耳鳴り

耳鳴りの症例報告

耳鳴りとは

耳鳴りとは、周囲に実際の音源がないにもかかわらず、耳の中や頭の中で音が聞こえる現象です。「キーン」「ピー」といった高い音や、「ゴー」「ザー」といった低い音など、様々な音として感じられます。

医学的には「耳鳴（じめい）」と呼ばれ、本人にしか聞こえない「自覚的耳鳴り」と、血流音など実際に体内で発生している音で他人にも聞こえる可能性がある「他覚的耳鳴り」の2種類があります。耳鳴りは病気そのものではなく、何らかの原因によって引き起こされる症状です。

厚生労働省の調査によると、日本人の約10～15%が耳鳴りを経験していると言われています。これは日本の人口から計算すると、約1,200万～1,800万人が耳鳴りに悩まされていることになります。

年齢別に見ると、30歳未満では11.2%、30歳代では15.0%、40歳代では17.7%、50歳以上では16.2%の方が耳鳴りを自覚しているというデータがあります。また、難聴を伴う場合が多く、感音難聴の患者の約76.3%、伝音難聴の患者の約39.1%に耳鳴りが合併するという報告もあります。

耳鳴りを放置すると、症状が慢性化・悪化し、日常生活の質が著しく低下する恐れがあります。初期は一時的な不調として現れますが、長期間続くと睡眠障害や集中力低下、疲労感の蓄積につながります。特に夜間の静かな環境で耳鳴りが強く感じられると、入眠困難や中途覚醒の原因となり、慢性的な睡眠不足を招きます。

さらに、耳鳴りが突発性難聴やメニエール病などの初期症状である場合、適切な治療の機会を逃すと、難聴が進行して回復が難しくなる可能性があります。特に片耳の突然の耳鳴りと難聴は、1週間以内の治療開始が重要とされており、放置すると永続的な聴力障害のリスクが高まります。

社会的にも、コミュニケーション障害や仕事の生産性低下、社会的孤立などの問題を引き起こし、生活の質全体が低下する可能性があります。耳鳴りは早期に適切な対処をすることが重要です。

耳鳴りの原因

開院以来、当院には耳鳴りでお困りの方が多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、耳鳴りの原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

次のようなものが耳鳴りの原因として挙げられます。

耳鳴りはこれらの複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

当院にも耳鳴りでお困りの方が多く来院されますが、病院で検査を受けても「異常なし」と言われてしまうケースは少なくありません。だからこそ、根本改善のためには、内耳や三半規管の機能、自律神経のバランス、首まわりの血流障害、脳の興奮状態など、身体全体を丁寧にみていく検査が重要になります。、身体全体を丁寧にみていく検査が重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

耳鳴りでお悩みなら、充実した検査と豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

耳鳴りの場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

症状を一時的に緩和する効果はありますが、根本的な原因の解決にはならないことが多いです。また、長期使用による副作用のリスクがあり、特に抗不安薬は依存性や眠気、集中力低下などの問題を引き起こす可能性があります

音響療法やTRT療法

果が現れるまでに時間がかかり、継続的な実施が必要です。専用の機器（サウンドジェネレーターなど）は高額で、10万円前後するものもあり、経済的負担が大きいという問題があります。

また、機器を長時間装着することによる不快感や皮膚刺激を伴うこともあります。

補聴器

機器の購入費用が高額であることや、装着の違和感、音質の違いに慣れるまでに時間がかかるなどの問題があります。また、すべての種類の耳鳴りに効果があるわけではなく、難聴を伴う場合に限られることが多いです。

リラクゼーション法

効果を実感するまでに時間がかかり、忙しい現代社会では継続することが難しい場合があります。また、重度の耳鳴りには効果が限定的であることも少なくありません。

耳鳴りを改善するために

耳鳴りを改善するためには、まずその原因を丁寧に分析することが何より大切です。単なる心理的ストレスにとどまらず、内耳や蝸牛神経の血流不足、首や顎まわりの筋緊張、脳の興奮状態、自律神経の乱れ、生活リズムの乱れ、ホルモンバランスの変化、慢性的な不安感など、さまざまな要因が関係しているケースが多く見受けられます。

