
院長:泉お気軽にご相談ください!


ふとした瞬間に、太ももの裏がズキっと痛む…そんな経験はありませんか。座っているだけなのに重だるい、歩くたびに引っ張られるような感覚がある、という方も意外と多いんですよね。
実は、太もも裏の痛みはいくつかの原因が重なって起こることが多く、放置しているとじわじわ悪化してしまうこともあります。
今回は、30年で17万人以上に施術をしてきた経験から、その原因と対処法について、できるだけわかりやすくお伝えしていきますね。


この痛みを「疲れかな」で片付けてしまう方がとても多いのですが、実はカラダからの大切なサインであることがほとんどです。東洋医学では、経絡の流れが滞ったとき、こうした痛みやしびれとして症状が現れることがあります。ぜひ最後まで読んでいただき、ご自身の体の声に耳を傾けてみてください
ひとくちに「太もも裏が痛い」といっても、その原因はひとつではありません。「どんなときに痛むか」「どこが中心に痛むか」によって、考えられる原因が変わってきます。ここでは代表的な3つの原因をご紹介しますね。
太ももの裏側には、ハムストリングスという大きな筋肉群があります。大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋という3つの筋肉で構成されていて、歩く・走る・曲げるという動作を支えています。
この筋肉に過度な負荷がかかったとき、損傷や炎症が起こりやすくなります。スポーツ中に急に痛みが走ったという方は、この筋肉が傷ついている可能性がありますよ。
また、スポーツをしない方でも、長時間の座り姿勢によって筋肉が固まり、慢性的な炎症を起こすことがあります。「何もしていないのに痛い」という方は、慢性的なハムストリングスの疲弊が原因のことが少なくありません。
腰からお尻、そして太ももの裏を通って足先まで伸びる坐骨神経。この神経が何らかの原因で圧迫・刺激されると、太ももの裏にも痛みやしびれが生じることがあります。
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、あるいは梨状筋症候群といった疾患が主な原因です。腰痛の既往がある方が「最近、脚にも痛みが出てきた」と感じている場合、この坐骨神経痛が関与していることが多いです。
坐骨神経痛による痛みの特徴は、お尻からひざ裏にかけて電気が走るような感覚や、じんじんとしたしびれを伴うことです。腰の調子が悪い日ほど脚の痛みも強くなる、という場合はこのタイプが疑われます。
骨盤や股関節の位置がずれると、太ももの裏側の筋肉や腱に余分なテンションがかかり続けます。骨盤の傾きがほんのわずかでも、毎日の積み重ねによって痛みとなって現れてくるんですね。
デスクワーク中心の生活、育児による前かがみの姿勢、足を組むクセなど、日常生活の積み重ねが骨盤のゆがみを作り出していることがほとんどです。
「自分はどれに当てはまるの?」と思われている方のために、状況別に整理してみました。もちろんこれはあくまで目安ですので、気になる症状がある場合は専門家への相談をおすすめします。
| こんな状況のとき | 考えられる原因 |
|---|---|
| スポーツ中・直後に突然痛んだ | ハムストリングスの肉離れ・損傷 |
| 長時間座っていると重だるく痛む | ハムストリングスの慢性疲労・骨盤のゆがみ |
| 腰やお尻からつながるように痛い | 坐骨神経痛(ヘルニア・梨状筋症候群) |
| しびれや電気が走るような感覚がある | 坐骨神経痛 |
| 特に思い当たる原因がないのに痛い | 骨盤のゆがみ・慢性的な筋膜の癒着 |
西洋医学的な視点とは別に、東洋医学では太もも裏の痛みをどのように捉えるかお伝えします。30年以上、東洋医学の視点から多くの方の痛みに向き合ってきた経験から、少し違った切り口でお話しさせていただきますね。
東洋医学では、太ももの裏側には「足の太陽膀胱経」という経絡が走っています。この経絡は腰から始まり、お尻・太ももの裏・ひかがみ・ふくらはぎを通って足の小指に至ります。
この経絡の流れが何らかの理由で滞ると、通過する部位に痛みやしびれ、重だるさが生じやすくなります。ストレスや疲労の蓄積が経絡の流れを乱す原因のひとつになることも多く、身体だけでなく心のケアも大切になってきます。
また、東洋医学では「腎」は骨や腰を、「肝」は筋肉・腱を支配するとされています。腎のエネルギーが弱ると腰まわりが疲弊しやすくなり、肝のエネルギーが不足すると筋肉や腱が硬くなりやすくなります。
年齢を重ねてから腰や太ももの痛みが慢性化してきた、という方は、こうした東洋医学的な体質の変化が背景にある場合もあります。「歳だから仕方ない」とあきらめないでいただきたいのです。


