
院長:泉お気軽にご相談ください!

仕事の連絡、SNS、動画、調べものなどでスマホを見る時間が増え、「スマホを見過ぎて頭痛がする」と感じていませんか。
首や肩もガチガチで、目の奥まで重くなる。夕方になると頭が締め付けられるように痛み、帰宅しても気分が晴れないという方は少なくありません。
スマホを見ているだけのはずなのに、なぜ頭痛が起きるのでしょうか。
この記事では、スマホの見過ぎによる頭痛で悩む方へ向けて、考えられる原因とセルフケア、早めに医療機関へ相談したい症状、当院が大切にしている身体の見方をお伝えします。
院長:泉頭痛は我慢を重ねるほど生活の質を下げるため、首肩や目だけでなく睡眠やストレスも一緒に見直していきましょう

スマホを見た後に出る頭痛は、単に画面の光だけが原因ではありません。画面を近くで見続ける目の負担、下を向く姿勢、首肩の筋肉の緊張、睡眠リズムの乱れなどが重なって起こることが多いです。
「スマホ頭痛」は正式な病名ではありませんが、スマホの長時間使用に関連して現れる頭痛を分かりやすく表した言葉として使われています。
特に、デスクワークでパソコンを使い、移動中もスマホを見て、寝る直前まで動画やSNSを確認する生活では、目と首が休む時間を作りにくくなります。
頭痛が起きるたびに痛み止めでしのいでいると、「自分は頭痛持ちだから仕方ない」と考えてしまうかもしれません。
しかし、日常の姿勢や使い方を変えることで、頭痛が起こりにくい状態を目指せる場合もあります。
スマホはパソコンより画面が小さく、目との距離が近くなりやすい機器です。小さな文字や画像を集中して見続けると、ピントを合わせる目の筋肉が緊張し続けます。
集中しているときは、まばたきの回数も減りがちです。目が乾きやすくなり、かすみ、しょぼしょぼ感、目の奥の痛みへつながることがあります。
眼精疲労が進むと、目だけの問題では終わりません。額、こめかみ、後頭部の筋肉にも力が入り、頭全体が重く感じることがあります。
目の奥がズーンと重い、夕方になると文字が見えづらい、目を閉じても疲れが抜けないという場合は、目の使い過ぎが頭痛に関わっているかもしれません。
スマホを見るとき、多くの人は無意識に頭を前へ出し、首を下に曲げています。頭は思っている以上に重く、首が傾くほど首や肩の筋肉にかかる負担は増えていきます。
その姿勢が何十分、何時間と続けば、後頭部から首、肩甲骨周辺の筋肉はずっと緊張した状態になります。
筋肉の緊張が強くなると、首肩の血流が悪くなり、周囲の神経も刺激されやすくなります。これが、後頭部が重い、頭を締め付けられる、首を動かすと頭まで痛いといった症状につながります。
スマホを見る姿勢は、頭痛だけでなく首こりや肩こりの土台になることがあります。
ズキズキと脈打つように痛む、光や音がつらい、吐き気がするという頭痛は、片頭痛の特徴に近いことがあります。
片頭痛がある方では、画面の明るさ、ちらつき、強い光、睡眠不足、精神的な緊張から解放された休日など、さまざまな刺激が発作のきっかけになる場合があります。
スマホを見ていることだけが片頭痛の原因とは限りません。ただし、すでに片頭痛の傾向がある方にとって、長時間の画面注視や夜間の使用は悪化要因になり得ます。
そのため、首肩を温めれば必ず良くなる緊張型の頭痛と、冷やして静かな場所で休むほうが落ち着きやすい片頭痛を、同じ方法で対処しないことも大切です。

頭痛にはいくつかの種類があります。スマホを使った後に痛むからといって、すべてが同じ頭痛ではありません。痛み方や一緒に出る症状を観察すると、セルフケアの方向性を考えやすくなります。
もちろん、ここでの内容だけで診断はできません。それでも、自分の症状を言葉にできるようになると、医療機関や治療院で相談するときにも役立ちます。
「どこが痛いか」「どんな痛みか」「いつ痛むか」「何をすると悪化するか」を、少し意識してみてください。
| 頭痛の傾向 | 感じやすい症状 | スマホとの関わり方 |
|---|---|---|
| 緊張型頭痛 | 頭全体の圧迫感、後頭部の重さ、首肩こり | うつむき姿勢や長時間の同じ姿勢で起こりやすい |
