不安症の症例報告

不安症の鍼灸整体｜富山寿楽堂鍼灸院・整体院

不安症とは

不安症とは、日常生活の中で感じる不安や恐怖の感情が過剰になり、その状態が長期間（成人では6ヶ月以上）続くことで、社会生活や日常生活に支障をきたす精神疾患です。

単なる「心配性」や「神経質」とは異なり、自分の意志ではコントロールできないほどの強い不安に襲われ、それによって様々な精神的・身体的症状が現れます。不安症は以前は「不安神経症」とも呼ばれていましたが、現在の医学では「不安障害」という診断名が一般的に使用されています。

厚生労働省の令和4年の調査によると、精神疾患を有する総患者数は約419.3万人で、そのうち不安障害を含む精神疾患の外来患者数は約389.1万人とされています。

不安障害は精神疾患の中でも特に患者数が多く、日本人の約15人に1人が何らかの不安障害を経験していると推定されています。また、近年では外来患者数が増加傾向にあり、過去15年間で約223.9万人から389.1万人へと約165万人増加しています。

不安症を放置すると、症状が徐々に悪化し、日常生活に大きな支障をきたすようになります。初期段階では一時的な不安感や緊張だけでしたが、次第に外出や人との交流を避けるようになり、社会的な孤立を招くことがあります。

また、不安から逃れるためにアルコールや薬物に依存するリスクも高まります。長期間放置すると、うつ病などの別の精神疾患を併発することも多く、最悪の場合は自殺念慮が生じることもあります。

さらに、慢性的なストレスによる身体への影響も無視できず、免疫機能の低下や胃腸障害、高血圧などの身体疾患のリスクも高まります。早期に適切な治療を受けることで、こうした悪循環を断ち切ることが可能です。

不安症の原因

開院以来、当院には不安症でお困りの方が多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、不安症の原因はひとつではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

次のようなものが不安症の原因として挙げられます。

不安症はこれらの複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

当院にも不安症でお困りの方が数多く来院されますが、検査をしても身体に明確な異常が見つからないことも少なくありません。だからこそ、根本改善を目指すには、こころと身体の両面から丁寧に状態を見極める検査が重要です。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

不安症でお悩みなら、充実した検査と豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

医療機関とはここが違います

不安症の場合、医療機関では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

薬物療法は即効性がある一方で、副作用のリスクがあります。特にベンゾジアゼピン系薬剤は依存性があり、長期使用は避けるべきとされています。また、SSRIなどの抗うつ薬は効果が現れるまでに数週間かかることが多く、初期段階では不安症状が一時的に悪化することもあります。

さらに、若年層では希死念慮のリスクが高まる可能性があるため、慎重な経過観察が必要です。薬の減量や中止も数週間から数ヶ月かけて徐々に行わなければ、離脱症状が現れることがあります。

認知行動療法

認知行動療法は効果が高い治療法ですが、効果が現れるまでに時間がかかることが多く、即効性を求める方には物足りなく感じられることがあります。また、治療過程で不安を引き起こす状況に意図的に向き合うため、一時的に不安が強まることもあります。さらに、継続的な通院と自宅でのエクササイズが必要となるため、時間的・経済的な負担が大きくなる可能性があります。

リラクゼーション技法

リラクゼーション技法は副作用がなく安全ですが、単独では重度の不安症に対して十分な効果が得られないことが多いです。また、正しい方法を習得するまでに時間がかかり、効果を実感するためには継続的な練習が必要です。パニック発作などの急性症状には即効性がないため、発作時の対処法としては限界があります。

不安症を改善するために

不安症を改善するためには、まず症状の原因を詳しく分析することが重要です。単なる精神的ストレスの問題だけでなく、様々な要因が大きく関与している場合もあります。

不安症を改善するためには、まずは原因究明が何より重要です。原因を取り違えたまま治療を進めても改善など見込めません。

当院では、不安症の原因を 内因性ストレス・外因性ストレス・その他のストレス の観点から多角的に分析します。

内因性ストレス（喜・怒・憂・思・悲・恐・驚といった感情の影響）、外因性ストレス（気候や環境要因）、さらには暴飲暴食や過労などの生活習慣も考慮し、根本的な改善を目指します。

