
院長:泉お気軽にご相談ください!


毎晩ベッドでスマホを見るのが日課になっている方、多いのではないでしょうか。私も以前は寝る前に必ずSNSをチェックしていた時期がありました。ところが最近、寝る前のスマホ操作中や、朝起きたときに腕や肩に痛みを感じるという相談が増えているんです。
当院にも肩の痛みや腕のしびれ、肘の違和感を訴えて来院される方がいらっしゃいますが、よくお話を伺うと寝る姿勢でスマートフォンを長時間使用していることが原因になっているケースが少なくありません。あなたも思い当たることはありませんか?


寝ながらのスマホ操作は想像以上に身体への負担が大きく、放置すると慢性的な痛みに発展することもあります
今回は、医僧として30年以上にわたり17万人以上の方々の身体と心を診てきた経験から、寝る姿勢でスマートフォンを使うことで起こる腕や肩の痛みについて、その原因と具体的な対処法をお伝えしていきます。
横になってスマートフォンを操作するとき、私たちの身体には普段とは違う負荷がかかっています。仰向けで腕を上げてスマホを持ち続けると、肩や腕の筋肉が常に緊張した状態になり、血流が悪くなってしまうんです。この状態が30分、1時間と続くことで筋肉は疲労し、やがて痛みとして現れます。
横向きに寝て下側の腕で頭を支えながらスマホを見る姿勢も要注意です。下になった腕は体重で圧迫され続け、神経や血管が圧迫されることでしびれや痛みが生じやすくなります。さらに上側の腕でスマホを持ち続けることで、肩から腕にかけての筋肉が不自然な角度で緊張し続けることになるのです。
うつ伏せの姿勢でスマホを見る場合も、首を持ち上げ続けることになり、首から肩、腕へとつながる筋肉のラインに大きな負担がかかります。東洋医学では、気血の巡りが滞ると痛みが生じると考えますが、まさに寝ながらのスマホ操作はこの気血の流れを妨げてしまう姿勢なのです。
寝る前のスマホ使用で起こる症状として、最近「スマホ肘」という言葉が知られるようになってきました。これは肘を曲げた状態で長時間スマートフォンを持ち続けることで、肘の内側を通る尺骨神経が圧迫されて起こる症状です。
症状としては、小指や薬指にしびれが出たり、肘の内側に痛みを感じたり、手に力が入りにくくなったりします。ベッドで横になりながらスマホを見ていると、肘を90度以上曲げた状態が長く続くため、この症状が起きやすくなってしまうんです。
腕の痛みだけでなく、肩こりや首の痛みを訴える方も多くいらっしゃいます。寝た姿勢でスマートフォンの小さな画面を見続けることで、首が前に出る姿勢が続き、首から肩にかけての筋肉が常に引っ張られた状態になるからです。
この状態が続くとストレートネックと呼ばれる状態になり、頭痛やめまい、吐き気などの症状まで引き起こすことがあります。当院の検査でも、寝ながらのスマホ使用が習慣化している方は、頸部の筋緊張が顕著に見られるケースが多いのです。
すでに痛みが出ている方も、まだ痛みはないけれど予防したい方も、今日から実践できる方法をお伝えします。まず最も大切なのは、寝る姿勢でのスマホ使用時間を減らすことです。とはいえ、急にゼロにするのは難しいかもしれませんね。
そこでおすすめしたいのが、タイマーを設定して使用時間を区切ることです。15分使ったら一度休憩を入れ、腕を下ろして肩を回すなどのストレッチをしてみてください。この小さな習慣が、痛みの予防や改善に大きく役立ちます。
どうしてもベッドでスマートフォンを使いたい場合は、姿勢を工夫しましょう。仰向けの場合は、クッションや枕を使って腕を支える土台を作ると、腕を空中に浮かせ続ける負担が減ります。スマホスタンドを活用して、画面を目線の高さに近づけるのも効果的です。
横向きの場合は、下側の腕で頭を支えるのではなく、枕の高さを調整して頭をしっかり支えるようにしましょう。そして30分以上同じ姿勢を続けないよう、意識的に体勢を変えることが大切です。
痛みを感じたら、温めることを試してみてください。蒸しタオルや温熱パッドを使って、肩から腕にかけてゆっくり温めると、血流が改善されて筋肉の緊張がほぐれていきます。お風呂でゆっくり湯船に浸かることも、とても効果的です。
腕を回したり、肩甲骨を寄せたり離したりする運動も有効です。両手を組んで天井に向かって伸びをする動作や、肩を大きくゆっくり回す動作を、寝る前と起きた後に10回ずつ行うだけでも違いを実感できるはずです。
さらに、東洋医学の観点からは、手三里や曲池といった肘周辺のツボ、そして肩井という肩のツボを優しく押してあげることで、気血の流れを促進し痛みを和らげることができます。入浴後の温まった状態で行うとより効果的ですよ。