| 片頭痛 | こめかみのズキズキ、吐き気、光や音がつらい | 画面の光、睡眠不足、疲労、ストレスなどが誘因になることがある |
| 眼精疲労に伴う頭痛 | 目の奥の痛み、かすみ、乾き、額の重さ | 近い距離で画面を見続けることで負担が増えやすい |
頭にヘルメットをかぶっているような圧迫感があり、首肩のこりも強い場合は、緊張型頭痛の傾向が考えられます。
このタイプでは、スマホを見下ろす姿勢や、長時間同じ姿勢で作業することが大きく関係します。
朝は大丈夫でも、仕事や勉強が終わる夕方に頭が重くなる。首を回すとつっぱる。肩を押すと強く張っている。このような状態なら、筋肉の疲労が積み重なっている可能性があります。
気を張っているときほど、肩をすくめ、あごを前へ出し、呼吸も浅くなりやすいものです。身体は正直です。
片側または両側のこめかみ付近がズキズキする、動くと痛みが増す、吐き気がある、明るい画面を見るのがつらいという場合は、片頭痛の可能性も考えます。
片頭痛が起きているときに、無理に首肩を強くもんだり、熱いお風呂に長く入ったりすると、かえってつらくなることもあります。
そのようなときは、画面から離れ、照明を落とした静かな場所で休み、こめかみや首元を心地よい程度に冷やすほうが楽な場合があります。
痛み方によって、楽になりやすいケアは異なります。
スマホを使った後に目がかすむ、ピントが合いづらい、充血する、乾く、目の奥が強く痛いという場合は、目そのものの負担も見逃せません。
度が合わない眼鏡やコンタクトレンズ、ドライアイ、老眼の始まりなどが隠れていることもあります。
「首をほぐしても頭痛が変わらない」「目の痛みや見え方の違和感が強い」というときは、眼科で相談することも大切です。

頭痛が出ているときは、気合いでスマホを見続けないことが第一です。返信しなければならない連絡や仕事があるかもしれませんが、痛みを我慢して画面を見続けるほど、回復までに時間がかかることがあります。
数分でも画面から離れ、目と首の緊張をほどく時間を作ってみてください。大切なのは、痛みが強くなる前に小さく休む習慣です。
ここでは、忙しい方でも取り入れやすい方法をお伝えします。
頭痛を感じたら、いったんスマホを伏せましょう。通知が気になる場合は、おやすみモードや集中モードを活用するのも一つの方法です。
窓の外や部屋の奥など、遠くを見る時間を作ってください。近くにピントを合わせ続けた目の筋肉をゆるめるきっかけになります。
目を閉じて、まぶたの上に手のひらをそっと当てるだけでも構いません。強く押さえず、暗さと温かさを感じながら呼吸を整えます。
スマホを持ったまま休憩しても、脳と目は十分に休まりません。休憩中だけは、画面を見ないことを意識しましょう。
緊張型頭痛の傾向がある場合は、首肩をやさしく動かして筋肉の緊張をゆるめます。痛みが強いときに勢いよく回したり、反動をつけたりする必要はありません。
背筋を少し整え、肩を耳に近づけるようにゆっくり上げます。そのまま息を吐きながら、肩の力をストンと抜いてください。
次に、肩甲骨を背中の中央へ寄せるイメージで、肩を後ろへゆっくり回します。呼吸を止めず、痛みが出ない範囲で十分です。
首は大きく回すより、あごを軽く引いた状態で、左右をゆっくり見るほうが負担をかけにくいことがあります。
首肩のこりが強く、頭が重い、締め付けられるように痛い場合は、首の後ろや肩を温めると楽になることがあります。
蒸しタオルを首の後ろに当てたり、ぬるめのお風呂にゆっくり入ったりするのもよいでしょう。ただし、入浴で痛みが強くなる場合は無理をしないでください。
一方、ズキズキした痛み、吐き気、光へのつらさがある場合は、静かな場所で休み、こめかみや首元を冷やすほうが合うことがあります。
身体の反応は人によって異なります。「温めたら楽か」「冷やしたら楽か」を確かめながら、自分に合う方法を見つけていきましょう。
仕事や動画に集中していると、水分を取ることや食事の時間を忘れてしまうことがあります。脱水や空腹も、頭痛を悪化させる一因になります。
