
院長:泉お気軽にご相談ください!

こんにちは。富山寿楽堂鍼灸院・整体院の院長、泉賢秀です。今日はちょっと気になるテーマをお話ししようと思います。「自分には鍼灸が効きやすいのかどうか、受ける前から知りたい」というご質問、実はとても多くいただきます。
鍼灸を受けてみたいけれど、「自分の体質に合うのかな」「お金をかけて効果がなかったらどうしよう」という不安を抱えていませんか。その気持ち、よくわかります。
30年間で17万人以上の方に施術をさせていただいたなかで、「こういう状態の方は変化が早い」「こういう生活習慣の方は時間がかかりやすい」というパターンが、確かに見えてきました。
今日はそのことを、できるだけわかりやすくお伝えしたいと思います。
院長:泉鍼灸に「合う・合わない」という固定されたものはありません。ただ、変化が出やすい状態というのは確かにあります。17万人の施術を通じて見えてきたパターンをお伝えしますね
まず大切なことをお伝えします。「あなたには鍼灸が効かない体質だ」という人はいません。ただ、変化が出やすい状態かどうかは、今の生活習慣や身体の状態によって大きく変わってきます。
東洋医学では、人の身体には「気・血・水」と呼ばれるエネルギーと体液の流れがあると考えます。鍼灸はその流れを整える施術です。だから、流れが動きやすい状態にある方は、当然ながら施術への反応も早くなります。
「体質だから仕方ない」とあきらめるのではなく、「今の状態をどう整えるか」という視点で考えていただけると、鍼灸との向き合い方が大きく変わってきます。
施術の反応には、大きく3つの要素が関わっています。ひとつ目は身体の基礎力、ふたつ目は心の状態、そして三つ目は生活習慣です。この3つが整っているほど、施術の変化が早く、長続きする傾向があります。
30年の施術経験のなかで気づいたことをお伝えします。最初に断っておくと、これは「この条件を満たしていないと効かない」という話ではありません。あくまで「変化が早い傾向がある」というお話です。
食事をしっかり食べられる、ある程度の睡眠が取れている、こういった方は施術への反応が出やすいです。鍼灸は自然治癒力を引き出す施術です。その自然治癒力のもとになるのが、食事と睡眠です。
極端な偏食や慢性的な睡眠不足が続いていると、施術後の身体の回復力そのものが低下してしまいます。「鍼を打っても反応が出にくいな」と感じるとき、生活の根本に目を向けることが大切です。
「本当に効くのかな」という疑問は誰でも持って当然です。ただ、身体と心はつながっています。「試してみよう」という気持ちで来られる方と、「どうせ効かないだろう」と思いながら来られる方では、自律神経の状態からして違います。
これは決して「信じれば治る」という精神論ではありません。気持ちが緊張を和らげ、その結果として身体の反応が変わるという、東洋医学・西洋医学両方から見ても合理的な話です。
急性症状、つまり比較的最近起きた不調は、変化が出やすい傾向があります。一方で、10年以上続いているような慢性症状は、時間をかけて積み重なった状態ですから、改善にも時間がかかることがあります。
ただし、慢性症状だから「効かない」ということは絶対にありません。長年の腰痛や不妊でも、根本から整えることで変化を感じていただいている方がたくさんいらっしゃいます。
「以前に鍼灸を受けたけど効果がなかった」という方もいらっしゃいます。その場合、いくつかの可能性が考えられます。
鍼灸は1回受けただけで完結するものではありません。身体の状態に合わせた適切な間隔と回数が必要です。最初の数回は身体が変化に慣れている段階で、多くの方が4〜6回目あたりから「あ、変わってきた」と感じ始めます。
1〜2回受けて「効かなかった」と判断するのは少し早いかもしれません。もちろん、1回目から大きな変化を感じる方もいますし、個人差はあります。
施術で気血の流れを整えても、毎日の生活習慣が乱れていると、整えた状態が維持されにくくなります。夜更かし、食生活の乱れ、慢性的なストレスが重なっているときは、施術の変化が出るまでに時間がかかることがあります。
「鍼灸に通いながら生活も少し整えていきましょう」という提案をよくさせていただくのは、そのためです。
糖尿病や免疫疾患などの基礎疾患がある場合、また複数の薬を長期服用している場合は、身体の反応が出にくいことがあります。これは施術の問題というより、身体の現状として理解しておいていただきたいことです。
このような方の場合でも、まったく変化がないというわけではありません。より丁寧な検査と段階的なアプローチで対応することができます。
「自分は効きやすいのかどうか、どうすればわかるのか」と思われた方へ。当院では初回に唾液アミラーゼストレス検査と、東洋医学に基づく気診検査を行っています。数値やデータをもとに、今の身体の状態をわかりやすくお伝えします。
「自分の身体が今どういう状態にあるか」が分かるだけでも、多くの方が「そういうことか」とスッキリされます。検査をして初めて「こんなにストレスが溜まっていたとは」と気づかれる方も少なくありません。
大事なことをもう一度お伝えします。「効きやすい体質か効きにくい体質か」は固定されたものではありません。食事・睡眠・ストレスのバランスを整え、前向きな気持ちで施術に臨む。それだけで身体の反応は変わってきます。
「今の自分の状態ではどうか」を一緒に確認しながら進めていくのが、当院のスタイルです。一人ひとり違う身体に向き合い、17万人の臨床データをもとに最適なアプローチをご提案しています。
鍼灸を初めて受ける前に、以下のような点を自分自身で振り返ってみてください。
これらを把握したうえで来院していただけると、初回のカウンセリングがよりスムーズに、より深く進みます。初回は問診と検査に時間をかけますので、遠慮なく何でもお話しください。
もし過去に鍼灸を試して「効果がなかった」と感じた経験があるなら、その理由はひとつではないかもしれません。施術の方法が合っていなかったこともあれば、そのときの身体の状態が整っていなかったこともあります。
鍼灸はやり方も多様です。中国式の刺激の強いものもあれば、子どもでも受けられるほど優しい刺激のものもあります。当院が行っているのは、後者の「優しいツボ施術」です。「痛そうで怖い」と感じている方にも、安心して受けていただいています。
「あのとき合わなかったから、どこも一緒だろう」と思わずに、ぜひ一度お話しを聞かせていただければと思います。
30年、17万人の施術のなかで私が感じてきたのは、「治ろうとする力は誰の中にもある」ということです。その力を引き出すのが、鍼灸という施術の本質だと考えています。
「効きやすいかどうか」を気にするより、「今の自分の身体にどんなケアが必要か」を一緒に考えませんか。検査の数値が出れば、身体が今どういう状態にあるかが客観的にわかります。そこから始めることができます。
ひとりで悩まないでください。「自分には無理かもしれない」と思っている方ほど、ぜひ一度声をかけてほしいと思っています。あなたの身体のこと、一緒に向き合わせてください。