過去の改善事例と照らし合わせながら、一人ひとりに最適な施術プランをご提案し、最短での回復をサポートします。

当院の特徴

当院では国家資格を持つ鍼灸師が施術を担当し、専門的な知識と技術で患者様の症状に向き合います。施術は 優しいツボ治療を中心に行い、身体への負担を最小限に抑えながら、自然な回復を促します。

また、無理に強い刺激を与えずに効果を引き出す施術を大切にしており、鍼が初めての方や刺激が苦手な方にも安心して受けていただけます。

不安症の根本原因を見極め、適切な施術を行うことで、身体のバランスを整え、不調の改善を目指します。

当院で不安症が改善する理由

30年で17万人以上の施術実績が、その効果を裏付けています。

不安症の多くは、精神的ストレスだけでなく、身体的・社会的・化学的など、さまざまなストレスが関係しています。

当院では、寿楽堂独自の気診を用いた鍼灸整体施術により、こころと身体の両面を施術し、症状の根本改善を目指します。

不安症のQ＆A

不安症は自然に治りますか？

不安症は自然に完全に治ることは稀です。東洋医学では「気の滞り」として捉え、放置すると心身のバランスがさらに崩れる傾向があります。軽度の場合は生活習慣の改善で症状が和らぐこともありますが、多くの場合は専門的なケアが必要です。

不安症の人がやってはいけないことは？

カフェインやアルコールの過剰摂取、不規則な生活習慣は避けるべきです。特に東洋医学では「気血のバランス」を乱す行為として、過度な緊張や疲労、感情の抑圧も良くないとされています。また、不安を感じる状況を過度に避け続けることで、かえって不安が強化されることもあります。

不安症と神経質な性格は違うものですか？

神経質な性格は不安症のリスク要因の一つですが、それだけで不安症になるわけではありません。東洋医学では「気の巡り」が滞ることで症状が現れると考えます。神経質な方でも「気」の流れが良ければ健康に過ごせますし、逆に穏やかな性格の方でも「気滞」が生じれば不安症状が現れることがあります。

当院では性格を否定せず、その方の持つ「気質」を活かしながら、心身のバランスを整える施術を心がけています。

不安症と診断されたら仕事は続けられますか？

多くの方は適切な治療やケアを受けながら、仕事を続けることが可能です。東洋医学では「気」のバランスを整えることで、仕事のパフォーマンスも向上すると考えます。当院に通われる方の中には、鍼灸施術を受けながら、徐々に職場での不安が軽減し、むしろ以前より充実した仕事ぶりを見せる方も少なくありません。必要に応じて職場環境の調整や働き方の工夫も大切ですので、一人で抱え込まず、周囲のサポートを受けることをお勧めします。

不安症と他の精神疾患との違いは？

不安症は将来への過度な心配や恐怖が主な症状であるのに対し、うつ病は持続的な気分の落ち込みや興味の喪失が特徴です。東洋医学では不安症を「気の滞り」、うつ病を「気の沈み」として区別することもあります。ただし、両者は併存することも多く、明確に分けられないケースもあります。当院では西洋医学の診断を参考にしつつも、「気血水」のバランスから個々の状態を細かく見極め、その方に最適な施術を行っています。症状の分類よりも、一人ひとりの全体的な調和を重視するのが東洋医学の特徴です。

不安症が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院で鍼灸気功整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院では、不安症の方に対し、全身のバランスを整える施術を行い、日常生活の質の向上をサポートしています。鍼灸整体の施術により、身体の巡りを整え、自然な回復を促すことで、症状の軽減を目指します。

不安症でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

更年期で気持ちの不安定さも、
通うほどに軽くなりました！

産後の不安症も軽くなり
減薬できました！

---