シェーグレン症候群

シェーグレン症候群の症例報告

シェーグレン症候群とは

シェーグレン症候群とは、涙腺や唾液腺をはじめとする全身の外分泌腺に慢性的な炎症が起こり、外分泌腺が破壊されることでドライアイやドライマウスなどの乾燥症状が現れる自己免疫疾患です。

本来、細菌やウイルスなどの外敵から身を守るための免疫系が、自分自身の組織を誤って攻撃してしまうことが原因とされています。

シェーグレン症候群のタイプ

2011年の厚生労働省研究班による全国疫学調査では、全国のシェーグレン症候群患者は約6万8000人と算出されており、有病率は約0.05％とされています。約2000人に1人の割合で発症する比較的珍しい病気と言えますが、診断に至っていない潜在的な患者さんも相当数存在すると考えられており、潜在患者を含めると10～30万人程度に上るとする推定もあります。

シェーグレン症候群を適切に治療せずに放置すると、まずドライアイやドライマウスの症状が悪化し、角膜に傷がついて視力低下を招いたり、虫歯や歯周病が急激に進行して歯を失う可能性があります。また、乾燥症状以外にも全身に様々な合併症が現れる危険性があり、間質性肺炎により空咳や息切れ、呼吸困難が生じ、放置すると肺が線維化して酸素を通しにくくなることがあります。

さらに症状が進行すると、間質性腎炎や末梢神経障害、中枢神経障害を起こし、麻痺や痺れなどの重篤な神経症状が現れる可能性があります。最も深刻な合併症として、まれに悪性リンパ腫を発症するリスクがあり、複数の臓器や疾患領域の活動性が高い患者さんの死亡リスクは一般集団と比較して最大5倍になるとされています。

シェーグレン症候群の原因

開院以来、当院にはシェーグレン症候群でお困りの方が多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、シェーグレン症候群の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

次のようなものがシェーグレン症候群の原因として挙げられます。

シェーグレン症候群はこれらの複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

当院にもシェーグレン症候群でお困りの方が多く来院されますが、病院で検査を受けても「異常なし」と言われてしまうケースは少なくありません。だからこそ、根本改善のためには、筋肉や内臓、身体のバランス、自律神経の状態など、東洋医学の視点から身体全体を丁寧にみていく検査が重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

シェーグレン症候群でお悩みなら、充実した検査と豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

シェーグレン症候群の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

人工涙液・点眼薬

一時的な症状緩和にとどまり、根本的な治療効果は期待できません。頻回な点眼が必要で日常生活に制約が生じ、防腐剤を含む点眼薬の長期使用により角膜障害を起こすリスクがあります。また、薬剤費が継続的にかかり経済的負担も大きくなります。

唾液分泌促進薬

副作用として発汗、頻尿、下痢、腹痛などの消化器症状や自律神経症状が現れることがあり、日常生活に支障をきたす場合があります。また、効果には個人差があり、すべての患者さんに有効というわけではなく、根本的な原因の解決にはなりません。

涙点プラグ挿入術

プラグが脱落したり、感染や炎症を起こすリスクがあり、定期的なメンテナンスが必要になります。また、涙の排出が完全に遮断されることで、眼脂の増加や結膜炎を引き起こす可能性があり、効果が不十分な場合は追加の治療が必要になることもあります。

免疫抑制薬・ステロイド療法

長期間の使用により感染症のリスクが高まり、骨粗鬆症、糖尿病、高血圧などの重篤な副作用が現れる可能性があります。また、免疫機能の過度な抑制により、がんの発症リスクが増加することもあり、定期的な検査と慎重な管理が必要です。

シェーグレン症候群を改善するために

シェーグレン症候群を改善するためには、まず症状の原因を詳しく分析することが重要です。単なる遺伝やホルモンの問題だけでなく、さまざまな要因が関わっている場合が多く見られます。

だからこそ、逆流性食道炎の根本改善を目指すには、原因を正しく見極めることが欠かせません。的外れな対処を続けていても、症状の改善は難しいのです。

当院では、シェーグレン症候群の原因を 内因性ストレス・外因性ストレス・その他のストレス の観点から多角的に分析します。

内因性ストレス（喜・怒・憂・思・悲・恐・驚といった感情の影響）、外因性ストレス（気候や環境要因）、さらには暴飲暴食や過労などの生活習慣も考慮し、根本的な改善を目指します。

過去の改善事例と照らし合わせながら、一人ひとりに最適な施術プランをご提案し、最短での回復をサポートします。

当院の特徴

当院では 国家資格を持つ鍼灸師が施術を担当し、専門的な知識と技術で患者様の症状に向き合います。施術は優しいツボ治療 を中心に行い、身体への負担を最小限に抑えながら、自然な回復を促します。

また、無理に強い刺激を与えずに効果を引き出す施術を大切にしており、鍼が初めての方や刺激が苦手な方にも安心して受けていただけます。

症状の根本原因を見極め、適切な施術を行うことで、身体のバランスを整え、不調の改善を目指します。

当院でシェーグレン症候群が改善する理由

30年で17万人以上の施術実績が、その効果を裏付けています。

シェーグレン症候群の多くは、身体的・精神的・社会的・化学的など、さまざまなストレスが関係しています。

当院では、寿楽堂独自の気診を用いた鍼灸整体施術により、こころと身体の両面を施術し、症状の根本改善を目指します。

シェーグレン症候群のQ＆A

シェーグレン症候群は自然に治りますか？

シェーグレン症候群は自己免疫疾患であり、現在のところ根本的な治癒は困難とされています。しかし、東洋医学的なアプローチにより免疫バランスを調整し、体質改善を図ることで症状の軽減が期待できます。

シェーグレン症候群の人がやってはいけないことは？

過度なストレス、睡眠不足、疲労の蓄積、乾燥した環境での長時間滞在、口腔乾燥を悪化させる薬剤の服用などは症状を悪化させるため避けるべきです。

一次性シェーグレン症候群と二次性シェーグレン症候群の違いは何ですか？

一次性は他の膠原病を合併しない単独の疾患で、二次性は関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどの膠原病に合併して発症するタイプです。治療方針も異なります。

シェーグレン症候群は遺伝しますか？

遺伝的要因は関係していますが、単一の遺伝子変化が原因の遺伝病ではありません。同一家族内での発症率は約2％程度で、環境要因も大きく影響します。

シェーグレン症候群の症状が悪化する要因は何ですか？

精神的ストレス、睡眠不足、疲労、乾燥した環境、感染症、薬剤の副作用、ホルモンバランスの変化などが主な悪化要因です。規則正しい生活習慣が重要です。

シェーグレン症候群が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院で鍼灸気功整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、シェーグレン症候群の方に対し、全身のバランスを整える施術を行い、日常生活の質の向上をサポートしています。鍼灸整体の施術により、身体の巡りを整え、自然な回復を促すことで、症状の軽減を目指します。

シェーグレン症候群でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

---