コーヒーやエナジードリンクだけで乗り切ろうとすると、身体が余計に緊張したり、睡眠に影響したりすることもあります。
常温の水や白湯を少しずつ飲み、食事を抜かないことも、頭痛を繰り返さないための基本です。
スマホを使わない生活は現実的ではありません。だからこそ、完全にやめるよりも、身体に負担をかけにくい使い方へ変えていくことが大切です。
頭痛がある方ほど、「気づいたら何時間も見ていた」という状態を避ける工夫が必要です。意志だけに頼らず、環境や設定を味方につけましょう。
少しの調整でも、毎日続ければ首、肩、目への負担は変わってきます。
スマホを胸やお腹の位置で持つと、どうしても首が深く下を向きます。腕が疲れない範囲で、画面を目線に近づける意識を持ってください。
首だけを前へ突き出すのではなく、あごを軽く引き、背中から頭までをなるべくまっすぐ保つイメージです。
電車やソファで見るときも、背中が丸まり続けないように、背もたれやクッションを上手に使うと楽になります。
一度に完璧な姿勢を作ろうとしなくて大丈夫です。「画面の高さを少し上げる」だけでも、首の負担は変わります。
スマホは顔に近づけすぎず、見やすい距離を保ちます。文字が小さいままだと、無意識に顔を近づけ、目も首も緊張しやすくなります。
文字サイズを一段階上げるだけで、画面をのぞき込む姿勢を減らせることがあります。
明るすぎる画面も、暗すぎる画面も目には負担です。周囲の明るさに合わせて、画面の明るさを調整してください。
夜はナイトモードなどを使い、寝る直前の強い光を避けることも、睡眠の質を守るために役立ちます。
頭痛対策で最も大切なのは、つらくなってから長く休むより、つらくなる前に短く休むことです。
連続して画面を見続ける時間を区切り、意識的に目と首を休ませることを習慣にしてみてください。
目安としては、20分ほど画面を見たら20秒程度遠くを見る方法があります。仕事や勉強では、1時間を超えて同じ画面作業を続けないようにし、次の作業までに画面から離れる時間を作る考え方も大切です。
アラームやスマートウォッチの通知を使うと、休憩を忘れにくくなります。休憩時間にSNSを見るのではなく、立ち上がる、水を飲む、窓の外を見るなど、画面と姿勢の両方を変えてください。
寝る前にスマホを見る時間は、つい長くなりがちです。「少しだけ」のつもりが、気づけば1時間経っていた経験はありませんか。
就寝前まで情報を見続けると、脳が休息モードへ切り替わりにくくなり、眠りが浅くなることがあります。睡眠不足は、目の疲れ、首肩のこり、片頭痛の悪化にも関わります。
就寝の1時間前を目安に、スマホをベッドから離れた場所へ置いてみましょう。充電場所を変えるだけでも、寝ながら画面を見る習慣を減らしやすくなります。
寝る前は、軽いストレッチ、入浴、読書、ゆっくりした音楽など、目と脳を休ませる時間に置き換えるのがおすすめです。
東洋医学では、頭痛を痛む場所だけの問題として捉えません。首肩の緊張、目の疲れ、睡眠、胃腸の状態、ストレス、冷え、月経周期など、全身のバランスを見ながら考えます。
同じようにスマホを使っていても、頭痛が出る人と出ない人がいるのは、日々の疲労のたまり方や回復力、生活リズムにも違いがあるからです。
当院では、症状が出ている部分だけを追うのではなく、「なぜ今その頭痛が起きやすくなっているのか」を一緒に確認することを大切にしています。
スマホは便利ですが、常に連絡や情報に触れられる環境でもあります。返信を急ぐ、ニュースを追う、SNSを見て気持ちが揺れる。このような状態が続くと、心は休まりにくくなります。
精神的な緊張は、身体の緊張として現れます。呼吸が浅くなり、無意識に歯を食いしばり、肩が上がり、首が固くなることもあります。
すると、スマホを見る姿勢による負担にストレスが重なり、頭痛が起きやすい状態が作られていきます。
「スマホを見ている時間」だけでなく、「何を見た後に頭痛が出やすいか」も振り返ってみると、意外なヒントが見つかるかもしれません。
忙しいと食事の時間が不規則になり、夜遅くまで画面を見て、睡眠時間を削ってしまうことがあります。