だからこそ、耳鳴りの根本改善を目指すには、原因を正しく見極めることが欠かせません。的外れな対処を続けていても、症状の改善は難しいのです。

当院では、耳鳴りの原因を 内因性ストレス・外因性ストレス・その他のストレス の観点から多角的に分析します。

内因性ストレス（喜・怒・憂・思・悲・恐・驚といった感情の影響）、外因性ストレス（気候や環境要因）、さらには暴飲暴食や過労などの生活習慣も考慮し、根本的な改善を目指します。

過去の改善事例と照らし合わせながら、一人ひとりに最適な施術プランをご提案し、最短での回復をサポートします。

当院の特徴

当院では 国家資格を持つ鍼灸師が施術を担当し、専門的な知識と技術で患者様の症状に向き合います。施術は優しいツボ治療 を中心に行い、身体への負担を最小限に抑えながら、自然な回復を促します。

また、無理に強い刺激を与えずに効果を引き出す施術を大切にしており、鍼が初めての方や刺激が苦手な方にも安心して受けていただけます。

症状の根本原因を見極め、適切な施術を行うことで、身体のバランスを整え、不調の改善を目指します。

当院で耳鳴りが改善する理由

30年で17万人以上の施術実績が、その効果を裏付けています。

耳鳴りの多くは、身体的・精神的・社会的・化学的など、さまざまなストレスが関係しています。

当院では、寿楽堂独自の気診を用いた鍼灸整体施術により、こころと身体の両面を施術し、症状の根本改善を目指します。

耳鳴りのQ＆A

耳鳴りは自然に治りますか？

一時的な耳鳴りは自然に治ることもありますが、長期間続く慢性的な耳鳴りは自然治癒が難しいことが多いです。

当院では東洋医学の知恵を活かした「気診」による検査で原因を特定し、鍼灸気功整体を統合した施術で自律神経のバランスを整えます。薬に頼らない自然な回復力を引き出す治療を心がけています。

耳鳴りの人がやってはいけないことは？

大音量の音楽を聴くこと、過度のカフェインやアルコールの摂取、喫煙、ストレスの蓄積は避けるべきです。また、耳鳴りを過度に気にすることも症状を悪化させる要因となります。

耳鳴りと難聴の関係はありますか？

深い関係があります。耳鳴りを訴える患者さんの約90%に何らかの難聴が認められるという報告があります。特に加齢性難聴や騒音性難聴では、内耳の有毛細胞の損傷により聴覚信号が減少し、脳がその欠落を補おうとして耳鳴りが生じると考えられています。

耳鳴りを悪化させる食べ物や飲み物はありますか？

カフェイン（コーヒー、紅茶、緑茶など）、アルコール、塩分の多い食品、MSG（グルタミン酸ナトリウム）を多く含む加工食品などは、耳鳴りを悪化させる可能性があります。これらは血管を収縮させたり拡張させたりして血流に影響を与えるためです

耳鳴りが突然大きくなった場合、緊急性はありますか？

片耳の耳鳴りが突然大きくなり、同時に聞こえにくさやめまいを伴う場合は、突発性難聴の可能性があり、48時間以内の治療開始が望ましいです。

また、頭痛や視力障害、意識障害などを伴う場合は、脳血管障害の可能性もあるため、すぐに医療機関を受診してください。当院では緊急性の判断も含め、適切な医療機関への紹介を行っています。安心してご相談ください。

耳鳴りが改善せずに悩んでいた皆さまも、当院で鍼灸気功整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、耳鳴りの方に対し、全身のバランスを整える施術を行い、日常生活の質の向上をサポートしています。鍼灸整体の施術により、身体の巡りを整え、自然な回復を促すことで、痛みの軽減を目指します。

耳鳴りでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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