
院長:泉お気軽にご相談ください!

パソコン作業や家事の合間に、ふとこめかみに手を当てて「あれ、押すと痛いな」と感じたことはありませんか。何気ない瞬間に気づく違和感だからこそ、余計に不安になってしまう方も多いと思います。今回はこめかみの痛みについて、原因からセルフケア、注意しておきたいサインまで一緒に見ていきましょう。
院長:泉こめかみを押すと痛いという相談は本当に多くて、多くの方が「これって大丈夫なのかな」と不安を抱えたまま毎日を過ごしています

こめかみの痛みと聞くと、頭痛や片頭痛をイメージする方が多いかもしれません。ですが実際には、筋肉のコリから神経の過敏さ、さらには生活習慣の積み重ねまで、いろいろな要因が重なって起きていることがほとんどです。まずは代表的な原因を、ひとつずつ丁寧に見ていきましょう。
こめかみのあたりには側頭筋という筋肉が広がっていて、食べ物を噛むときや歯を合わせるときにしっかり働いています。この筋肉は、実はストレスや姿勢の崩れにとても敏感な筋肉なんです。長時間のパソコン作業やスマホを見る時間が増えると、知らないうちに歯を強く噛み合わせていることがあります。
そうした小さな積み重ねが、側頭筋をカチカチに緊張させてしまい、指で押したときにズキッとした痛みとして感じられるようになります。特に集中しているときほど無意識に歯を食いしばりやすいので、心当たりがある方は要注意です。
デスクワークが続いて肩や首がガチガチになると、その緊張が頭部にまで広がり、こめかみを押したときの痛みとして表れることがあります。いわゆる緊張型頭痛と呼ばれるタイプで、頭全体がキューッと締め付けられるような感覚を伴うことも少なくありません。
一方で、片頭痛の前触れとしてこめかみのあたりに脈打つような違和感が出る方もいます。どちらも一度きりではなく繰り返し起こりやすいという特徴があるので、頻度が気になる方はメモをつけておくと自分の傾向がつかみやすくなりますよ。
スマホやパソコンの画面を長時間見続けると、眼球を動かす筋肉が疲労して、その負担がこめかみ周辺にまで伝わってしまいます。加えて、寝ているあいだの歯ぎしりに気づかず過ごしている方も意外と多いものです。
朝起きたときにあごが重く感じたり、こめかみに違和感があるという方は、この食いしばりのサインかもしれません。日中の集中しているときと、夜間の無意識のときの両方で、こめかみに負担がかかりやすいという点はぜひ覚えておいてください。

こめかみの痛みは多くの場合、筋肉のコリや疲れが原因で心配のないものです。ただし、なかにはすぐに医療機関を受診したほうがよいケースも存在します。ここでは見分け方のポイントを一緒に確認しておきましょう。
| 気になる症状 | 考えられる状態 |
|---|---|
| 急に激しい痛みが走った | 脳の血管に関わる病気の可能性があるため早めの受診を |
| 発疹やピリピリした痛みを伴う | 帯状疱疹や神経の炎症が疑われることがある |
| 片側だけズキズキと脈打つように痛む | 片頭痛や側頭動脈炎の可能性が考えられる |
| あごを動かすとカクカク音がする | 顎関節症が関係しているケースがある |
いつもと違う強い痛みや、しびれ、視界のぼやけを伴う場合は、自己判断せずに早めに専門機関へ相談することを優先してください。逆に、押すとズキッとするけれど日常生活には大きな支障がないという場合は、生活習慣の見直しやセルフケアで改善していくことが多いです。ご自身の痛み方をよく観察してみることが、次の一歩を決める大事な材料になります。

痛みの原因がある程度つかめたら、次は日常でできる対処法を試してみましょう。特別な道具は必要なく、ちょっとした意識の変化だけでも変わってくることがあります。
ここで注意しておきたいのが、痛いからといって強い力でグリグリと押し込んでしまうことです。強すぎる刺激はむしろ筋肉や神経を刺激して悪化させてしまうことがあるので、あくまで心地よいと感じる範囲で優しく触れる程度にとどめておきましょう。焦らず、少しずつ体の反応を確かめながら試していくのがおすすめです。
デスクワーク中に気づかないうちに前かがみになっていたり、片方の歯だけで噛む癖がついていたりすると、それがこめかみへの負担につながっていることがあります。パソコンの画面の高さを目線に合わせる、椅子の座り方を整えるといった小さな工夫が、実は大きな変化を生むこともあるんです。ふとした瞬間に、自分の姿勢やかみ合わせを振り返る習慣をつけてみてください。
ここまでご紹介したセルフケアを試してみても、なかなか変化を感じられない場合は、体のどこかに慢性的なバランスの乱れが隠れていることが多いです。
私自身、幼い頃からアトピー性皮膚炎と付き合ってきた経験がありますが、表面的なケアだけでは限界があると強く実感してきました。こめかみの痛みも同じで、筋肉だけを見るのではなく、自律神経や姿勢、生活習慣まで含めて全体を整えることで、根本からの改善につながっていくケースがとても多いんです。
当院では、鍼灸とカイロプラクティックを組み合わせて、東洋医学的な視点と解剖学・生理学に基づいた西洋医学的な視点の両方から、あなたの体の状態を丁寧に確認していきます。ストレス検査や姿勢検査を通して、痛みの背景にある本当の原因を一緒に探っていくことができるので、「なぜ痛いのかわからない」というモヤモヤした気持ちにも、しっかり向き合っていけると思っています。
こめかみの痛みは、多くの方が経験しながらも「これくらいなら我慢しよう」と見過ごしてしまいがちな症状です。ですが、痛みが続くということは、体が何かしらのサインを送っているということでもあります。
私は、症状を改善することはもちろん、その先にある「やりたいことができる毎日」を一緒に目指していきたいと考えています。少しでも気になることがあれば、どうか一人で抱え込まずに、お気軽にご相談ください。あなたの体とこころが軽くなる毎日を、私たちも全力でサポートしていきます。