東洋医学では、食べたものからエネルギーを作り、全身へ巡らせる働きや、十分な休息によって身体を回復させることを大切に考えます。
胃腸が疲れ、眠りが浅く、疲労を回復できない日々が続けば、首肩のこりも頭痛も繰り返しやすくなります。
頭痛を改善したいなら、首をほぐすことだけでなく、食事、睡眠、呼吸、休息の取り方まで見直す必要があります。
私は鍼灸師の父のもとで育ち、幼い頃から東洋医学が身近にありました。自分自身も長年アトピー性皮膚炎と向き合う中で、症状が出ている場所だけを見るのではなく、身体の内側の状態を整える大切さを感じてきました。
また、野球を続けてきた経験からも、身体は一部分だけで成り立っているわけではないと実感しています。姿勢、呼吸、睡眠、気持ちの状態が変わると、動きやすさも回復のしやすさも変わります。
スマホによる頭痛も同じです。目、首、肩への負担を確認しながら、自律神経や生活習慣を含めて身体全体を整えていくことが大切だと考えています。

スマホを見た後に頭痛が出ると、「使い過ぎだろう」と思いやすいです。しかし、すべての頭痛をスマホのせいにして自己判断するのは危険です。
特に、今まで経験したことのない強い頭痛や、急に起きた激しい痛みには注意が必要です。頭痛の背景に、早く対応が必要な病気が隠れていることもあります。
以下のような症状がある場合は、セルフケアや整体だけで様子を見ず、早めに医療機関へ相談してください。
頭痛が何日も続く、以前より頻度や強さが増えている、仕事や家事に支障が出ている場合も、脳神経内科や頭痛外来などで相談することをおすすめします。
目の痛みや視力の変化が中心なら眼科、首の強い痛みやしびれを伴う場合も医療機関での確認が必要です。
当院では、頭痛があるからといって、首や肩だけを決めつけて施術することはありません。痛みの出方、生活習慣、仕事の姿勢、睡眠、食事、ストレスの状態などを丁寧に伺い、身体全体のバランスを確認します。
鍼灸と整体、カイロプラクティックの考え方を組み合わせながら、その方の状態に合わせた身体への負担が少ない施術を大切にしています。
同じ「スマホを見た後の頭痛」でも、首肩の緊張が強い方、目の疲れが中心の方、眠りの浅さや自律神経の乱れが重なっている方では、必要な対応が異なります。
だからこそ、症状だけでなく、その症状が起こりやすくなった背景まで一緒に見ていくことが、繰り返しにくい身体づくりにつながると考えています。
一度施術を受ければ、もう頭痛が起きないということではありません。仕事や学校、育児などでスマホやパソコンを使わざるを得ない方も多いからです。
当院では施術に加えて、日常で無理なく続けられる姿勢の工夫、休憩の取り方、首肩のセルフケア、睡眠環境の整え方などもお伝えします。
あなたの生活に合わない理想論ではなく、続けられる方法を一緒に考えることを大切にしています。
頭痛が続くと、仕事に集中できず、家族や友人との時間も楽しみにくくなります。「また痛くなるかも」と不安になり、スマホを見ること自体が怖くなる方もいます。
本来、スマホは生活を便利にしてくれる道具です。その道具によって身体がつらくなり続けるなら、使い方と身体の状態を一度見直す価値があります。
頭痛を我慢する毎日から少しずつ離れ、仕事も趣味も、人との時間も、もっと楽に過ごせる身体を目指していきましょう。
スマホを見た後に頭痛がするのは、目、首、肩、睡眠、ストレスなどに負担が積み重なっているサインかもしれません。
まずは画面から目を離し、首を下げすぎない姿勢を意識し、こまめに休憩を取るところから始めてみてください。
それでも頭痛を繰り返す場合や、痛みが強い場合、吐き気やしびれなどの症状がある場合は、我慢を続けず医療機関へ相談しましょう。
そして、検査で大きな問題がないのに首肩のこり、目の疲れ、睡眠の浅さ、自律神経の乱れが重なってつらい方は、身体全体のバランスを整える視点も大切です。
私は、症状を一時的に抑えるだけでなく、頭痛に振り回されず、あなたらしい毎日を過ごせる身体づくりを一緒に目指したいと考えています。
一人で悩み続けず、いつでもお気軽にご相談ください。