
院長:泉お気軽にご相談ください!

今日は肩の痛みでお悩みの方からよくいただくご相談についてお話ししたいと思います。
病院やリハビリに通っても、なかなかインピンジメント症候群の痛みが引かないという方は少なくありません。実はその背景には、肩そのものだけを見ていては気づけない原因が隠れていることが多いんです。
院長:泉肩だけを診ていても、なかなか改善しないケースを本当に多く見てきました。今日はその理由を、できるだけわかりやすくお伝えしていきますね
私自身、小学生から高校まで野球を続けてきたので、肩や腕の使い方が原因で痛みが出る感覚は人並み以上に理解しているつもりです。だからこそ、単純に「肩を休めれば治る」という話では済まないことも、身をもって知っています。
今回は、なぜ一般的な治療だけでは改善しづらいのか、そしてどこに目を向ければ回復への道が見えてくるのかを、できるだけ丁寧にお話ししていきますので、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

肩の痛みというと、多くの方は「肩そのものが悪い」と考えてしまいがちです。ですが実際の臨床の現場では、痛みのある側の肩だけを施術しても症状が変わらないケースを数え切れないほど経験してきました。ここでは、その裏側にある身体の仕組みについて解説していきます。
肩を上げる動作というのは、実は肩関節だけで完結しているわけではありません。体幹や反対側の筋肉のバランスが崩れると、痛みのある肩に余計な負担がかかりやすくなります。
特に、痛くない側の背中や腰回りの筋肉がガチガチに緊張していると、身体全体の動きのバランスが崩れてしまい、結果的に痛みのある肩の動きにも制限がかかってしまうことがあるんです。これは施術の現場でも本当によく見られる現象で、痛い場所だけを診ていても本当の原因には届かないということを物語っています。
皆さんも「痛いのは右肩なのに、なぜか左側の背中も張っている」というような感覚を覚えたことはありませんか。それは決して気のせいではなく、身体が全体としてバランスを取ろうとしている証拠なんです。
もうひとつ大切な視点が、自律神経の状態です。ストレスや疲労が積み重なると、交感神経が優位になり、筋肉が常に緊張しやすい状態になってしまいます。
この状態が続くと、せっかく受けた治療の効果が定着しにくくなってしまうんですね。夜になると肩の痛みが強くなって眠りが浅くなる、という方が多いのも、実は自律神経の乱れが関係していることが少なくありません。
病院での治療は、痛みの急性期にはとても大切な役割を持っています。ただ、痛みが慢性化してからも同じアプローチを続けていると、なかなか変化を感じられないという声をよく耳にします。ここでは、視点の違いについて整理してみたいと思います。
下の表に、それぞれのアプローチの違いをまとめてみました。どちらが正しいというわけではなく、視点が異なるということを知っていただけたらと思います。
| アプローチ | 主な視点 | 得意なこと |
|---|---|---|
| 病院での治療 | 肩関節そのものの炎症や損傷 | 急性期の炎症コントロール、画像診断 |
| 鍼灸整体でのアプローチ | 体幹バランス・自律神経・生活習慣 | 慢性化した痛みの根本改善、再発予防 |
私自身、神奈川県の整体院で解剖学や神経学に基づいた西洋医学的な評価を学んできました。だからこそ感じるのは、両方の視点をあわせて見ていくことが、慢性的な痛みの改善には欠かせないということです。

ここで少し、実際にどのような症状が出やすいのかを整理してみます。以下のような項目に当てはまる方は、身体全体からのアプローチを考えるタイミングかもしれません。
いくつも当てはまるという方は、肩だけの問題ではなく、身体全体のバランスや自律神経の状態が関係している可能性が高いと考えられます。
施術と並行して、ご自宅でできるケアも大切です。ここでは無理なく続けられる方法を2つご紹介します。
痛みのない側の背中や体側を軽く伸ばすストレッチは、体幹全体のバランスを整えるのに役立ちます。痛みが強く出ない範囲で、ゆっくりと呼吸を合わせながら行ってみてください。
自律神経を整えるためには、寝る前に少しだけスマートフォンから離れて、深呼吸をする時間を作ることもおすすめです。小さな習慣ですが、続けることで体の緊張が和らいでいくのを感じられると思います。
ここまでお話ししてきたように、肩の痛みが長引く背景には、肩そのものだけでなく、体幹のバランスや自律神経の状態が関係していることが少なくありません。私自身、幼い頃からアトピー性皮膚炎と向き合ってきた経験から、外側だけのアプローチには限界があることを痛感してきました。
だからこそ、鍼灸と整体を組み合わせ、身体全体を見ながら根本的な改善を目指すことを大切にしています。「病院に通ってもなかなか良くならない」と感じている方は、決してあなただけではありません。原因が見つかっていないだけかもしれないんです。
つらい痛みを一人で抱え込まず、ぜひ一度お身体の状態を確認しにいらしてください。私たちは、あなたが治ることをあきらめません。一緒に、痛みのない毎日を目指していきましょう。