
院長:泉お気軽にご相談ください!


こんにちは。富山寿楽堂鍼灸院・整体院の泉賢秀です。朝起きた瞬間にグルグルと回るような激しいめまいに襲われて、思わず布団の中で動けなくなってしまった経験はありませんか。耳鼻科で「良性発作性頭位めまい症」と診断され、耳石が原因だと言われたものの、日常生活でどんなケアをすれば良いのか分からず困っている方も多いのではないでしょうか。
実はめまいでお悩みの方から「首を温めると楽になる気がする」「お風呂に入ると症状が軽くなる」といったお声をよくいただきます。耳石が引き起こすめまいに対して、身体を温めるというアプローチは本当に効果があるのでしょうか。


30年で17万人以上を施術してきた経験から、耳石性のめまいと温めるケアの関係について詳しくお伝えしますね
耳石とは、内耳にある炭酸カルシウムの結晶のことで、私たちの身体のバランス感覚を保つために重要な役割を果たしています。この耳石が何らかの原因で本来の位置から剥がれ落ち、三半規管という場所に入り込んでしまうと、頭を動かすたびに激しい回転性のめまいが起こるのです。これが良性発作性頭位めまい症と呼ばれる状態です。
症状の特徴としては、寝返りを打った時や起き上がった時、上を向いた時など、特定の頭の動きをした際に突然グルグルと回るようなめまいが数秒から数十秒続きます。吐き気を伴うこともあり、日常生活に大きな支障をきたすことも少なくありません。日本では10万人あたり約11人の有病率があり、特に40代以降の女性に多く見られる傾向があります。
耳石が原因のめまいに対して、首や耳周りを温めるケアが注目されているのには、きちんとした理由があります。温めることで血流が改善され、内耳への酸素や栄養の供給が促進されるからです。内耳は非常に繊細な器官で、血流不足になると機能が低下しやすくなります。
また、めまいを抱える方の多くが首こりや肩こりを併発しています。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用で首の筋肉が緊張し、血管が圧迫されることで内耳への血流がさらに悪化してしまうのです。温めることで筋肉の緊張がほぐれ、血管の圧迫が軽減されることで、めまいの症状が和らぐケースが多く見られます。
さらに、温熱刺激は自律神経のバランスを整える効果もあります。めまいの背景にはストレスや疲労による自律神経の乱れが関係していることも多く、温めることでリラックス効果が得られ、副交感神経が優位になることで症状の改善につながります。


