しびれ(上肢の痺れ)

しびれ(上肢の痺れ)の症例報告

上肢のしびれとは

上肢のしびれとは、手や腕に生じる異常感覚のことで、「ピリピリ」「ジンジン」「チクチク」といった表現で表される感覚や、感覚が鈍くなる、手足が重く感じるといった症状を指します。

これらの症状は、神経の圧迫や血行不良、筋肉の緊張などによって引き起こされ、一時的なものから慢性的なものまで様々です。しびれの部位や範囲、持続時間によって原因疾患が異なり、適切な診断と治療が必要となります。

上肢のしびれに悩む人は日本全国で非常に多く、特に手根管症候群だけでも推定患者数は人口の約3〜5%と言われています。

日本脊椎脊髄病学会の調査によると、しびれを主訴として医療機関を受診する患者の約23.1%が変形性頚椎症、15.3%が腰部脊柱管狭窄症、14.7%が末梢神経障害、12.2%が手根管症候群と診断されています。

上肢のしびれを放置すると、症状が進行して日常生活に深刻な影響を及ぼす可能性があります。初期段階では一時的なしびれや軽い不快感程度ですが、放置すると感覚が鈍くなり、ボタンかけや紐結びなどの細かい作業が困難になります。

さらに進行すると、親指の付け根の筋肉が痩せて物をつまむ力が弱くなり、箸やスプーンを持つことさえ難しくなることもあります。また、感覚が失われることで熱さや痛みを感じにくくなり、やけどやケガのリスクも高まります。

上肢のしびれの原因

開院以来、当院には上肢のしびれでお困りの方が多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、上肢のしびれの原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

次のようなものが上肢のしびれの原因として挙げられます。

上肢のしびれはこれらの複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

当院にも上肢のしびれでお困りの方が数多く来院されますが、検査をしても身体に明確な異常が見つからないことも少なくありません。だからこそ、根本改善を目指すには、こころと身体の両面から丁寧に状態を見極める検査が重要です。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

上肢のしびれでお悩みなら、充実した検査と豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

医療機関とはここが違います

上肢のしびれの場合、医療機関では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

薬物療法は即効性がある反面、根本的な原因を解決するものではなく、長期服用による副作用のリスクがあります。特に消化器系への負担や肝機能・腎機能への影響が懸念され、高齢者では眠気や立ちくらみなどの副作用が生活に支障をきたすことも少なくありません。

物理療法・リハビリテーション

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院や自宅でのエクササイズが必要となるため、忙しい現代人には負担となることがあります。また、不適切な方法で行うと症状を悪化させるリスクもあり、専門家の指導が欠かせません。

注射療法

注射部位の痛みや感染リスク、まれにアレルギー反応が起こる可能性があります。また、ステロイド注射は頻回に行うと組織の脆弱化や色素沈着などの副作用を引き起こすことがあります。効果は一時的で、根本的な解決にはならず、繰り返し注射が必要になることが多く、長期的には効果が減弱する傾向があります。

手術療法

手術は侵襲性が高く、感染や出血、神経損傷などの合併症リスクがあります。また、術後のリハビリテーション期間が必要で、完全回復までに時間がかかることが多いです。内視鏡手術でも、すべての症状に適応があるわけではなく、手首の変形が強い場合や関節リウマチなどでは適さないこともあります。

上肢のしびれを改善するために

上肢のしびれを改善するためには、まず症状の原因を詳しく分析することが重要です。単なる身体的ストレスの問題だけでなく、様々な要因が大きく関与している場合もあります。

上肢のしびれを改善するためには、まずは原因究明が何より重要です。原因を取り違えたまま治療を進めても改善など見込めません。

当院では、上肢のしびれの原因を 内因性ストレス・外因性ストレス・その他のストレス の観点から多角的に分析します。

内因性ストレス（喜・怒・憂・思・悲・恐・驚といった感情の影響）、外因性ストレス（気候や環境要因）、さらには暴飲暴食や過労などの生活習慣も考慮し、根本的な改善を目指します。

過去の改善事例と照らし合わせながら、一人ひとりに最適な施術プランをご提案し、最短での回復をサポートします。

当院の特徴

当院では国家資格を持つ鍼灸師が施術を担当し、専門的な知識と技術で患者様の症状に向き合います。施術は 優しいツボ治療を中心に行い、身体への負担を最小限に抑えながら、自然な回復を促します。

また、無理に強い刺激を与えずに効果を引き出す施術を大切にしており、鍼が初めての方や刺激が苦手な方にも安心して受けていただけます。

上肢のしびれの根本原因を見極め、適切な施術を行うことで、身体のバランスを整え、不調の改善を目指します。

当院で上肢のしびれが改善する理由

30年で17万人以上の施術実績が、その効果を裏付けています。

上肢のしびれの多くは、身体的ストレスだけでなく、精神的・社会的・化学的など、さまざまなストレスが関係しています。

当院では、寿楽堂独自の気診を用いた鍼灸整体施術により、こころと身体の両面を施術し、症状の根本改善を目指します。

上肢のしびれのQ＆A

上肢のしびれは自然に治りますか？

原因や症状の程度によって異なります。一時的な姿勢や圧迫による軽度のしびれは、原因を取り除けば自然に改善することがありますが、手根管症候群や頚椎症などが原因の場合は、自然治癒を期待するのは難しいでしょう。

上肢のしびれの人がやってはいけないことは？

同じ姿勢での長時間のパソコン作業や、手首に負担をかける動作の繰り返しは避けるべきです。また、手首を極端に曲げた状態での就寝や、冷たい環境での作業も症状を悪化させます。重い荷物の持ち運びや、手首に強い負荷がかかるスポーツも注意が必要です。

しびれの部位によって原因が違うのですか？

はい、しびれの部位によって原因となる疾患が異なることが多いです。例えば、親指・人差し指・中指のしびれは正中神経の障害（手根管症候群など）、小指と薬指のしびれは尺骨神経の障害（肘部管症候群など）を示唆します。

また、両手のしびれは頚椎の問題や全身性疾患の可能性があり、片側のみのしびれは局所的な神経圧迫や脳の問題の可能性があります。東洋医学では経絡の流れに沿った診断も行います。

パソコン作業は避けるべきですか？

完全に避ける必要はありませんが、連続作業時間の短縮や適切な休憩の取り方が重要です。1時間に10分程度は手首や首のストレッチを行い、正しい姿勢でキーボードやマウスを使用することを心がけましょう。また、手首をサポートするパッドの使用や、人間工学に基づいたキーボードの選択も効果的です。

上肢のしびれに鍼灸治療は効果がありますか？

はい、鍼灸治療は上肢のしびれに対して効果的です。鍼灸は神経の興奮を鎮め、血行を促進し、筋肉の緊張を緩和する作用があります。特にツボへの施術は、手のしびれに効果があるとされています。

当院では患者さん一人ひとりの状態に合わせた施術を行い、西洋医学では対応しきれない「気血の流れ」の改善を図ります。症状の程度や原因によって効果の現れ方は異なりますが、多くの方が改善を実感されています。

上肢のしびれが改善せずに悩んでいた皆さまも、当院で鍼灸気功整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、上肢のしびれの方に対し、全身のバランスを整える施術を行い、日常生活の質の向上をサポートしています。鍼灸整体の施術により、身体の巡りを整え、自然な回復を促すことで、痛みの軽減を目指します。

上肢のしびれでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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