子宮筋腫

子宮筋腫の症例報告

子宮筋腫とは

子宮筋腫とは、子宮の筋肉の層にできる良性の腫瘍です。女性ホルモンの影響を受けて成長し、閉経後には縮小することが多い特徴があります。

筋腫ができる場所によって、子宮の内側にできる粘膜下筋腫、筋肉の中にできる筋層内筋腫、子宮の外側にできる漿膜下筋腫の3つに分類され、それぞれ症状の現れ方が異なります。

厚生労働省の「患者調査」（2023年）によると、国内の子宮筋腫患者数は約27.4万人で、前回の調査から約8.5万人も増加しています。2005年の7.9万人と比較すると3倍以上で、3年に1回の患者調査で統計を取るたびに患者数が増え続けていることが明らかになっています。

ただし、この数字は病院に通っている患者数であり、症状に気がつかず治療をしていない潜在的な患者を含めると、実際の罹患者は数十倍にのぼると推定されています。

子宮筋腫を適切に治療せずに放置すると、まず月経過多や不正出血が悪化し、重度の貧血によりめまい、息切れ、疲労感などの症状が日常生活に深刻な支障をきたすようになります。筋腫が大きくなると膀胱や直腸を圧迫し、頻尿や便秘を引き起こし、お腹が膨らんでくることもあります。

また、受精卵の着床を妨げることで不妊の原因となったり、妊娠しても流産や早産のリスクが高まる可能性があります。さらに症状が進行すると、筋腫の血流が悪くなり壊死を起こすと強い痛みが生じ、感染を伴うと発熱や炎症が起こることもあります。最も深刻なケースでは、極めてまれですが悪性の子宮肉腫に変化する可能性もあり、定期的な検査による経過観察が不可欠です。

子宮筋腫の原因

開院以来、当院には子宮筋腫でお困りの方が多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、子宮筋腫の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

次のようなものが子宮筋腫の原因として挙げられます。

子宮筋腫はこれらの複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

当院にも子宮筋腫でお困りの方が多く来院されますが、病院で検査を受けても「異常なし」と言われてしまうケースは少なくありません。だからこそ、根本改善のためには、筋肉や内臓、身体のバランス、自律神経の状態など、東洋医学の視点から身体全体を丁寧にみていく検査が重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

子宮筋腫でお悩みなら、充実した検査と豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

医療機関とはここが違います

子宮筋腫の場合、医療機関では以下の治療法が一般的です。

GnRHアゴニスト・アンタゴニスト療法

更年期障害のような症状（ほてり、発汗、気分変調など）が現れ、骨密度の減少により骨粗鬆症のリスクが高まります。また、治療効果は一時的で、ホルモン剤を中止すると筋腫は元のサイズに戻ってしまうため、根本的な解決にはなりません。

子宮筋腫核出術

手術に伴う一般的なリスク（出血、感染、癒着など）があり、術後数ヶ月から半年ほどの避妊期間が必要になります。また、筋腫の再発率が約10～15％あり、将来的に再手術が必要になる可能性もあります。

子宮全摘術

妊娠の可能性が完全になくなり、手術の操作が増えるため腸閉塞や尿管損傷などのリスクがわずかに増加します。また、子宮を失うことによる精神的な影響や、将来的な骨盤臓器脱のリスクも考慮する必要があります。

子宮動脈塞栓術

将来的に妊娠を希望する方には適用できず、術後に感染や卵巣機能低下のリスクがあります。また、すべての筋腫に効果があるわけではなく、効果が不十分な場合は追加治療が必要になることもあります。

子宮筋腫を改善するために

子宮筋腫を改善するためには、まず症状の原因を詳しく分析することが重要です。単なるホルモンの問題だけでなく、さまざまな要因が関わっている場合が多く見られます。

だからこそ、子宮筋腫の根本改善を目指すには、原因を正しく見極めることが欠かせません。的外れな対処を続けていても、症状の改善は難しいのです。

当院では、子宮筋腫の原因を 内因性ストレス・外因性ストレス・その他のストレス の観点から多角的に分析します。

内因性ストレス（喜・怒・憂・思・悲・恐・驚といった感情の影響）、外因性ストレス（気候や環境要因）、さらには暴飲暴食や過労などの生活習慣も考慮し、根本的な改善を目指します。

過去の改善事例と照らし合わせながら、一人ひとりに最適な施術プランをご提案し、最短での回復をサポートします。

当院の特徴

当院では 国家資格を持つ鍼灸師が施術を担当し、専門的な知識と技術で患者様の症状に向き合います。施術は優しいツボ治療 を中心に行い、身体への負担を最小限に抑えながら、自然な回復を促します。

また、無理に強い刺激を与えずに効果を引き出す施術を大切にしており、鍼が初めての方や刺激が苦手な方にも安心して受けていただけます。

症状の根本原因を見極め、適切な施術を行うことで、身体のバランスを整え、不調の改善を目指します。

当院で子宮筋腫が改善する理由

30年で17万人以上の施術実績が、その効果を裏付けています。

子宮筋腫の多くは、身体的・精神的・社会的・化学的など、さまざまなストレスが関係しています。

当院では、寿楽堂独自の気診を用いた鍼灸整体施術により、こころと身体の両面を施術し、症状の根本改善を目指します。

子宮筋腫のQ＆A

子宮筋腫は自然に治りますか？

子宮筋腫は良性腫瘍で、閉経後には女性ホルモンの減少により自然に縮小することがありますが、症状がある場合は適切な治療が必要です。東洋医学的なアプローチにより体質改善を図ることで症状の軽減が期待できます。

子宮筋腫の人がやってはいけないことは？

過度なストレス、睡眠不足、冷えや血行不良を招く生活習慣、ホルモンバランスを乱す食生活などは症状を悪化させる可能性があります。規則正しい生活と体を温める習慣が重要です。

粘膜下筋腫と筋層内筋腫の違いは何ですか？

粘膜下筋腫は子宮の内側にできて小さくても症状が強く、筋層内筋腫は筋肉の中にできて大きくなると症状が現れやすくなります。できる場所により症状の現れ方が異なります。

子宮筋腫があっても妊娠できますか？

筋腫が小さく症状がない場合は妊娠・出産が可能ですが、大きい筋腫や粘膜下筋腫の場合は不妊や流産のリスクが高まります。適切な治療により妊娠の可能性を高めることができます。

子宮筋腫が悪性化することはありますか？

子宮筋腫が悪性の子宮肉腫に変化することは極めてまれで、0.1～0.5％程度とされています。定期的な検査により早期発見が可能で、過度に心配する必要はありません。

子宮筋腫が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院で鍼灸気功整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、子宮筋腫の方に対し、全身のバランスを整える施術を行い、日常生活の質の向上をサポートしています。鍼灸整体の施術により、身体の巡りを整え、自然な回復を促すことで、症状の軽減を目指します。

子宮筋腫でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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