痛みを長引かせないためには、日常生活の中でのセルフケアが大切です。ただし、急性の強い痛みや、しびれを伴う症状がある場合は無理に動かさず、まず専門家に相談することを優先してください。
椅子に座った状態で片方の脚を前に伸ばし、足首を立てながら上半身をゆっくり前に倒します。太ももの裏に引っ張られる感覚が出たところで20〜30秒キープします。反動をつけずにゆっくり行うことがポイントです。
1日に2〜3回を目安に、気づいたときに行うと良いですよ。痛みが強くなるようであればすぐに中止してください。
長時間のデスクワークをしている方は、まず座り方を見直してみましょう。足を組まない、背もたれに深く座る、かかとがしっかり床につく椅子の高さにする、という3点を意識するだけで骨盤への負担がずいぶんと変わります。
1時間に1回は立ち上がって、軽く腰を回すだけでも血流が改善されます。「これだけ?」と思うかもしれませんが、継続が大事なんですよね。
急性の炎症(受傷直後・熱感・腫れがある)でない限り、太ももの裏やお尻まわりを温めることで血流が改善し、筋肉のこわばりが緩みやすくなります。入浴時にしっかり湯船につかる、使い捨てカイロをお尻ポケットに入れるだけでも効果があります。
太ももの裏の痛みには、放置すると悪化しやすいケースもあります。次のような症状がある場合は、自己判断せずに早めに専門家に相談していただきたいのです。
特に足のしびれや筋力の低下が伴う場合は、神経への圧迫が進んでいる可能性があります。症状が軽いうちに手を打つことが、回復期間を短縮することにつながります。
当院ではこれまで多くの方の太もも裏の痛みに向き合ってきました。整形外科で「異常なし」と言われたのに痛みが続いている、という方からの相談も多いんですよね。
当院では、唾液によるストレス検査と東洋医学に基づく気診(筋反射テスト)を組み合わせて、痛みの根本にある原因を丁寧に探っていきます。「腰から来ているのか」「筋肉そのものの問題なのか」「経絡の滞りが主因なのか」を見極めることが、改善への近道になります。
当院の施術は、髪の毛ほどの細さの鍼を使った、身体に優しいツボ施術です。「鍼は怖い」「痛そう」と感じている方も多いのですが、施術後に「こんなに楽になるなんて」と驚かれる方がたくさんいらっしゃいます。
気診で見つけた最も効果のある1か所の経穴(ツボ)に施術することで、全身の気血の流れを整え、自然治癒力を高めていきます。薬に頼りたくない、副作用が心配という方にも、安心して受けていただける施術です。
骨盤や股関節のゆがみが原因の場合は、整体で全体のバランスを整えることも大切です。ゆがみが解消されると、太ももの裏の筋肉や腱にかかる余分なテンションが軽減され、痛みが落ち着きやすくなります。
仕事柄、長時間デスクワークをされている40代の会社員の方。「半年以上、太ももの裏とお尻の境目あたりが重だるく痛かった」とのことで来院されました。整形外科では「特に異常なし」と言われ、湿布と消炎鎮痛薬をもらうだけで改善しなかったそうです。
気診検査の結果、膀胱経と腎経のエネルギーの滞りが強く確認されました。また、慢性的なストレスによって自律神経のバランスが乱れ、骨盤まわりの血流が低下していることもわかりました。施術を重ねるごとに重だるさが和らぎ、8回目の施術後には「座っていても痛みを感じなくなった」とおっしゃっていただきました。
この記事を読んでくださっている方の中には、「もう何ヶ月も痛みとつきあっている」「いつ治るんだろう」と不安になっている方もいるかもしれません。そのお気持ち、とてもよくわかります。
私がお伝えしたいのは、太ももの裏の痛みは「原因が複合的」であることが多い、ということです。筋肉の問題だけでなく、神経・経絡・骨盤・ストレスといった要素が絡み合っているケースがほとんどです。だからこそ、「マッサージをしたが良くならない」「ストレッチを続けているが変わらない」という状況が起こりやすいんですよね。
大切なのは、原因を丁寧に見極めて、あなたの体に合ったアプローチをすることです。一人で抱え込まずに、ぜひいつでもご相談ください。当院はあなたの痛みに真剣に向き合います。あなたが治ることをあきらめません。