めまい改善のために最も効果的なのは、首の後ろから耳の周辺にかけての部分を温めることです。この部位には内耳につながる血管が多く通っており、温めることで直接的に内耳の血流改善が期待できます。蒸しタオルを使う場合は、タオルを水で濡らして軽く絞り、電子レンジで40秒ほど加熱してください。
温度は触れて心地よいと感じる程度、だいたい40度前後が理想的です。熱すぎると火傷の危険がありますし、逆に温度が低すぎると効果が得られません。蒸しタオルを首の後ろに当てて10分から15分程度リラックスした姿勢で休むと、じんわりと温かさが広がり、筋肉の緊張がほぐれていくのを実感できるでしょう。
日々の入浴もめまい改善に大変有効です。シャワーだけで済ませるのではなく、湯船にしっかりと浸かることで全身の血行が促進され、内耳だけでなく身体全体の巡りが良くなります。お湯の温度は38度から40度程度のぬるめに設定し、15分から20分ゆっくりと浸かるのがおすすめです。
熱すぎるお湯は血圧の急激な変動を招き、かえってめまいを誘発する可能性があるので注意が必要です。入浴中は深呼吸を意識的に行い、リラックスした状態を保つことで自律神経のバランスも整いやすくなります。入浴後は急に立ち上がらず、ゆっくりと動作することも大切です。
仕事中や外出先など、入浴ができない状況でも温めるケアを続けることができます。市販のホットパックや使い捨てカイロを活用すれば、いつでも手軽に首周りを温められます。ただし、直接肌に当てると低温火傷のリスクがあるため、必ずタオルやハンカチで包んで使用してください。
ここまで温めることの効果をお伝えしてきましたが、実は温めるだけでは根本的な改善に至らないケースも多くあります。なぜなら、耳石によるめまいの背景には複数の要因が複雑に絡み合っているからです。ストレスや睡眠不足、食生活の乱れ、運動不足など、生活習慣全般を見直す必要があります。
また、温めることで一時的に症状が軽減しても、首の筋肉の緊張や自律神経の乱れが根本的に解決していなければ、すぐに症状が再発してしまいます。当院にいらっしゃる患者さんの中にも「家で温めても良くならなくて困っていた」という方が多くいらっしゃいます。
東洋医学では、めまいは「気・血・水」のバランスが崩れた状態と考えます。特に血の巡りが滞る「瘀血」や、気が上に昇りすぎる「気逆」の状態が関係していることが多いのです。耳石が剥がれ落ちる背景にも、こうした身体全体のエネルギーバランスの乱れが影響していると捉えています。
当院では、唾液アミラーゼによるストレス検査と気診という独自の検査法を組み合わせて、めまいの根本原因を多角的に分析します。内因性ストレス、外因性ストレス、生活習慣によるストレスなど、さまざまな角度から身体の状態を把握することで、一人ひとりに最適な施術プランを立てていきます。
当院の施術では、気診で見つけた最も効果的なツボにアプローチすることで、身体全体のバランスを整えていきます。髪の毛ほどの細さの鍼を使用するため、痛みはほとんど感じません。実際に「本当に刺さったのかな」と驚かれる方も多いほどです。
鍼灸施術によって内耳への血流が改善されるだけでなく、自律神経のバランスが整い、首や肩の筋肉の緊張もほぐれていきます。温めるケアと組み合わせることで相乗効果が生まれ、より早い改善が期待できます。施術後は身体がじんわりと温まり、リラックスした状態になることを多くの患者さんが実感されています。
めまいの再発を防ぐためには、日々の生活習慣の見直しも欠かせません。以下のようなポイントを意識して生活することをおすすめします。
これらの予防法を実践しながら、温めるケアを継続することで、めまいの起こりにくい身体づくりが可能になります。ただし、セルフケアだけで改善が見られない場合は、専門家に相談することをためらわないでください。
めまいの中には、脳血管障害など重大な病気のサインである場合もあります。次のような症状が伴う場合は、すぐに医療機関を受診してください。
これらの症状がない場合でも、めまいが日常生活に支障をきたしているなら、我慢せずに専門家に相談することが大切です。早期に適切な対処を行うことで、症状の慢性化を防ぐことができます。
当院には、めまいで長年苦しんでいた方が多く来院されています。ある40代の女性は、朝起きる度にめまいが起こり、家事をするのも辛い状態でした。耳鼻科で良性発作性頭位めまい症と診断され、エプリー法も試しましたが思うような改善が得られませんでした。
当院で気診検査を行ったところ、ストレス値が非常に高く、首や肩の筋肉が極度に緊張していることが分かりました。週2回のペースで鍼灸整体施術を開始し、同時に自宅での温めるケアも実践していただいたところ、3週間後にはめまいの頻度が明らかに減少しました。2ヶ月後には、朝のめまいがほとんど起こらなくなり、安心して旅行にも行けるようになったと喜びの声をいただいています。
耳石が原因のめまいに対して、温めるというセルフケアは確かに有効なアプローチの一つです。血流改善や筋肉の緊張緩和、自律神経のバランス調整など、多くのメリットがあります。しかし、温めるだけでは根本的な改善に至らないケースも多く、身体全体のバランスを整える必要があります。
当院では30年で17万人以上の施術実績をもとに、めまいの根本原因を丁寧に分析し、一人ひとりに最適な施術プランをご提案しています。病院で「異常なし」と言われた方、薬に頼りたくない方、他の治療院で改善しなかった方も、どうぞあきらめないでください。めまいのない快適な日常を取り戻すために、私たちが全力でサポートいたします。つらい症状を一人で抱え込まず、いつでもお気軽にご相談くださいね。

