ」にステップアップするのもよいでしょう。ガングリオンへのお灸は「じんわり深く温まること」が大切なので、強すぎる熱は逆効果になることがあります。

どこに据えるのか?場所の選び方

せんねん灸を据える場所は、ガングリオンの真上ではなく、その周囲のくぼんだ部分が基本です。ガングリオン自体の上に直接乗せてしまうと、熱が均一に届かなかったり、皮膚が薄い部分では火傷のリスクが高まったりすることがあります。

具体的には、ガングリオンのふくらみの縁に沿った3〜4か所を順番に温めていくイメージで行うと効果的です。また、手首であれば手首周辺のツボ(陽池・外関など)を合わせて温めることで、経絡的なアプローチも加わります。

頻度と期間の目安

1日1〜2回、1回につき1〜2壮(台座灸1〜2個)を目安に据えるとよいでしょう。毎日続けることが大切で、2〜4週間ほど継続して様子を見てみてください。小さいガングリオンは比較的短期間で変化が出ることもありますが、大きくなってから長い時間が経過しているものは、変化が出るまでに時間がかかることもあります。

あせらず、コツコツと続けることが結果につながります。

セルフお灸を行う際の注意点

お灸はとても身近なセルフケアですが、いくつか気をつけていただきたい点があります。正しく使えば安全で効果的なケアになりますので、以下の点をしっかり確認してから始めてください。

  • 皮膚が薄い部分や骨が近い部分は、特に火傷に注意が必要です
  • 糖尿病など血流障害のある方は、感覚が鈍くなっていることがあるため、必ず医師に相談してから行ってください
  • 妊娠中の方は使用する部位によって禁忌となる場合がありますので、自己判断せず専門家にご相談ください
  • 皮膚に傷や炎症がある部分への施灸は避けてください
  • お灸中はその場を離れず、火の扱いには十分ご注意ください

また、お灸を始めてみて「熱くて我慢できない」と感じた場合は、すぐに取り除いてください。熱さを我慢することで効果が上がるわけではありません。心地よい温かさの中で続けることが大切です。

こんな方はお灸だけに頼らず専門家へ

せんねん灸でのセルフケアはあくまで補助的な役割であり、すべての方に同じ効果が出るとは限りません。次のような場合は、早めに医療機関や鍼灸院にご相談ください。

  • ガングリオンが急激に大きくなってきたとき
  • 強い痛みやしびれが出てきたとき
  • 周囲の皮膚が赤くなったり、熱を持ったりしているとき
  • 3か月以上セルフケアを続けても全く変化がないとき
  • ガングリオン以外の原因(腫瘍など)が疑われるとき

ガングリオンは良性のものがほとんどですが、まれに別の疾患が隠れていることもあります。「なんとなくおかしい」と感じたときは、自己判断せずに専門家の目でしっかり確認してもらうことをおすすめします。

当院でのガングリオンに対するアプローチ

富山寿楽堂鍼灸院・整体院では、ガングリオンのご相談をいただいた際、まず唾液によるストレス検査と気診(筋反射テスト)を行い、なぜその部位に気血の滞りが生じているのかという根本原因を探るところから始めます。

ガングリオンは局所的なかたまりに見えますが、その背景には日常的な手の使いすぎや、全身の気血の流れの乱れが関係していることが少なくありません。患部だけを治療するのではなく、体全体のバランスを整えることで、再発しにくい状態を目指してまいります。

鍼灸治療と並行して、ご自宅でのせんねん灸を使ったセルフケアの指導も行っております。「どこに据えればいいのかわからない」「本当にこれでいいのか不安」という方も、どうかお気軽にご相談ください。

実際に改善された方の声

当院にお越しいただいた方の中にも、ガングリオンが気になって来院され、施術とセルフケアの組み合わせによって徐々に改善されたという方がいらっしゃいます。「病院で繰り返し注射をしていたが、なかなか根本的に治らなかった。鍼灸を続けるうちに気づいたらふくらみが小さくなっていた」というお声をいただくこともあります。

すべての方に同じ結果をお約束することはできませんが、西洋医学の治療と東洋医学のケアをうまく組み合わせることで、より良い経過をたどるケースは確かにあります。

まとめ

お灸がガングリオンに効く理由は、単に患部を温めるというだけでなく、気血の流れを整え、体が本来持っている自然治癒力を引き出すところにあります。せんねん灸を使ったセルフケアは、手軽に始められる一方で、正しい知識と継続が大切です。

私はこれまで約30年、17万人以上の方の身体と向き合ってきました。その中で感じるのは、「治りたい」という気持ちと、「自分の体をもっと知りたい」という探求心が、回復への一番の力になるということです。

手首や足のガングリオンに悩んでいる方、病院での治療と並行してできることを探している方、まずはひとりで抱え込まずにご相談ください。あなたの状態に合ったケアの方法を、一緒に考えていきたいと思っています。


院長:泉

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