セルフケアで一時的に痛みが和らいでも、同じ使い方を続けていれば再び痛みが戻ってきてしまいます。大切なのは、スマートフォンとの付き合い方そのものを見直すことです。寝る1時間前からはスマホを見ない「デジタルデトックス時間」を作ることをおすすめします。
これは単に腕や肩の負担を減らすだけでなく、睡眠の質を高めることにもつながります。スマホの画面から出るブルーライトは睡眠ホルモンの分泌を妨げ、寝つきを悪くしたり眠りを浅くしたりするからです。結果として疲労が蓄積し、身体の回復力が低下してしまうんです。
実は、寝ながらのスマホ使用だけが問題ではありません。日中のデスクワークやスマートフォンの使い方も、腕や肩の痛みに影響しています。デスクワーク中の姿勢が悪いと、首や肩の筋肉に常に負担がかかり、寝る前のスマホ使用がとどめの一撃になってしまうのです。
パソコン作業では画面の高さを目線に合わせ、椅子に深く腰掛けて背筋を伸ばすことを意識してください。1時間に一度は立ち上がって身体を動かし、固まった筋肉をほぐしてあげましょう。
30年間の臨床経験から、心と身体は切り離せないものだと実感しています。ストレスが高い状態では、筋肉が無意識のうちに緊張し、痛みを感じやすくなります。当院では唾液アミラーゼストレス検査を行っていますが、痛みを訴える方の多くはストレス値が高い傾向にあるんです。
寝る前にスマホを見続けてしまうのも、日中のストレスから気を紛らわせたいという心理が働いていることがあります。しかしそれが身体への負担となり、さらなる不調を招くという悪循環に陥ってしまうのです。
セルフケアを続けても症状が改善しない場合や、日常生活に支障が出るほどの痛みがある場合は、早めに専門家に相談することをおすすめします。特に、しびれが強くなってきた、力が入らなくなった、夜間に痛みで目が覚めるといった症状がある場合は注意が必要です。
当院では、東洋医学の気診という独自の検査法を用いて、痛みの根本原因を探っていきます。表面的な症状だけでなく、その背景にある体質やストレス、生活習慣まで総合的に診ることで、一人ひとりに合った施術を提供しています。
鍼灸治療は、痛みのある局所だけでなく、全身の気血の流れを整えることで自然治癒力を高めていきます。当院の施術では、髪の毛ほどの細い鍼を使用し、痛みをほとんど感じることなく受けていただけます。
特に腕や肩の痛みに対しては、手三里、曲池、肩井、天柱といったツボを中心に、その方の体質や症状に応じて最適なツボを選んで施術します。さらに気功整体を組み合わせることで、筋肉の緊張をほぐし、関節の動きを改善していくのです。
多くの方が、施術後に「腕が軽くなった」「肩が楽になった」「久しぶりに腕を上げても痛くない」と驚かれます。それは、表面的な症状だけでなく、身体全体のバランスを整えることで得られる効果なんです。
腕や肩の痛みは、一度悪化すると改善に時間がかかることがあります。だからこそ、痛みが出る前から予防を心がけることが何より大切です。毎日のちょっとした習慣の積み重ねが、将来の健康を守ることにつながります。
寝る前のスマートフォン使用は、現代社会では避けられない部分もあるかもしれません。でも、使い方を少し工夫するだけで、身体への負担は大きく変わります。姿勢を意識する、時間を決める、ストレッチを取り入れる。これらの小さな変化が、あなたの腕と肩を守ってくれるのです。
私は医僧として、薬にできるだけ頼らず、自分自身の持つ治る力を最大限に引き出すことを大切にしてきました。痛みは身体からのメッセージです。「今の生活習慣を見直してほしい」「もっと身体を大切にしてほしい」というサインなんです。
寝る前にスマートフォンを見ることで得られる情報や楽しみも大切ですが、それ以上に大切なのはあなた自身の健康です。腕や肩の痛みを放置せず、今日からできることを一つずつ始めてみてください。
もし今、寝る姿勢でスマートフォンを使うことで腕や肩に痛みを感じているなら、それは身体が休息を求めているサインかもしれません。セルフケアで改善できる段階のうちに対処することが、慢性化を防ぐ鍵になります。
当院には、あなたと同じように寝ながらのスマホ操作で腕や肩に痛みを抱えていた方が、多く来院されています。そして皆さん、適切な施術と生活習慣の改善により、痛みから解放されて快適な日々を取り戻されています。あなたも一人で悩まずに、いつでもお気軽にご相談ください。
30年間で17万人以上の方々と向き合ってきた経験から、あなたの痛みの原因を見極め、最適な改善方法をご提案いたします。腕や肩の痛みを改善して、心地よい睡眠と健やかな毎日を取り戻しましょう。あなたの健康と笑顔のために、全力でサポートさせていただきます。